2022/5/11 更新

日立コンサルティング

100年の歴史を持つ日立グループのコンサルティングファーム。日立グループの社会インフラにおける実績とITによる総合力を強みに、業界の垣根を超えた協創の先導、具現化、定着を推進している

私の視点が上がった瞬間

姿勢に迷う受け身の仕事から
独自の価値発揮を追求するように

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グローバル・ビジネスコンサルティング事業部
産業DXコンサルティング本部 コンサルタント
多久島 啓樹

早稲田大学法学部を卒業後、2018年4月に株式会社日立コンサルティングに入社。業務改革におけるシステム導入やITセキュリティー監査といったプロジェクトを経て、現在は半導体工場のスマートファクトリー化に従事している

自分のためではなく人のために頑張れるタイプ。学生時代は大学寮長として寮生のために働いたり、留学経験を他の学生に伝える活動をするなど、誰かの役に立ちたいと精力的に挑戦していた私にとって、コンサルタントはまさに適職。数あるコンサルティングファームの中でも、少数精鋭で一人一人の裁量が大きい上に、実装フェーズは日立製作所をはじめ他の日立グループ企業で担うことができるため、上流フェーズでのコンサルティングに特化できる日立コンサルティングであれば、やりがいを感じながら働けると確信し入社を決めました。

入社後は大手自動車メーカーの業務改革のためのシステム導入案件に参加。ついに自分のキャリアがスタートすると意気込んでいた私でしたが、クライアントの課題に自分ごととして向き合い続けるのは想像以上に難しく、時には上司の指示をただ実行するだけの私の姿勢に、クライアントからお叱りの言葉をいただくこともありました。

そんな私の転機は、3年目に参加することとなった大手商社のITセキュリティー監査のプロジェクトです。この案件における私の役割は、クライアント先の社員たちにITセキュリティーの現状に関するアンケートを行い、内容を集計すること。さらなる成長のチャンスを求めて参加しましたが、先輩社員が長く担当していた案件だったためノウハウが確立されており、新メンバーが新たな価値を発揮しづらい状況でした。そこで上司からのアドバイスを受け挑戦したのが、データの集計にとどまらない新たな提案をするということです。まずはクライアントのサービスがどのように運用されているかをヒアリングし、より高い品質を保つ方法の検討からスタートしました。しかし、長年運用されていたフローにゼロから課題を見いだし改善方法を考案することは容易ではありません。その上ITの知識が乏しく自分の考えが正しいのか不安もありましたが、日々の勉強はもちろん、過去に同様のプロジェクトに携わった経験のある社員に提案内容の妥当性を相談するなど積極的に行動。最終的には改善案だけではなく、その後クライアントが継続して運用するために必要な社内会議資料まで事前に作成し、担当者に提案しました。その結果満足値は非常に高く、提案内容の細かい配慮に対してお褒めの言葉をいただきました。この経験を通して感じたのは、自分ならではの価値発揮を意識することがクライアントの高い満足値につながるということ。指示通りにしか動けずクライアントの信頼を失った過去の自分から、一段成長できたと感じた瞬間でした。

周囲のアドバイスを参考に
自分の「好き」を追求することが鍵

現在は、半導体工場のスマートファクトリー化を推進するプロジェクトにPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)として参加しています。このプロジェクトを進める上でのポイントは、段階的にスマート化を進める期間中、日本各地に点在する工場それぞれの注目度を一定に保ち、全員で推進すること。自分ならではの価値をどう発揮できるかを考え、各工場のリーダーと毎日連絡を取り不安を吸い上げ情報を共有したり、各工場長全員にタスクを割り当てたりと、自分なりの施策で全員参加の環境をつくっています。

就職活動時に感じたコンサルタントへの適性は間違いないと、今自信をもって宣言できるのも、就職活動を通して出会った社会人からのアドバイスを素直に受け入れ、かつ自分の興味を追求できたから。学生のみなさんもぜひ、アドバイスをくれる社会人を見つけてください。客観的なアドバイスと、あなたの好きな気持ちが重なる会社こそ、選ぶべき環境だと思いますよ。


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