事業変革、リスク&コンプライアンス、テクノロジーの3分野で企業を支援するKPMGコンサルティング(以下KC)。KCが開催する2週間のインターンシップは、ケーススタディーに終始するだけでなく、現場の第一線で活躍するコンサルタントとの交流の機会が多いことが特徴です。過去開催時には、デジタルトランスフォーメーションなど最新のナレッジに関するワークショップや、多様なバックグラウンドを持つ社員とのディスカッションの他、カジュアルに社員と交流できる場も設け、オン・オフ両面の多彩な接点を用意しています。
コンサルタントとしての知識だけではなく、若手からパートナーまでさまざまな社員の思考や、KCの文化を体感できる企画となっています。インターンシップは、1チーム約5名のグループで実施。少数メンバーで行うケーススタディーを中心としたプログラムです。
まず1日目、2日目には基礎研修を実施。仕事の進め方、コンサルタントの思考やコミュニケーション、スライドライティングや財務分析まで、実際に社員が受けるものと同様の充実した内容となっています。いきなりケーススタディーに突入する形ではなく、基本的なスキルやマインドを身に付け、コンサルタントの仕事の流れを理解した上で、ケーススタディーに取り組んでいただきます。3日目以降に行うケーススタディーでは、企業の課題分析から事業戦略の提案まで、一貫して考えていただきます。進捗や内容に応じて社員からフィードバックを受けながら進めていきます。
KCのインターンシップでは、テーマ設定やアプローチ方法もチームの自主性に任せ、実践に近い形式で進行しています。積極的に実地調査を行うチームもあり、チームごとの個性が出ていました。ケーススタディーを進めていく中で、コンサルタントからは、「なぜ、その施策を実行するのか」「誰のために実行するのか」というような指摘も入りますが、このような質疑応答を反復していく中で、KCのコンサルタントが最も大切にしている「クライアントのために、取るべき最善策を考え抜く」という姿勢を感じていただけると思います。
過去の参加者には、提案した戦略が「絵に描いた餅」で終わらないように、実行・運用段階まで提案に落とし込み、アイデアを具現化するための綿密な思考を繰り返
してもらいました。最終プレゼンテーションではパートナー陣からのフィードバックも。参加した学生からは「ここまで考え抜く必要があると思っていなかった」との
感想も聞かれました。思考の連続に苦しみながらも、コンサルタントとの本気のやり取りを楽しみ、成長を実感できたと思います。インターンシップ全体を通し、プロのコンサルタントに求められるスキルやマインドを身に付けていただくことはもちろん、KCの社風や文化を肌で感じてください。