2020/6/15 更新 入社後に「成長できる環境」をどう見極める? 企画者が教えるインターン活用ポイント

【P&Gジャパン】ITを手法とした課題解決を実務を通して体感する

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入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。

P&Gジャパン

「世界中のお客様の暮らしをよりよいものにする」を企業理念に、世界180カ国の人々に向け、洗剤やシャンプー、化粧品などを届ける日用消費財メーカー

情報戦略本部 アナリティクス・アンド・インサイト ビジネスアナリスト シニアITマネージャー  田中 遥さん
情報戦略本部 アナリティクス・アンド・インサイト
ビジネスアナリスト シニアITマネージャー
田中 遥さん

衣料用洗剤『アリエール』や化粧品『SK-Ⅱ(エスケーツー)』、ヘアケア製品『PANTENE(パンテーン)』などの製品を約48億人に届ける世界最大の消費財メーカーであるP&G。

そんなP&Gのビジネスを支えているのが、IT部門(情報戦略本部)です。IT部門のミッションは、商品を多くの消費者に購入していただくためにITを駆使した解決策を提供すること。当社のインターンシップは、それを実際に体験できる内容です。

インターンシップの期間は15日間。与えられた課題について議論するのではなく、機械学習を用いた売上予測モデルの作成や業務効率改善策の立案など、実際に稼働中、もしくは稼働予定のプロジェクトを社員と共に解決に導くプログラムです。課題抽出とソリューションの土台を作り、中間発表するまでが前半。後半は、社員からのフィードバックをもとに、最適解の立案・提案を行います。課題抽出から解決策の提案までを手掛けるというリアルな業務を体感できることが、このインターンシップの特徴であり、魅力です。

P&GのITの役割を知ることが理想のキャリアにつながる

インターンシップに参加する価値を最大化するには、オーナーシップを持ちながらプロジェクトに取り組むことが大切です。P&Gにおけるオーナーシップとは、課題が何かを明確にし、その解決に向けて主体的に行動できている状態のこと。IT部門においても、システムやツールを作ることではなく、課題解決の方法を考え、実行することが求められるのです。そのためにはまず、何が課題か、何のためのプロジェクトなのかを、周囲の社員や他部署を巻き込みながら把握することが鍵。表面上の課題ではなく本質を捉えることで、ゴールがクリアになり、タスクの優先度や情報選択の精度が上がります。最大の成果を生み出すためには、行動の質を高めることが必要不可欠なのです。自分の能力に固執せず、他人の手を借りることも選択肢の一つ。さらに解決策は必ずしも、最先端技術を駆使した目新しいシステムである必要もありません。最終的なゴールは、プロジェクトの短期的な課題解決ではなく、ビジネスを伸ばすことだからです。

これらは、常に社員が意識していること。自分の行動の結果、ビジネスが軌道に乗り、売り上げが拡大する醍醐味を味わえるのは、自社サービスを展開するP&Gならではです。リアルな業務を通して当社で働く姿をイメージしてください。それはIT部門のミッションや考え方、他部門との働き方、文化・雰囲気、同僚など、多岐にわたり入社後のギャップを減らすことができます。ぜひ、ITを手法にビジネスにインパクトを残す仕事を体験しましょう。

インターン活用ポイント

1.課題解決のための最適なプロセスを理解する

インターンシップ中は常に、学生ではなく一社員として扱います。課題解決のための思考や行動を社員のフィードバックから学べるため、さまざまな社員にヘルプを発信するなどの積極的な行動をおすすめします

2.今後のキャリア選択の視野を広げるために、行動する

ITを用いたビジネスの課題解決という仕事を経験することで、ITという漠然とした概念を、より具体化できます。実際に、過去に参加した先輩たちからも好評。固定観念にとらわれずチャレンジする姿勢が大切です

インターンinfo

インターンシップ専用の内容ではなく、実際のプロジェクトを体験できる15日間のプログラム。社員同様の業務に携わるため、有償となっている。学業や就職活動を優先できるよう、参加日時は学生に合わせ柔軟に対応している点も特徴


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