2022/4/08 更新
先輩社員46人に聞きました!

仕事で視点が上がった瞬間

多様な仕事、働き方の選択肢が存在する今、納得感のある仕事人生を送るためには「やりがい」や「事業への共感」が欠かせない。では、各社で働く先輩社員はどのようにして「共感できる会社」を選び、働く意義を何だと捉え、その場所でどのような成長を遂げているのか。後悔のない職場選びを成功させるためのヒントを探る

デロイト トーマツ アクト

デロイトの一員として、ITシステム導入後の保守・運用サービスを中心に事業を展開。デロイト トーマツ コンサルティングと一体となり、数多くの大手クライアントのDX戦略の実現戦略を手掛ける

私の視点が上がった瞬間

困難を乗り越え自信がついたことで幅広く挑戦しようと思えるように

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DCH ERP Division
デリバリーコンサルタント
鎌部 樹

2019年に大学を卒業後、SAPを中心としたERP(基幹業務システム)の保守・運用を手掛けるエー・フレームに入社。19年秋にエー・フレームがデロイト トーマツ グループとなり、現在はデロイト トーマツ アクトにて活躍中

就職活動では、業界・職種にこだわらず、さまざまな企業を見ていました。正直なところ、具体的にやりたいことが定まっていなかったのですが、定年まで一つの会社で働くのではなく、自分自身の市場価値を高めた上で、将来は転職したり、新しいことにチャレンジしたり、選択肢を広げたいという思いが漠然とあったのです。

エー・フレームに入社したのは、偶然参加した説明会がきっかけでした。当時はIT、ましてSAPの知識はほとんどありませんでしたが、「うちで5~6年働いて力を付けたら、転職でも起業でも、どんな道を選んだって構わない。社員の人生の選択を尊重したい」という思いもよらない代表の言葉に、心を突き動かされたのです。ここなら自分の思いがかなえられると確信しました。

文系の私は完全にゼロからのスタートでしたが、研修や先輩方のサポートもあり、スムーズにプロジェクトに入ることができました。初めに配属されたのは、自動車部品メーカーのシステム保守・運用プロジェクト。システムが稼働してから長い時間が経過していたため、エラーや障害などのトラブルはほぼ発生せず平穏でした。一方で、仕事の成果が目に見えづらく、頑張ったことに対して評価はしていただきましたが、淡々と業務をこなしていた気がします。

そんな時、エー・フレームがデロイト トーマツ コンサルティングの傘下となり、仕事にも大きな変化がありました。入社1年ほどの私が、大手メーカーの大規模プロジェクトへ配属されることに。システムの導入前から参画し、本稼働にも立ち会える。先輩方も携わったことがないほどの大きな仕事に、胸が高鳴りました。

当時クライアントは新製品の発売を控えており、私はそれに伴うシステム側の準備を行っていたのですが、想像以上の目まぐるしさでした。次々と発生するあらゆるエラーに、一つ一つ対処していかなければなりませんでした。そんな中、原因不明のシステム障害が発生したのです。一刻も早く解決する必要がありましたが、なかなか原因が特定できず、約2日間パソコンとにらめっこ。あれこれ手を尽くし、無事に解決できた時は、クライアントからとても感謝され、うれしくなりました。そして何より、経験したことのない困難を乗り越え、自分に自信が持てたことが、非常に大きな収穫だったと思います。クライアントは大手企業なだけに、そこに関わる金額は数十億円規模。システムが安定稼働できていること自体が、私たちの仕事の成果であり、なくてはならない貴い仕事だと肌で感じました。実際にクライアントの新製品が、街で並ぶのを目にした時には、より強く実感しましたね。

自分なりの譲れない軸を持つことが理想の未来を開く鍵となる

このプロジェクトを経て自信がついたこともあり、どんな場所でも通用する人間になりたいという思いがさらに強くなりました。当社では現在担当している保守・運用のスペシャリストの道以外にも、コンサルタントとして導入にチャレンジするなど、さまざまな道が開かれています。将来のあらゆる可能性を視野に入れ、成長し続けたいですね。

こうした今を過ごせているのは、自分なりの軸を持ち、就職活動をしたからだと思います。将来の選択肢を広げられることと、働く環境を重視していましたが、実際に上司や先輩はとても話しやすく、のびのびとスキルアップに集中できています。会社選びに悩んでいる方は、何か一つ譲れない軸を決めて就職活動をしてみてはいかがでしょうか。自分に合った会社に出会えると思います。


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