2022/11/01 更新

SCSK

技術と思いが詰まった
価値あるシステムをお客さまと共に創る

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産業事業グループ
産業ソリューション事業本部
産業ソリューション第三部 第二課
草間唯菜

東京理科大学の理学部数理情報科学科(現・応用数学科)卒。2018年4月に新卒入社し、多様なプロジェクトに参画した後、20年からはリーダーポジションに抜てきされる。22年4月からは、年間数十兆円を超える商取引情報を支え続けるクラウドライフラインである「スマクラ」を扱う部署に異動し、活躍中

成長を加速させる3つの思考法

お客さまと視点を共有するためには細かい工夫も惜しまない

お客さまと同じ目線に立つことが、最適なソリューションを提供する第一歩。話の順序や組み立て、タイミングまで考慮した伝え方を、相手の立場や知識量に応じて変えることで、スムーズに意思疎通ができます

見つけた小さな疑問は全て深掘りしていき自分の学びに変えていく

疑問に感じた点は放置せず、納得するまで調べます。その蓄積は、たとえその場で活かせなかったとしても、学びにつながります。多様な課題への解決策、提示できる選択肢として残り続けます

培ったスキルや知識を掛け合わせていくことでより高い価値を提供する

お客さまの求めるソリューションの規模や課題は、企業ごとに異なります。必要なのは、それぞれに適した解決手法。スキルと知識の相乗効果によって引き出しが増え、提案の幅が格段に広がります

さまざまな業界のお客さまと直接対話をしながらサービスを提供できるSIerに興味を持ったのは、SCSKのインターンシップへの参加がきっかけです。お客さまと一体になり、チームでシステムを創り上げる達成感に魅せられ、入社を決めました。インターンシップでは産休・育休を経て活躍している女性社員とも出会い、長く仕事を続けるイメージができました。
入社後の配属は、不動産業界のお客さま向けにシステム提供を通してDX化を推し進める部署でした。右も左も分からない中、規模感も課題も異なる複数のプロジェクトを現場のメンバーとして経験し、上司のサポートを受けながら業界知識やプログラミングのスキルを磨きました。分からないなりに仮説立てし、上司から都度レビューを受けるのですが、毎度自分にはない視点で解決への道を諭される日々でした。
転機が訪れたのは、入社2年目の後半でチームリーダーに抜てきされたタイミングです。私たちのミッションはシステムを導入する際に、社内の業務フローの変化にまで踏み込んでDX化を実現させること。リーダーとして担当した企業は古いシステムを使用していたため、システムの刷新や機能追加を希望していましたが、同時に、業務フローの変化には二の足を踏んでいました。企業独自の商習慣を理解した上で、最適解を提示する必要がある一筋縄ではいかないプロジェクトでしたし、私自身が未熟だという自覚もあり、不安を感じずにはいられませんでした。
そんな状況下だからこそ、私はささいなことでも学びに変えるべく視野を広く持ち、学びを増やしてスキルに変えていきました。システムを構成するソースコードを隅々まで読み込み、上司にも不明点があれば適宜質問しながらケースごとの対応法や専門知識を積み重ね続けました。すると、とあるタイミングでその蓄積が功を奏し、既存システムの致命的な欠陥となり得る箇所を発見。将来発生してもおかしくなかった不具合を未然に防ぐことができました。「よく気が付いたね」と上司も驚いた様子で声を掛けてくれ、これまでの努力が実ったと感じられました。
一方で、当時参画していたプロジェクトのお客さま側の担当者がIT領域に詳しい方から営業畑出身の方に引き継がれた際は、技術的な話が伝わりづらく、システム要件の確定や業務連携の仕方などの意思疎通に苦労しました。その際に気が付いたことは、ただ技術的な理解を深めればよいのではなく、相手の目線に合わせた伝え方を意識する重要性。専門用語を使わず、伝える順序の工夫、分かりやすい資料の作成・送付など、相手が欲しいものを先回りして想定し、行動を起こしました。結果、「新プロジェクトの立ち上げメンバーには草間さんを入れてほしい」とお客さまから高い評価を頂き、自信がつきました。これも若手でリーダーを担ったからこその経験だと感じます。

培った知見を掛け合わせることで多様な選択肢から解決策を導く

2022年4月には当時の部署から異動し、主に小売り向けに提供しているシステム連携基盤サービス「スマクラ」を扱っています。課題もニーズも不動産業界とは異なりますが、システムの理解を深めることやお客さまと目線を合わせることなど、根本的に大切な点は同じで横展開できると思っています。
今後はビジネスや業務知識をより深いレベルで理解し、得た知識と経験を掛け合わせた上で、企業ごとに異なるあらゆる課題やニーズに応えられる人材になりたいですね。その上でお客さまと一緒に最適なシステムを創り出すことが目標です。絵空事とは思っていません。多種多様な企業の課題解決を担うSCSKであれば、幅広い知識とスキルを得られるはずですから。

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