2022/9/16 更新

東日本高速道路(NEXCO東日本)

公共インフラを通して
人々の日常・生活を支え
新たな価値を提供する

  • 東日本高速道路(NEXCO東日本)
  • キャリア
  • 現場社員
サービスエリア・新事業本部 新事業推進部
ドラぷらイノベーションラボ 推進チーム
石井絢佳

宮城県出身。2015年に東北大学を卒業後、東日本高速道路に入社。用地買収や道路管理、高速道路建設などの部門を経て、21年に高速道路会社初のアクセラレータープログラム『ドラぷらイノベーションラボ』の運営を手掛ける新事業推進部の立ち上げメンバーに抜てき。現在も同事業部にて活躍中

成長を加速させる3つの思考法

小さなことでも影響を与えられると信じ自ら意見を発信する

どんなにささいな仕事でも、高速道路やその先にある人々の生活を支えることにつながります。だからこそ、妥協せずに自身の意見を積極的に発信することが重要。小さな意見でも、大きな影響を与えることもあります

自分にない視点は仲間の考えから積極的に取り入れる

0からサービスを立ち上げる際、サービス内容の起点となったのは若手社員の意見。おのおの異なるバックグラウンドを持つ仲間と協働することで、自分にない新しい視点を吸収でき、良いサービスを創出できます

好奇心を大切により良い未来の社会をイメージする

目の前の業務をただこなすだけでは、良いサービスを生み出すことはできません。高速道路の可能性が無限大であるように、「こんな社会をつくりたい」と未来をイメージして仕事に取り組むことが大切です

人々の生活を支える仕事がしたい。そう考えていた私がNEXCO東日本への入社を強く希望するようになったのは、高校3年次に経験した東日本大震災がきっかけでした。当時、高速道路は甚大な被害を受けましたが、NEXCO東日本は、わずか1日で自衛隊の緊急車両が通行できるまでに高速道路の復旧作業を完了。地震があった翌日には、被災地の人々に食糧や衣料品などの物資を届けることができたのです。ここならば、私の思いを実現できるはず。そう強く確信しました。
入社後は新潟支社、東北支社などで高速道路の管理や建設業務などを担当。そして、2021年8月にドラぷらイノベーションラボ推進チームに配属されました。ドラぷらイノベーションラボとは、当社が管理する高速道路やサービスエリア・パーキングエリアなどのリソースを活用しながら、新技術やサービスアイデアなどを持つパートナー企業と事業共創する組織。次世代の高速道路サービスの実現や地域の活性化、社会課題の解決を目的に新設されました。高速道路の建設・維持・管理などの「移動を支える存在」にとどまることなく、ヒト・モノの移動に関する「新しい価値を提供する存在」への変革実現に向けて、私はさまざまなプロジェクトの企画・運営に携わっています。
その中でも特に印象に残っているのは、異動後に初めて手掛けた二つのプロジェクト。株式会社デジタル・フロンティアさまとの共同プロジェクト『アバターによる有人遠隔接客サービス』と、株式会社Placyさまとの共同プロジェクト『東北回遊プロジェクト』です。『アバターによる有人遠隔接客サービス』は、窓口業務を非接触で行うことで利便性を図り、多様なニーズに応える新たな体験を提供するもの。一方『東北回遊プロジェクト』は、音楽AR地図アプリとウェブサービスを活用し、クエスト攻略を楽しみながら東北地方の魅力を知ってもらうというもの。新たなドライブ体験をしながら東北地域を回遊いただくことを目的に本サービスを提供しています。
これまでの高速道路事業で実施してきた業務プロセスとは異なり、これらはまさに0から1を生み出すプロセスの仕事です。プロジェクトメンバーとの議論や、カルチャーの異なるパートナー企業との協働。全てが初めての試みで、0から新たなサービスを生み出すことの難しさを実感したプロジェクトでした。そんな状況下で意識したのは、プロジェクトの最終的なビジョンを明確にし、周囲と積極的にコミュニケーションを取ることでした。このサービスは人々にどのような付加価値を提供すべきか。生活にどのような影響を与えられるのか。それらを深く考えることが、プロジェクトの成功を左右するのだと気付くことができました。現在はどちらも実証実験に移行し、メディアに取り上げられるなど、大きな反響をいただいていることがとてもうれしいですね。

目の前の課題を解決するだけでなく
新たな「当たり前」をつくり出す

先に述べたプロジェクトやこれまで担当してきた高速道路に関わるあらゆる業務を経験して感じるのは、自分が手掛けた仕事は、どんなささいなことも全てが高速道路という公共インフラを通じて、人々の暮らしを支えているということです。入社時に思い描いていた「人々の生活を支える」仕事に携われていることに、うれしさややりがい、誇りを感じています。そして今後も、高速道路を通じて人々の生活を守り、より多くの地域に貢献していきたいと考えています。そのために「高速道路会社として提供できる付加価値とは何か」を念頭に置き、新たなサービスの創出を通して、人々の生活の新しい「当たり前」をつくっていきたいです。