2023/9/27 更新
三菱UFJ銀行

銀行システムを支える責任を背負う
世界規模の「ITの伝道師」を目指して

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企画系専門職 グローバルIT戦略の企画
グローバルIT部 戦略Gr
調査役
田村将大

法政大学文学部・日本文学科卒業。2016年入行後、奈良支店で法人営業を約2年間担当した後、システム開発部署に異動し海外システムを担当。その後、AML(アンチ・マネー・ローンダリング)領域のITビジネス戦略部署での業務を経験し、現在はグローバルIT戦略やガバナンスを担うグローバルIT部に在籍している

現在の仕事内容は?
私が所属するグローバルIT部は、海外拠点のシステム関連業務全般を取りまとめる役割を担っています。当行の海外システム領域では、現地のローカルスタッフだけでも業務に関わる人数は数千人規模。その業務を取りまとめ、グローバルレベルでのIT戦略を立案することが私たちの主なミッションとなっています。私自身は、海外拠点のシステム部門のリーダーたちが一堂に会し、トップレベルでの合意形成を図る「グローバルITヘッド会議」の運営のほか、インドに立ち上げたシステム関連会社を国内外の開発業務に活用するオフショアリングの推進や、シンガポールや中国における開発プロジェクトの業務計画策定といった業務を担当しています。
この仕事を選んだ理由は?
法人営業を担当していた入行2年目に参加した社内のキャリア説明会で、当行における業務の幅広さを改めて知り、それが転機となってシステム関連業務への興味を持つようになりました。その際に聞いた言葉で印象的だったのが「システムと経営は車の両輪」という言葉。入行前から、社会人として大きな仕事に関わり、責任感を持って自分の役割を全うしたいと考えていた私にとって、銀行という環境の中でさらにスケールの大きなチャレンジができるという期待が膨らみました。IT技術を学ぶ研修制度が整えられていたことも後押しになり、経営に近い立ち位置で行内外に対してインパクトの大きい業務に取り組めることに魅力を感じて、システム関連部署への異動を希望したのです。現在の仕事は、大きな責任が伴うのはもちろんのこと、銀行システムという社会的使命を担うものでもありますので、とても充実した環境で日々の業務に取り組めています。
仕事のやりがいは?
誰もやったことのない、新しい業務にチャレンジする際の難しさには特に面白さを感じています。当部では課題の発見から解決までの道筋をメンバー自身が考えて対応する必要があり、私の上司はその様子を「野武士集団」と例えました。私もその一員として、常に挑戦を続けたいと考えています。
仕事の大変なところは?
世の中の問題の9割はコミュニケーションに起因するものだと考えています。国境を超える金融ビジネスでは、言語や時差などの壁はもちろん、文化の違いもある。高度なIT技術に関する議論の以前に、まずは信頼関係を築くことが不可欠です。海外のメンバーとも、同じチームの一員として共通意識を持って働くことが大切だと思います。
今までで一番印象的だった仕事は?
現在も担当しているグローバルITヘッド会議の企画・運営です。国によって金融市場のあり方や法規制も異なる状況下でさまざまなIT課題に取り組むには、各地域のシステム部門に一定の裁量を渡しつつ、一方で日本からのガバナンスを利かせることも重要です。各地域で導入されているシステムの実情の共有や、システム開発・運用に関する課題の解決に向けて協働できる場をつくるため、海外拠点のリーダーに働きかけて会議を新設しました。前例がなく一から企画・運営するのは大変でしたが、意義深く、影響の大きい仕事であり、今後グローバル協働意識を当行全体にさらに浸透させていくための変革の火をともせたと思っています。
仕事を通じてどんな成長ができた?
失敗を恐れずに挑戦ができるようになりました。以前は、明確な答えのない課題や問題というのは怖いものでしたが、それに全力でぶつかって変化を起こす経験を重ねていくことで、今ではむしろ楽しさを感じられています。当行のキーワードである「変革と挑戦」をグローバル×ITの最前線で実践できている点にも、自分自身の成長を実感できています。
今後の目標は?
グローバルに開かれた視野を持つITの伝道師として、当行のグローバル協働意識を広めることも含め、より良いシステム環境構築に向けた変革の風土を醸成していきたいです。利用者に言語や文化の壁を感じさせず、シームレスに業務に取り組めるシステムを実現したいと考えています。
自分らしく働ける仕事はどう選ぶ?
自分が重視したいカルチャーや、自身のやりたいこととの方向性がマッチする仕事は必ず見つかります。そのためにはたくさんの人と出会い、話を聞いて、さまざまな価値観に出会うことが重要だと思います。肩書がなくても誰とでも会って話せるのは学生の特権です。皆さんには、迷ったら自分自身の可能性が広がる方を選択していただきたいですね。

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