本当に世の中、様々な面接官がいます。話しやすい面接官もいれば、話しにくい面接官もいます。機嫌が良い面接官もいれば、機嫌が悪い面接官もいるでしょう。面接官は裁判官ではありませんし、決してあなたが罪を裁かれるわけではありません。ましてや、あなたは何の罪も犯していません。
面接官はただの人です。会社から出れば、ただのおじさんおばさんお兄さんお姉さんでしかありません。もしかしたら、面接の前日に、子供が生まれた人もいるかもしれませんし、恋人と失恋した人もいるでしょう。面接官もただの人であり、日々の気分も変わるでしょう。ただ、そんな面接官に怯えて、緊張の渦に飲み込まれてしまう就活生が多いこと多いこと・・・
そう言う私も当時の就活はとても緊張しておりました。何故、緊張するのでしょうか。それは、面接での失敗を恐れるからです。自分が面接で裁かれると必要以上に思い込み、ガチガチに固まった自分になってしまうのです。残念ながら、そんなガチガチな就活生を企業は採用しません。入社後、上司や同僚、顧客の前でも同じように緊張するような人は、パフォーマンスが低いと評価されてしまうからです。
就活生が一番恐れる失敗は、面接でうまく話せないというものです。ただ、その失敗を恐れる就活生ほど、面接練習をしてません。自己紹介であれ、自分の長所短所であれ、よくある面接の質問の回答でさえ、うまく話せるように練習していないのです。
例えば、小さい頃を思い出してください。自転車を乗りこなすために、何度も練習したのではないでしょうか。転んで怪我して泣いたこともあるかもしれません。ただ、一旦、乗れるようになれば、一気に行動範囲も広がったのではないでしょうか。就活はこの自転車を乗りこなす経験に似ています。乗りこなせれば、面接選考がいくつもあるような長距離にも対応できますし、大手企業のような難しい坂道にも挑戦できるようになるでしょう。大きく違うところは、面接は合否が決まる本番しかないと言うことです。さらに、企業が面接を集中的におこなう期間も実質半年程度しかありません。つまり、面接本番前にしっかり練習して、本番を迎えることが重要となってきます。ただ、この練習をしない学生が大半です。逆にしっかり練習すれば、他の学生よりも良い評価につながりやすくなります。少なくとも失敗する恐怖は必ず軽減します。
繰り返しになりますが、面接官もただの人です。どんなにしかめっ面をしていようとも、プライベートではズボラなおじさんおばさんお兄さんお姉さんなのです。決して恐れる必要はありません。また、失敗の恐れを軽減するためには、面接練習が欠かせません。面接練習をしないで、本番で失敗し続けるから、面接の度に恐怖が高まってしまうのです。しっかり練習して、一度でも面接でうまくいけば、必ず自信がついてきます。面接に行くたびに恐怖の雪だるまを作るのではなく、自信の雪だるまを作ってください。その先には必ず、あなたの就活のゴールがあるはずです。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム