2022/10/26 更新 自己分析

あなたの仕組み作り経験が面接で高評価のワケ。

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子供の頃、砂場遊びをしたことはあるでしょうか?すぐ壊れないように、水で固めたりしながら遊んだ経験はないでしょうか。友達の中には、もっと工夫する子もいたでしょう。例えば、砂のお城に水が流れるようにペットボトルなどを利用して、川を作った子もいるでしょう。これなら泥で汚れるのが嫌な子も手を汚さずに、水汲み係としての役割で、楽しく遊びに参加できます。そういった工夫ができる人は、きっと仕事においても出世していることでしょう。何故なら、誰もが遊べる仕組みを作ったからです。仕事で言えば、誰もが売れるサービスを作ることや、誰もが楽しめる環境を作ることにつながります。遊園地は、その極みとも言えます。人の夢や娯楽という感情に訴えて集客し、イベントやアトラクションで満足を創出してリピーターを増やしていく。つまり、お金を生み出す流れを作っているのです。またその利益で、さらに斬新なアトラクションを作って、流れを大きくしていくのです。

さて、学生時代にあなたは、上記のような流れを作ったことはあるでしょうか?それは、必ずしも売り上げに関わらなくても良いのです。例えば、「部長として練習メニューを作り、優勝につなげた。さらに、その練習メニューを後輩にも伝え、後輩も優勝した。」という経験があるとします。これはつまり毎年優勝できる仕組みを作ったことになります。他にも、スーパーのバイトをしていたと仮定し、お客から問い合わせの多い商品を目立つ配置に移動して、問い合わせを減らしたなど、何でも良いのです。利益を生み出し続ける仕組みや効率を上げる仕組み、マイナスの状態をプラスに持っていく仕組みを学生時代に作ったことはないでしょうか。

ポイントは、その仕組みが「継続的」に効果を発揮し続けるかどうかです。どのような会社も環境を改善できる人間を求めています。何故なら、新しい風を吹き込まなければ、会社は衰退していくからです。そのため、利益や改善効果を出し続けられる人材は、極めて貴重です。まさに、求める人物像を越えた評価基準なのです。良い人材を入社させるという新卒採用の仕組みを理解すれば、合格する仕組みも見えてくるでしょう。つまり、会社の好みに自分を偽って合わせることは仕組みでも何でもありません。どの企業にも、欲しがられる人材をアピールすることが、一番の合格の仕組みなのです。
今一度、「自分が考えて作った仕組み」という視点で、過去を振り返って見てください。必ず、あなたの強みが見えてくるはずです。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム