■実績を話すときは「数値」や「根拠」も一緒に話そう!
<ポイント>
誰から見ても、あなたの成し遂げた実績が根拠に基づいており、信頼に足るものだと納得できる材料が必要!
【NG例】
私はアルバイトのリーダーを任され、新規会員登録数を伸ばすことができました。
→どのくらい会員数を伸ばしたのか?(数値)結果を出すために何をしたのか?(根拠)がわからない。
【OK例】
アルバイトチームのリーダーとして、前年比30%、新規会員登録数を増やすことができました。
昨対よりも増やすために、今まで実施していないがニーズのあるイベントを年間で5つ増やすなど、新しいアプローチを取り入れ、SNSの運用をスタートさせました。
業務は私1人ではなく、同じチームにいるインターン生を企画チーム・広報チーム・イベント準備チームにわけて準備を遂行していきました。
チームメンバーとは方向性の相違がないかの確認やモチベーションアップのため、週に1回は1対1で話すようにし、円滑に業務が進むよう工夫をしました。
このチームメンバーたちと新しいイベントを計画するために、様々なアイデアを出し合い、顧客のニーズに合ったテーマを選定しました。
その後、適切な会場をリサーチし、予算内で手配しました。SNS広告では、ターゲット層にリーチするためのターゲティングを行い、魅力的なコンテンツを制作。
イベント当日は、受付や案内を円滑に行うためにスタッフを配置し、参加者が楽しめるプログラムを提供しました。これにより、顧客満足度が向上し、新規会員の獲得につながりました。
就活において、面接で自分の功績を大げさにアピールする学生は少なくありません。NPOで100人のチームを率いたり、弱小サッカー部を優勝に導いたり、文化祭のイベントで動員数を大幅に増やしたりと、大それた成果を誇る声をよく耳にします。もしこれらが本当であれば、間違いなく注目すべき優れた人材です。
しかし、これらの話をしても内定がもらえない場合には二つの理由が考えられます。まず一つ目は、あなたが嘘をついていることがすでに見破られている可能性があることです。二つ目は、あなたの話が真実でも面接官がそれを信じていない可能性があることです。
なぜ面接官があなたの話を信じないのでしょうか?それは、自分一人で大きな成果を達成したと主張する学生がとても多いからです。しかし、実際にはチームの功績であったり、他のメンバーの支援があったりすることがほとんどです。そのため、面接官はあなたの話を疑ってしまうのです。
面接では、あなたが嘘をついていないかどうかを含めて質問されます。そのため、以下の点を整理しておくことが重要です。
これらの質問に的確に答えられるように準備しましょう。具体的な実体験を持っていなければ即座に答えることは難しいでしょう。つまり、具体的な数値や根拠を伝えることで、あなたの話の信憑性を高めることができます。面接では大げさな話をすることで、本当の強みが隠れてしまわないように注意してください。自分の成果を整理しておくことで、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。
文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録
→新規会員登録・エントリーはこちらから