・面接でたくさん話せたら魅力が伝わる!・・・✖
・シンプルに、無駄なことは言わない!・・・〇
★質問に対して、1文で回答を作ろう!
★1文でまとめた回答を作ったら、魅力的に伝わるエピソードを1つだけに絞ろう!
就活生の間で、よく見られる勘違いの一つが、
「たくさん話せたら、相手も自分の良さを理解してくれるだろう」という考えです。
しかし、たくさん話すことが自分の魅力を伝える保証にはなりません。
実際、たくさん話すほど、無駄な情報が混ざり、伝えたいポイントが埋もれてしまいます。
面接では限られた時間しか与えられません。その短い時間の中で、相手に理解してもらうことを期待するのは危険です。むしろ、できる限りわかりやすく、シンプルに伝えることが求められます。
要点をシンプルに伝えられないのは、自分自身が何を伝えたいのかを整理できていないからです。
まずは、自分の面接話題を振り返り、想定される質問に対して、一番伝えたいことを一文で表すことから始めましょう。そして、要点を最小限の情報で伝えるために、どのエピソードを話すかを慎重に選びましょう。
エピソードは「あれもこれも」ではなく、一番重要なポイントに絞り込んでください。そうすることで、無駄な情報を削ぎ落とせるはずです。
情報が少なくても、充分なことが伝わることに気付くでしょう。さらに、話す量が減ることで、プレッシャーから解放されることも体感できるはずです。
シンプルな生き方をする人は、重要なことを見極めています。同様に、あなたの面接でのアプローチもシンプルにしましょう。相手が理解できない情報は、逆に悪い評価につながることを忘れないでください。
また、シンプルに伝えるためには、自信を持って自分のストーリーを整理することも不可欠です。
自己理解を深め、自分の強みや価値を明確に把握することで、自然にシンプルな表現につながります。
こうした自己理解がなければ、たとえたくさん話しても、相手に伝わることは限られてしまいます。自分のストーリーを整理する際には、自身の成長や困難を経験したエピソードを交えることで、よりリアルかつ印象的に伝えることができます。
さらに事前準備も重要です。練習やフィードバックを通じて、伝えたいポイントを効果的かつ効率的に伝える方法を見つけることが肝要です。模擬面接やフィードバックを通じて、冗長な表現や不必要な情報を排除し、的確に要点を伝える練習を行いましょう。そして、自信を持ってシンプルな伝達方法を確立しましょう。
最後に、シンプルに伝えることは決して単純化することではありません。
自分のメッセージを効果的に伝えるためには、自己理解と準備が必要です。その結果、限られた時間の中で相手に響くような、わかりやすく的確な表現を見つけることができるでしょう。
文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム
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