会社に入ると、常に成果を求められます。それは、売り上げの数字だったり、プロジェクトの成功だったりします。
会社において、成果は目に見えるものでなくてはいけません。何故なら、それらが評価につながるからです。
つまり、自分の目標を掲げ、それを達成するために工夫しながら、努力しながら、具現化していくのです。社会人は、それぞれに目標というミッションを持ちながら、日々仕事に励んでいます。その評価は、目標に向けてのプロセスや結果が反映されます。
例えば大口顧客の営業受注といえば分かりやすいですが、その中で他社情報を掴み、提案を変えたとか、プロジェクトメンバーを厳選したなどの自らの工夫のプロセスも評価されます。要するに、社会人である面接官は、日々、そのような社会で評価されているのです。
ここで就活生に一番伝えたいことは、その評価基準で、あなたを面接で評価しているということです。
会社での評価は、上司に向け「ひたすら営業を頑張りました!」と訴えても、「お客さんの話を聞くよう心掛けました!」と訴えても、評価はされません。
何故なら、それだけでは具体的にどうやって、どういう結果につながったかは、全く見えてこないからです。
就職活動の面接では全く評価されない可能性が高いアピールがあります。
例えば、
「私はサークルでのサブリーダーを務め、縁の下の力持ち的な役割でした。」
「リーダーとメンバーの意見を調整するためにみんなから話を聞くことを心掛けました。」 …等々。
さて、これらの言葉を面接官はどう評価するでしょう。
「うーん、社会では当たり前の行動だからなー。もっと、誰と誰がどういう意見を持っていて、あなたなりにどういう工夫をしたのか分からないと会社で使えるか判断できないなー」と、こういう評価になってしまうでしょう。
つまり、あなたが行きたい会社に必要と思われるためには、あなたが社会人として通用する人間と評価されなければならないのです。
その時に、あなたが学生時代にどういう目標を持ち、どのように行動したのかを話す必要があります。それが、社会での評価方法として、すでに成立している1つの答えだからです。
もし、あなたが就職活動の面接において、何を評価されているかわからなくなったときは、このことを思い出してください。
就職活動やインターンイベント、セミナーに簡単登録
→新規会員登録・エントリーはこちらから
文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム