2024/5/09 更新
三井住友銀行

業界トップクラスの企業で構成されるSMBCグループの中核を担う。「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」というビジョンの実現に向け、金融のみならず幅広い領域で挑戦を続けている

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生命理工学部
ITデジタル企画
リテールマーケティング部
商品企画グループ
榎本玲香

東京工業大学大学院生命理工学院生命理工学系ライフエンジニアリングコースを卒業。2020年に、三井住友銀行に新卒で入行。法人向けデジタル商品推進におけるデータ分析・企画業務などを経験。現在はVISAでは世界初のフレキシブルペイ機能を搭載した金融サービス『Olive』の推進業務に従事

企画×データ分析の力で銀行というビジネスに
大きな変化をもたらし、成長させていく

学生時代は、神経科学について学んでいました。卒業後は研究職に就く友人が多かったのですが、私は一つの物事を追求するよりも幅広い分野にチャレンジすることが好きで。そのため、研究職以外の道に進みたいと考え、業界は絞らずさまざまな企業を検討していました。中でも三井住友銀行(以下、SMBC)に引かれた最初のきっかけは、生活に密着していて、ビジネスをイメージしやすかったから。また当時、コース採用で理系学生も多く就職していると知ったことも理由の一つです。とはいえ正直、理系学生である私が銀行に就職するイメージは湧きにくかったのですが、インターンシップへの参加が入行の決め手となりました。私が参加したのは、お客さまの需要を収集分析し、アプリを企画・提案するというプログラム。実際の業務さながらの経験をし、自らの手でサービスを生み出すことの面白さを実感したことで、志望度がぐっと高まったのです。

入行後はリテールマーケティング部に配属となり、現在もITデジタルサービスの推進・企画業務に従事しています。私の主な仕事は、データを活用し、SMBCグループの企業の営業活動の推進や、エンドユーザーであるお客さまに利便性の高いサービスをお届けすること。現在は、グループ会社と連携して運営している金融サービス『Olive』の営業推進業務に携わっています。Oliveは、銀行・決済・証券・保険といったさまざまな金融機能をアプリで一括管理・利用できる、他の金融機関にはない先進的なサービスです。私は新規顧客獲得に向けて、Oliveに関するデータの分析や、支店での販促に活用いただくキャンペーン企画などを担当しています。グループをまたがるプロジェクトのため、関係者が多く連携が大変なシーンもありますが、データを分析して終わりではなく、そのデータを活用して自ら企画・実行までを手掛けられる点が魅力。自分の仕事が、SMBCをはじめとするグループ会社に、ひいてはお客さまに影響を与えられていると感じることがうれしいですね。

データ分析から企画立案・実行まで
一気通貫で手掛ける醍醐味を実感

これまでの仕事で特に印象に残っているのは、中小企業向けデジタルアプローチの運用整備の経験です。私の役割は、法人のお客さまに対しインターネットバンキングの利用を推進すること。しかし、当時のSMBCには法人にデジタルアプローチできる環境が整備されていませんでした。そのため、まずは環境を整えるべく、お客さま向けのメール配信ツールの導入を検討し始めました。しかし、関係各所がおのおのの役割を全うしようとするあまり、意見の食い違いが頻発する事態に。そんな時、悩んでいた私の視界が開けるきっかけとなったのは、上司からのアドバイスでした。「各部署の役割がある以上、自分と相手の意見が違うのは何もおかしいことではない。どちらも正しい情報として捉え、俯瞰することが大切だよ」という上司の言葉をもとに、各部署の目線に立ち行動した結果、最終的にメール配信ツールの導入に成功。この時学んだ、相手の立場を理解し現状や課題を俯瞰する力は、今の仕事にも活きています。

今でこそ、自分の仕事で人々にいい影響を与えたいと考えている私ですが、学生時代からやりたいことが明確だったわけではありません。学生さんの中には、かつての私と同じような方も多くいるのではないでしょうか。そんなときは、インターンシップなどで社員の方と会話をしてみることをおすすめします。「将来こうなりたい」「自分と共通点がある」と感じる人が楽しそうに働いていたら、きっとそこにあなたにピッタリの仕事があるはずです。

2021年1月

1年目で他部とのプロジェクト 私なりの仕事観を醸成

入行1年目で住宅ローンのプロジェクトに参画。当時は自分に自信がなかったが、部門を問わず集められた同僚たちが真摯に仕事に向き合いやり抜く姿勢を目にし、自分もこうありたいという気持ちになりました

2021年4月

自ら手を挙げ、データ分析から企画までをノンストップで担当

当時はデータ分析業務が中心でしたが、企画業務もやりたいと上司に直訴、分析・企画を一連して担当することに。企画の視点を養った結果、これまで気づけなかった課題も見えるようになり、視野が広がりました

2022年7月

企画経験でチームをけん引 責任感と判断力が養われた

担当商材の企画歴がチームメンバーの中で最も長くなり、周囲を引っぱる役割に。最初は不安もありましたが、自分の知見を積極的にチームに共有しようと意識。より一層責任を持って判断する力が養われました

2023年7月

商品企画グループに異動 経験を活かし新たな業務に挑戦

現在所属している商品企画グループに部内異動し、決済サービス『Olive』の推進担当に。データ分析と企画の経験を活かして、営業店の推進支援という新しい業務に、日夜チャレンジを続けています

写真はSMBC東館オフィス。同僚やグループ会社などさまざまな関係者と連携し業務を進めている