ニューヨークに本拠地を置き、世界30カ国以上に展開している、世界有数の金融機関。革新的なアイデアで世界にインパクトを与えることを使命に掲げ、投資銀行業務、セールス&トレーディング業務を中心に幅広い金融サービスを提供している
アソシエイト
高校時代にシンガポールで国際政治を学んだことをきっかけに、イギリスのUniversity of Warwickの政治・国際関係学部を選択。卒業後、2020年にゴールドマン・サックス シンガポールオフィスへ入社。クライアントオンボーディングの定期レビューチームを経て、現在口座開設チームにて従事
広い視野で世界各国の動きを常に把握し
国を超えたチームプレーで、ビジネスに貢献する
学生時代をシンガポールとイギリスで過ごした私。異文化の中でさまざまな人とコミュニケーションをとってきた経験を活かしたいと思い、就職活動時にはグローバルな環境で働くことを志望していました。
世界を舞台にするあらゆる仕事の中でも、私が最終的に興味を抱いたのは、金融機関での仕事です。企業の合併や証券の売買、投資などの各金融取引は、各国の政策や経済状況、規制などの影響を受けやすいところが特徴。グローバルな視野を持ち、世界情勢やトレンドを常に把握しながら働く点が魅力に映りました。そして、世界の金融市場をリードし続けるゴールドマン・サックス(以下、GS)でなら、最前線で世界全体の動きを感じながら働く面白さを味わえるだろうと強く感じ、入社を決意したのです。
現在はオペレーションズに所属し、シンガポールオフィスにて、クライアントが各金融取引を実行するために必要な、証券口座の開設をサポートする仕事を担当。クライアントが口座を作るために必要な身分証明書や会社の運営実態が分かる資料などと各国の規定を照らし合わせ、開設手続きを進めています。クライアントが反社会的組織ではないか、テロリズムに関わっていないかなどを確認しているのです。
一見単純な業務に思えるかもしれませんが、GSのクライアントはグローバル企業が多く、主要な約10カ国を中心に、あらゆる国の規制や政治状況を把握しておくことが求められます。また基本的に24時間態勢でサポートを行うため、例えば東京のメンバーが担当した後の時間帯はシンガポール、その次はインド、そしてワルシャワというように、時差によって生まれる業務時間の違いを踏まえながら、各国の拠点同士で連携を取ることも重要です。さまざまな価値観や文化を持つ仲間と英語でコミュニケーションを取り合いながら、国境を超えたチームワークを発揮できるところが、この仕事の大きな醍醐味だと言えるでしょう。
国を超えてフォローし合う文化
グローバルのチームワークを実感
特に印象に残っているのは、2年目で担当したアメリカの大手運用会社の案件です。さまざまな国に口座を持っている企業だったため、国の数だけ規制が絡んでおり、膨大な量の書類が必要でした。書類のやりとりだけでもかなり複雑で大変でしたが、私たちが手続きをスムーズに進めることが、クライアントの資金運用や商取引の成功の鍵を握っているといっても過言ではありません。ミスや不備のない手続きを徹底するために、私の業務時間外でもクライアントへ正確な対応ができるよう、毎日アメリカのチームへ案件の状況を共有。きめ細かくチームと連携をとることを意識し取り組みました。もちろん他国のメンバーからフォローしてもらう場面も。例えばアメリカの同僚が、クライアントと日本拠点の時差を気にかけ、「私に任せて」と率先してクライアントと連絡をとってくれたり、ミーティングを実施してくれたりしたこともありました。
ワンチームとしてシームレスな連携をとったことで、手続きは無事に完遂。国を超えたチームプレーがスムーズな手続きを実現し、ひいてはクライアントのビジネスの成功につながったことに大きな満足を感じました。
私自身、就職活動の当初から金融業界に興味を持っていたわけではありません。より好みせずに幅広い業界を知り、実際に働く人から積極的に話を聞いたことで、自分とマッチする仕事を見極められたと感じています。興味の有無に関わらず、まずは自分自身と仕事をよく理解することが、自分らしく働ける仕事との出会いにつながるのではないでしょうか。
コロナ禍のオンライン研修 安心できたきめ細かいサポート
コロナ禍の入社だったため、シンガポールオフィスでもオンライン勤務が多い毎日でした。初めは不安でしたが、先輩が頻繁に連絡をくださるなど優しく気にかけていただいたことで十分にコミュニケーションを図れたと感じています
初めてのプロジェクトでの成功 自信を持つきっかけに
業務関連の日本の法律をデジタル化させるプロジェクトに参加。インドやワルシャワにいるシステムエンジニアとの作業では、周囲のアドバイスをもらいながら皆がスムーズに仕事ができるよう、試行錯誤しながら取り組みました
昇進により一歩キャリアが成長 仕事への取り組み方が変化
定期的に上司や同僚から忌憚ないフィードバックを得ることができます。課題を見極め、改善を重ねていく過程は、自身の長期的なキャリア構築につながり、後輩に対しても、よきロールモデルになろうという意識が強まりました
新たな業務へステップアップ 日々成長するチャンスを
入社以来約3年半所属していたチームから異動し、これまでとは違う業務にチャレンジしました。新たな知識を身につけて今までとは違うやりがいも感じられています。広がった視野を活かしながら、今は後輩の教育にも注力しています