2023/11/01 更新
農林中央金庫

金融経済や社会情勢への知見を深め
第一次産業ひいては日本を支えたい

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企画系専門職 エコノミスト
グローバル・インベストメンツ本部
市場運用部
市場総括班
坪田真紀

慶應義塾大学経済学部卒業後、2018年に農林中央金庫に入庫。営業第一部へ配属され、法人融資業務に携わる。22年にグローバル・インベストメンツ本部に異動。投資部門全体のアセットアロケーション運営を担う市場運用部・市場総括班で、投資方針作成の土台となるグローバル金融経済の分析・マーケットシナリオ作成に従事

現在の仕事内容は?
さまざまな市場・資産を対象に投資ビジネスを展開するグローバル・インベストメンツ本部に所属しています。当庫のミッションは、全国のJAバンクやJFマリンバンクの資金を運用し、収益を還元することで日本の農林水産業を支援すること。そのために、リスク・リターン特性の異なる幅広い市場・資産に分散投資し、全体のリスクを抑制しています。運用方針のベースとなるのが、資産構成を示したアセットアロケーション。私はその根拠となるグローバル金融経済の調査・報告、見通し作成などの業務を担当しています。投資ビジネスは、日本の農林水産業を支える非常に重要な役割。中長期的な安定収益を追求した投資戦略を支えています。
この仕事を選んだ理由は?
「社会全体の役に立てる仕事に就きたい」と考えていた就職活動時。業務を通してグローバル経済や社会情勢に関する知識を習得できること、興味があった「食」に直結する農林水産業に貢献できることも決め手となり、農林中央金庫に入庫しました。企業財務の流れを理解し、金融機関で働く者としての基礎を固めるべく、初期配属では法人融資の仕事を希望。顧客折衝、企業財務分析などの融資業務の基礎を身に付けることができました。一方で、法人融資に携わる中で次第に強くなったのは、農林水産業をはじめ社会全体に貢献するためには、その背景にある社会情勢・金融経済情勢の変化といった専門知識を身に付けていかないといけないという思い。そこで入庫4年目に、国内外の金融市場を主戦場とし、会社全体の収益を担うグローバル・インベストメンツ本部に興味を持ち、中でも債券や株といった伝統的な金融資産を取り扱う部署への異動を希望しました。
仕事のやりがいは?
会社の収益を左右する投資ビジネスにおいて、投資戦略のベースとなるマクロ経済分析という責任ある業務を担えることと、間接的に第一次産業を支える貢献性の高さが何よりのやりがいです。また、そうした業務を通じて、金融経済動向、社会情勢などの幅広い知識を習得できる点も魅力です。
仕事の大変なところは?
現在の部署に異動して約1年半。日々新しい知識をインプットすることが大変だと感じています。グローバル市場や国際情勢、政治などの変化は目まぐるしく、多様な分野にまたがる金融経済の動向を捉えるためには、スピーディーに知識をアップデートしていく必要があります。先輩への相談やチームの仲間との積極的な情報交換に意識して取り組んでいます。
今までで一番印象的だった仕事は?
国内外の金融政策やマクロ環境を分析した資料を作成し、月次で所属部署や関係各部のトップ層に報告することが日々のメイン業務であり、最も注力している仕事です。マーケット経験の豊富な上席や関係者に自身の見解を含めた金融経済見通しを報告する際には、想定外の質問を投げ掛けられたり、意見を求められたりすることもあり、一筋縄ではいかないことばかり。入念に準備して会議に臨んだつもりでも、的確に回答できたのかと反省することもあります。しかし、プレッシャーが大きい分、想定質問を予測し先回りして準備する姿勢や、先輩のプレゼンテーションから技術を学ぶ習慣が身に付きました。少しずつできることが増え、成長を実感しています。
仕事を通じてどんな成長ができた?
日々の業務に取り組む中で、金融経済や社会情勢に関する幅広い知識、臆することなく自分の意見を発信する力を習得することができました。どのような仕事においても、自分の考えを明確に周囲に伝えることは大切です。年次に関係なく、若手社員が意見を発信する社風の当庫だからこそ、積極的に発言する姿勢を身に付けることができました。
今後の目標は?
金融機関の財務運営への知見を深めて、会社全体の動きを俯瞰して捉えられる視野を身に付けられればと考えています。さらに、各アセットクラスや市場環境への知識を深め、専門性を高めることで、質の高い投資戦略の構築や、リスク分析に貢献できる人材を目指していきたいです。
自分らしく働ける仕事はどう選ぶ?
まずは関心のある分野を軸に、業界や業種をリサーチすることが大切です。さらに並行して座談会やインターンへ足を運び、積極的に実際の職場を見てみることをお勧めします。その時、その場に自分がいるイメージができるかどうかもポイント。リアルな現場に赴き、就業している想像がつく職場なら、自分の希望とマッチした選択につながるはずです。

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