フィリップ モリス ジャパン
世界のたばこ市場をリードするフィリップ モリス インターナショナルの日本法人。「煙のない社会」の実現という社会変革を起こすべく、革新的な加熱式たばこ製品を主力に事業活動を加速している
顧客志向を最大化させ
論理的思考による課題解決を実現
2018年3月に早稲田大学国際教養学部を卒業。同年4月フィリップ モリス ジャパンへ入社し、マーケティング部に配属。現在は加熱式たばこデバイス『IQOS』の会員サイト『IQOSPHERE』にて、会員限定プログラムの運営を手掛ける
入社後はかねて希望していたマーケティング部への配属となり、憧れの仕事に胸を躍らせていた私ですが、入社早々ビジネスの厳しさを思い知らされました。スイス・ローザンヌにあるフィリップ モリス統括本部との共同プロジェクトで、スケジュールや予算などさまざまな面で海外チームとの足並みがそろわず、最終的にプロジェクトが頓挫してしまったのです。
この失敗で学んだのは、たとえ相手が自社の社員であったとしても、人を動かすためには論理的で丁寧な説明が欠かせないということ。ビジネスの場では経営層や外部関係者など、異なる立場にあるプロジェクトメンバーやクライアントを説得できるロジックを構築しなくてはなりません。インターンを通じて、計画性や論理的思考がプロジェクトを成功させるために必要だと理解していましたが、ビジネスの場では私が思っていた以上に緻密な設計や丁寧な対応が必要だと痛感しました。
以降私は、『IQOS』のユーザーだけではなく、プロジェクトに関わる全ての方をお客さまだと捉え、提案の内容や伝え方を微調整することを徹底しています。あらゆる関係者に意識を向けられるようになると、解決すべき課題を正しく認識できるようになり、より実現可能性が高く根拠の伴ったアイデアを企画できるようになりました。
リスクにも配慮した上で
理想を実現できるのか判断する
現在私は、『IQOSPHERE』という20歳以上のIQOSユーザーを対象としたサイトを用いた、ロイヤルティー・マーケティングを担当しています。ミッションは、IQOSを他社製品よりも愛着を持ってご利用いただくための仕組みをつくることです。
一例として最新デバイスを対象とした抽選キャンペーンなどがありますが、一時的な効果はあれども集客の持続性に欠け、解決したい課題の対応策としては不十分。そのためミッションを根本から解決できる最善策を、日々チームで模索しています。企画の実現可能性や根拠を追い求めるため、メンバー全員を意識して立ち回る。入社1年目に学んだ教訓が、今も活きています。所属するチームメンバーをはじめPMJに在籍しているのは、自分の知識やノウハウを共有することに全く抵抗がなく、仲間のために労をいとわないメンバーばかり。チームで協力して課題に取り組むスタイルが、PMJのカルチャーとして根付いています。こうした環境があるからこそ、PMJの若手は失敗を恐れず主体的にアクションを起こせているのだと思います。
社内風土や業務環境のリアルを知るためには、会社の良い面・悪い面の両方に目を向ける必要があります。私自身もINKOMPASSで、先輩たちからPMJに対してのさまざまな意見を伺うことができました。そのため入社から4年がたった今でも、PMJに抱くイメージの中核が変わることは、ひとときもありません。
会社選びもプロジェクト運営と同じです。あらゆる側面から情報を分析し、自分の実現したいゴールを見つめ直してみる。入社後に理想を実現できるか、リスクも踏まえて自分なりの根拠を考える。そのプロセスを経てあなたが導き出した答えは、きっと成功につながっているでしょう。