日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ
従業員55万人以上を有し、46カ国で事業を展開するタタコンサルタンシーサービシズ(TCS)の日本法人。業界最高水準のITサービスやソリューションを日本企業向けに最適化し、ビジネスの成功を支援する
お客さまのビジネスの成功に向けて
エンドユーザー目線で考えるように
アプリケーションエンジニア
大学で情報処理を専攻し、コーディングの楽しさに触れる。2019年に入社後、大手損害保険会社向けのWebアプリケーション開発を担当。グローバルの若手対象育成プログラムを日本で初めて修了するなど、高い成長意欲を持つ
当社が事業モデルとして掲げる「ハイブリッド・モデル」は、世界で事業展開している技術や知見を掛け合わせてソリューションを提供するもの。これをリアルに体感できたのは、入社1年目の研修でインド・プネのオフィスを訪れたときです。ムンバイから車で3時間ほどの場所にあるオフィスは、まるで大学のキャンパスのように広く、規模の大きさに圧倒されました。そこで英語を使いながら現地社員と交流し、世界各国の拠点間のオペレーションを体験したことで、当社のビジネスが世界中に大きなインパクトを与えていることを知り、これから自分も世界の仲間と連携して働くのだという実感が湧きました。
お客さまと一緒に課題を解決するプロセスを体感できたのは損害保険会社向けのWebアプリケーション開発プロジェクトに配属されてからでした。手掛けたのは、月10万人ほどが使用する保険金支払いに関するコミュニケーションシステムです。そのプロジェクトで、課題解決のために重要なことは、そのシステムを利用するエンドユーザーの目線だということを学びました。BtoBのビジネスでユーザーの反応を直接知ることは難しいと思っていたのですが、実はユーザーからの問い合わせや利用ログの解析により、ユーザーがシステムをどう活用しているかを知ることができます。顧客と議論する際にこれらの情報を活かすことで、真の課題解決ができるのではないかと考えるようになりました。
自分自身を徹底的に棚卸しして
価値観に合う企業を選ぶ
その後は、お客さまからの要望に応えるだけでなく、エンドユーザーのメリットを考え、積極的に提案していくスタイルに。システム上のボタンサイズや配置にこだわってUI(=ユーザーインターフェース)を大きく変更したり、ログイン時の利便性と堅牢性を同時に高められるような提案をしたり。こうして構築したシステムの使いやすさが社外でも評価され、グッドデザイン賞を受賞。さらにお客さまからも感謝の言葉を頂くことができ、大きな自信になりました。
入社して4年目になりますが、自分自身の成長を日々感じています。仕事を通じてだけでなく、2021年から新たに始まった全世界の若手社員を対象にした育成プログラムは、語学力や最新の技術を磨くことができ、確かな効果を感じています。また、職場のメンバーが多国籍であることも当社の魅力。さまざまな考え方に触れながら良い刺激を受けています。
就職活動を振り返ると、私が最初に取り組んだのは「自分自身の棚卸し」でした。その中で大事だと感じたことは、「会社のカルチャーと、自分の価値観との一致」です。実際にやりたい仕事ができるかはもちろん重要ですが、企業文化や環境が自分の価値観に合うかどうかは、モチベーションを高く保ち、納得して働くためには最も大切なことだと私は考えます。知名度や評判だけに左右されず、自分自身で判断してほしいと思います。私も当時の先輩社員と直接会話したからこそ、自分に最もフィットする会社に出合えたのだと確信しています。