2026/5/01 更新
AI時代、理系に求められる力はどうなる?
技術職の新しい必須条件
AIの急速な進化が続く今、技術職に求められる定義も変化するのではないだろうか。従来の「専門知識の量」だけでは測れない時代において、選考官は学生のどこを見ているのか。理系採用の最前線に立つ責任者たちが、これからの技術職に求める能力を公開。激変する環境下で、理系学生が磨くべき真の専門性、そしてインターンシップで確かめるべきポイントも紹介する。
商船三井
海を起点に非海運事業へ裾野を広げる
論理の先にある「やってみよう」が技術者の新条件に
論理の先にある「やってみよう」が技術者の新条件に
常務執行役員
技術・デジタル戦略本部長
技術・デジタル戦略本部長
川中幸一氏
大阪府立大学大学院修了後、大阪商船三井船舶(現商船三井)入社。技術系総合職として船舶調達・メンテナンス業務に従事。2017年設立のオーシャンネットワークエクスプレスへ出向後、LNG事業の営業部長として勤務。技術と営業の境界を越えたキャリアを経て、現在は技術部門を統括し、次世代の技術系人材育成を推進している
創業140年を超える海運業をなりわいとする当社ですが、近年は「海を起点とした社会インフラ企業」へと広がりを見せています。激動の世界情勢を生き抜いてきたわれわれにとって、変化は日常。現在のAI変革期も、新たな事業の種をまく「絶好の好機」と捉えています。それに伴い、技術職採用も大きく変わりました。船舶工学や機械工学のみならず、環境工学、農学部出身者まで多様な人材を歓迎しています。なぜなら、AIに代替されない人間の価値は「多様性にあふれる対話から未来を創造すること」に他ならないからです。一般に、技術の世界では論理を一つずつ積み上げ、正解を導く思考が尊ばれます。しかし、イノベーションを生み出すにはこの方法では限界があります。論理を突き詰めるほどに、「失敗の可能性」を排除する方向へ動いてしまうからです。それはビジネスにおいて後退を意味します。新たな価値を生むには、「失敗するかもしれないがやってみよう」という挑戦心が不可欠です。リスクと向き合い、価値を生み出せる人こそが成長できるわけです。実際、私たちはこうした姿勢で従来の「運ぶ」という海運の枠を超えてきました。FSRU(浮体式LNG受入・再ガス化設備)など洋上インフラ事業はその象徴。海上に停泊してLNGをガス化し、発電所へ供給する事業です。こうした領域を開くには、外部の専門家や異分野の知見を持つ仲間を巻き込む「目利き」の力が欠かせません。仲間と助け合い、リスクをチャンスへと変えていく。海を起点とした私たちのフィールドは、世界中の領域へと広がっています。
Q.
活躍している社員の特徴は?
「対面を大切にする姿勢」がある社員です。自分の専門領域に閉じこもらず、事業部門の担当者と直接対話する機会を積極的に作り、困りごとがあればすぐに駆けつけて支援する。メールやチャットだけで完結させず、顔を合わせて人懐っこく信頼関係を築いていく行動力が成果につながっています
Q.
インターンで体験して欲しいポイントは?
人と人との対話から見える、リアルな企業文化です。インターンシップでは、若手社員のメンターが伴走します。また、海外駐在社員ともオンラインでつなぎ、現場でのリアルな業務を紹介することも。Web上では感じることのできない社員の考え方や雰囲気、風通しのよさをぜひ体感してください
インターン中に発見
こんな学生は入社後も活躍しそう!
チーム全体をどう前に進めるかを見極めて主体的に動ける学生です。異なる専門性を持つメンバーが集まるグループワークでは、自分の得意領域だけでは完結しません。専門知識を活かす人、分析が得意な人、意見をまとめるのが上手な人など、適材適所があります。限られた時間でチームをゴールに導く姿勢が活躍の条件だといえるでしょう


