2019/10/25 更新 山田コンサルティンググループ株式会社

事業の再生から進化まで 企業に寄り添い続ける伴走者

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コンサルタントの仕事と成長は各社でどう違う?
プロジェクト事例で知るコンサル業界
コンサルティングファーム各社の違いを、プロジェクト事例を基に紐解き、紹介していく本企画。20代の若手コンサルタントが挑戦できる仕事とは? そこで得られる成長とは──? 自分にぴったりの企業を探してみよう。

経営コンサルティング事業本部
マネージャー
保土田 和也氏
ほどた・かずや/慶應義塾大学卒業後、2013年 に現・山田コンサルティンググループ株式会社 に新卒で入社。事業再生コンサルティング、組 織人事コンサルティング、リスクコンサルティ ング、M&Aコンサルティング、シップファイナ ンス、戦略コンサルティングなど多種多様な役 務をさまざまな業種で累計約100件、80社以上 を経験し、現在は海外監査含めた内部監査も担 当している。日商簿記検定1級、公認不正検査 士(CFE)、上級心理カウンセラー・行動心理士 (日本能力開発推進協会認定)

代表的なプロジェクト

年商100億円規模の企業の
事業再生コンサルティング

過去の投資による借入金の負担が重く、資金繰りも苦しくなっている状況下で、不採算部門や不採算商品の特定と絞り込み、再生に向けた改善施策の立案とそれに基づく再生計画の策定をクライアントと共に実施。金融機関の協力を得て、クライアントの正常化と借入金の返済を達成

上場企業の事業計画と
人事制度の構築支援

会社のあるべき姿と方向性を確認した上で、内部と外部の両視点から環境分析を実施。目標と現状のギャップを埋めるための既存事業の改善策、新規事業案を策定した。その事業計画の実行にあたっては、社員のモチベーションや実行力を高めるべく、評価制度・人事制度の再構築まで支援

事業の再生から進化まで 企業に寄り添い続ける伴走者

ベンチャー企業の10年後の生存率はわずか6%というデータがあります。あくまで一つのデータですが、少なくとも企業経営が常に順風満帆なわけではありません。販売不振、資金不足、事業拡大の失敗。企業は内部にも外部にも火種を抱えているのです。

苦境に立たされた企業と向き合い、現状を分析し、整理し、再起に向けた活路を見いだす。それこそが、山田コンサルティンググループが得意とする事業再生コンサルティングです。私のキャリアも、事業再生プロジェクトから始まったのですが、そこで経験したのは想像以上にシビアな世界でした。

初めての訪問先は、ある金融機関。クライアントの粉飾決算が発覚し、私の上司とクライアントの社長が報告に行く場面に同行したのです。名刺を交換して5分後、金融機関の担当者の怒号が部屋に響き渡りました。もちろん、粉飾自体は許されないことですが、それほどに窮していたこともまた事実です。経営の実態や現場の緊張感に衝撃を受けたのを覚えています。

その数年後、今度は私がフロントメンバーとなって、400億円以上もの巨額の負債を抱える中堅企業の事業再生プロジェクトに臨みました。金額が金額だけに、利害関係者は銀行だけで20行近くに上り、再生計画を提案しても双方に利害が食い違うという状況。さまざまな角度から事実とデータを積み上げ、各所を何度も説明して回りました。その結果、関係者全員から同意を得て、企業の特別清算に至り、有力事業の譲渡にも成功して多くの従業員を守ることができたのです。

私たちのコンサルティングは、クライアントに対して上から目線で物を言うようなものではなく、同じ目線で同じ方向を向き共に走っていく、泥臭くも血の通ったコンサルティングです。苦しい時を一緒に乗り越えたクライアントとは、もはやビジネス上のドライな関係ではなく、“戦友”と呼ぶにふさわしい間柄。プロジェクトが終わってからも交流が続くほどの強い絆こそが、この仕事の醍醐味と言えます。

その証拠に、シビアな現場を経験しても、なお事業再生に関わりたいと希望するコンサルタントは多いのです。

コンサルタントの神髄は 普遍的な人間力にこそ宿る



ITバブルの崩壊にリーマンショックと、日本企業は立て続けに窮地に立たされ、一時期は事業再生案件のニーズが数多く寄せられました。その後、徐々に景気が上を向き始め、昨今は事業の拡大と成長にかじを切る企業が増えています。事業再生を一つの軸としつつも、当社の強みは、戦略策定やM&A、組織・人事コンサルティングなど、幅広いサービス提供に長けていることにあります。再生の局面のみならず、攻勢に転じたクライアントに対しても多面的な支援が可能なのです。

それを可能にしているのは、専門性と多様性を兼ね備えた人材。山田コンサルティンググループには、そうした人材が育まれる土壌があるのです。

というのも、中堅・中小企業が主な顧客であるため、プロジェクト規模は大手企業ほど大きくはありません。その分、少人数での参画となり、若手に与えられる裁量が大きいのです。プロジェクト期間は長短さまざまですが、同時並行で関わっていくため、経験できるプロジェクトの数は、他ファームの倍以上。企業の命運に関わる重大な場面で、入社数カ月目から一人のプロフェッショナルとして振る舞う。目の前のクライアントのためにやるべきことをやり抜く。こうした経験を若いうちに積み重ねることで、早くから多様性と専門性が養われるのです。

現在、中堅・中小企業は、事業拡大の先に海外市場を見据えています。山田コンサルティンググループとしてもすでにアジアに複数の拠点を構えており、海外進出の潮流はいっそう活発になっていくでしょう。ゆくゆくは、大手企業がこぞって推進する先端テクノロジーの導入も進んでいくかもしれません。しかし、求められる専門領域が変わろうと、AIに仕事が代替されようと、人と人とのつながりによりビジネスが成り立つ以上、“人間力”は普遍のスキルです。そしてそれこそが、時代の変化に左右されないコンサルタントの本質だと私たちは考えています。



Interview Report

学びの場と成長の機会に富んだ環境 年次も所属も関係なく自分次第でチャンスを物にできる

山田コンサルティンググループでは、業界やサービスごとに組織が分かれておらず、誰もが希望するプロジェクトに関わることができる。経営層を含むベテランのコンサルタントから意見をもらえるナレッジ共有の場にも参加でき、自分が興味を持った分野を掘り下げ、クライアントに提案してサービス提供することも可能だというから驚きだ。唯一の条件は、意欲と積極性があるかどうか。どこまでも自由闊達で人間味あふれる風土に、コンサルタントとしての成長可能性を感じずにはいられなかった

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