2020/11/1 更新 山田コンサルティンググループ株式会社

時代や情勢が変化しようとも“覚悟を持った人材の採用”を継続する

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人事に聞きたい「会社」と「働く人」のこと コンサル業界の採用はどう変わる?
コロナショックをきっかけにあらゆる企業が経営方針や、働き方の見直しを行っている。こうした変化が、コンサルティングファームに与える影響とは?業界のリーディングカンパニーで働く人事責任者8人に、各社のコンサルタントに求められる役割の変化や、今後の人材採用の方針について聞いた。

管理本部 総務・人事部 シニアマネージャー
増田祥人氏

Profie

明治大学大学院にて会計学を学び、大手ECサービス運営会社に就職。
働いていく中で「地方活性化のために中小企業を改善したい」という思いで同社に転職。コンサルタントとしてさまざまな案件に携わった後、管理本部へ異動。
新卒採用を中心に経験を積み、現在では同社の採用・研修・評価など人事業務の全てを総合的に担当している


ITバブル崩壊、リーマンショック……日本企業は2000年以降、立て続けに窮地に立たされてきました。山田コンサルティンググループ(以下、YCG)は、苦境に追い込まれた中堅中小企業に対して、強みである事業再生を中心に経営コンサルティングサービスを提供。景気回復に合わせて、M&Aや戦略策定、組織・人事コンサルティング、海外進出支援など幅広いサービスを展開し、時代に合わせて役務を進化させてきました。そして2020年。新型コロナウイルスはYCGにも影響を与えています。海外進出や人事制度の見直し等の相談は減少し、コロナ禍における経営相談と併せて事業再生のニーズが急増中です。
ニーズの変化は、組織にも変化をもたらしています。事業再生領域における人員強化に加え、事業再生の経験がないメンバーも迅速に対応できるよう、培ってきた個人のノウハウを言語化・体系化し、社内研修を強化しています。
YCGはこれらの変化を成長の追い風に捉えています。それは、コロナショック以前から、手がける案件の多様化、組織の拡大等によりYCGのコンサルタントの基盤とも言える事業再生を経験する機会が減り、個人の成長速度が減速するという課題があったからです。経営破綻が目前に迫る経営者に対して、大量のデータや情報を駆使しながら責任感と情熱を持って、課題解決に全力で取り組む必要がある事業再生案件に若手のうちから携わる機会が増えている今だからこそ、個々人が圧倒的な速度で成長することが可能です。さらに従来の現場でのOJTに加え、さまざまなノウハウが蓄積された研修で、個人の成長速度は加速できるでしょう。

成長せざるを得ない環境で自分がなりたい姿を実現できる

では、採用の影響についてはどうか。業界全体で言うと、「絞った採用」に変わっていくかもしれません。つまり、各社、自社で定義するコンサルタントの本質を明確に発信する。YCGで言うと「コンサルタントは決して華やかではなく、地道で泥臭く、シビアで、大きな意義を感じられる仕事」という定義でしょうか。各社がミスマッチを減らす採用に注力するため「コンサルファームで働くこと」がゴールである学生にとってコンサル業界の敷居は高くなるでしょう。
一方で、YCGの採用ポリシーに、大きな変化はありません。なぜなら私たちは設立以来、先に述べたコンサルタントの実態を発信することを重視してきたからです。YCGのコンサルタントは、入社1年目から経営者に対たいじ峙します。中堅・中小企業がメインのため、案件の規模は2~4名体制です。だからこそ経営者との距離は近く、1年目から学べる領域は非常に広く、最速で成長できる。裏を返せば成長しなければならないのです。常に自分が当事者として、経営者と二人三脚で課題に向き合い続けた結果、お客さまにパートナーとして認められる。酸いも甘いも密度の濃い経験ができるからこそ、YCGでは、入社3年目頃までの若手でも、参画した案件の規模や知名度ではなく、自分がコンサルタントとして「何を成したか」を語れるのです。企業の危機に一緒に立ち向かうため、生半可な覚悟ではお互い幸せじゃない。お客さまの課題に対して真摯に、ひたむきに向き合い続ける覚悟がある人材を、従来通り見極めていきます。
具体的には「コンサルタントになる意志を証明できるか」という点です。例えば、自分が決めたことを目的意識を持って、PDCAを回しながらゴールに向かったのか、それを筋道立てて話せるかどうか。他にも、コンサルタントになりたいと言うならば、今経営コンサルについて何か勉強をしているのか等、どれ程本気なのかに注目しています。その上で、今の知見で、入社後どのように社会・企業課題を解決するのかを自分の言葉で語れるほどイメージできているのかも重要です。志望理由とコンサルタントになった後の姿を結びつけられる程、考え抜いてほしいです。もちろん応募時に考えがまとまっている必要はありません。説明会や選考の中でこれらを考え、コンサルタントという仕事に覚悟を持って向き合ってほしいと考えています。
真剣にコンサルタントを目指す方にとって、YCGのような1年目から挑戦できる環境で経験を積み重ねることで、時代の変化にも負けない、10年選手になれることは間違いないでしょう。

一緒に働きたいのはどんな人?

1.素直さ・謙虚さ・粘り強さを持つ

バックグラウンドが異なる経営者や銀行担当者、株主など多くの人に信頼される人間力はYCGのコンサルタントに必要な素養です

2.自身の経験を論理的に語れる

コンサルタントの重要な資質の中には、目的意識を持って行動した経験や、目標に向かった経験を論理的に伝えられるか、があります

3.入社後の行動をイメージできる

入社後、どんな社会課題を、どう解決するのか。現時点で語れるほど、仕事の理解を深め、社会動向やトレンドを常に意識してください

山田コンサルティンググループ

中堅・中小企業を中心に、企業が抱えるさまざまな経営課題に対する幅広いコンサルティングサービスを展開。持続的成長コンサルティング、事業再生、M&A、事業承継、組織・人事コンサルティング、コーポレート・ガバナンス、ITコンサルティング、海外事業コンサルティング、不動産コンサルティング、教育研修などサービスは多岐にわたる

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