2018/10/27 更新 山田コンサルティンググループ株式会社

再生から事業成長のニーズが拡大 M&Aや海外進出などの課題に注力

  • 山田コンサルティンググループ
  • 改革
  • 経営層

2020年以降、企業はどう成長するのか。
トップが挑む「経営改革」
ビジネストレンドが目まぐるしく変わる昨今。2020年以降も、さらなる変化の波が押し寄せてくる――。そんな中、日本を代表するリーディングカンパニーの経営者たちは、“生き残りをかけたチャレンジ”に踏み出した。各社の成長戦略や、経営理念を知り、企業で働く醍醐味を感じてほしい。

山田コンサルティンググループ株式会社



代表取締役社長 増田慶作氏 ますだ・けいさく1961年生まれ。宮崎県出身。 司法書士事務所、会計事務所などを経て、91年、公認会計士・税理士山田淳一郎事務所(現・税理士法人山田&パートナーズ)に入所。2000年7月、山田ビジネスコンサルティング代表取締役社長に。以降、グループ各社の代表取締役を歴任し、16年10月に山田コンサルティンググループ代表取締役社長に就任。18年4月に総合コンサルティングファームに生まれ変わった山田コンサルティンググループの代表取締役社長社長執行役員に就任している

少子高齢化と人口減少が進み、先行きの不透明感が高まる現在、企業経営のかじ取りはますます難しくなっています。特にわれわれのメインのお客さまである中堅・中小企業の経営者にとって、これほど不安な時代はないのではないでしょうか。
そうした不安や悩みに寄り添い、中堅・中小を中心とした企業のあらゆる経営課題を解決に導く。それが、私たち山田コンサルティンググループ(以下、YCG)の使命です。経営環境の厳しい時代だからこそ、徹底してこの使命を果たしていくことが重要だと考えています。
振り返れば、YCGの成長は、お客さまの課題に向き合い続けてきた結果といえます。YCGの経営コンサル部門は2000年、中堅・中小企業の事業再生を専門に手掛けるコンサルティングファームとして立ち上げました。もともと税務や会計のスペシャリストを多く擁していたこともあり、当時国内では前例の少なかった事業再生コンサルティングにいち早く取り組んだのが始まりでした。
事業再生の現場は、極めてシビアです。文字通り生き残りを懸けた状況で、しっかりと結果を出さなければ企業が倒産してしまうのですから。
だからこそ、コンサルタントは顧客企業の中にどんどん入り込んでいく必要がありました。例えば、財務改善のために、資金繰り表を作成する。現場から正確な数字が上がってこない場合は、各現場をまわって状況を分析したり、現場の情報を正確に吸い上げる仕組みを構築する。社長と共にメインバンクに再建計画を説明する。いわば社長室長のような立場で経営者と相対し、現場に入り込んで、本質的な課題を明らかにし、実態に即した解決策を着実に実行していくのです。
絶対に課題を解決するんだという強い意志を持って、誰よりも現場を理解し、現実的な解決策を打ち立て、着実に計画を実現する。YCGの「現場主義」は、コンサルタント一人一人が目の前の課題に本気で向き合うことで積み重ねてきた経験から生まれてきました。そして、徹底した現場主義を貫くことで、最も厳しい局面を共に乗り越えてきたパートナーとして経営者から絶大な信頼を勝ち得ることができました。



事業が多様化する一方で求める個の成長は変わらない



事業再生を果たしても、国内市場が縮小し、経済のグローバル化が進む中、どうすればさらに成長していけるのか。5年後、10年後を見据え、自社の経営資源だけで生き残りを目指すのではなく、成長戦略の一環としてM&Aを選択したり、新たな市場を求めて海外進出を図る企業も出てきており、コンサルティングのニーズは高まっています。
また、特に中堅・中小企業では後継者問題も切実です。人的にも物的にもスムーズな承継を実現するためのサポートが求められています。
お客さまの抱える課題が高度化・複雑化するに伴い、YCGは、事業再生をはじめ、M&A事業承継、海外事業、人事・組織、医療など、コンサルティングの幅を大きく広げてきました。今後は、「あらゆる経営課題を解決する」だけでなく、その上で「ワンストップでシームレスに対応する」ことを目指していきます。
18年4月にはグループ会社を統合し、会計や教育研修、不動産など幅広いサービスをワンストップに提供できる体制を整えました。
今後注力すべき事業の一つである海外事業においては、シンガポール・タイ・ベトナム・中国などの重要拠点にグループ会社を擁しています。現地の事情に通じたパートナー企業と連携し、地域に根差した強固なネットワークを地道に構築してきました。そのため、お客さまの海外進出にあたっては、現地の企業を紹介して終わりではなく、担当コンサルタントが責任を持って日本での戦略立案から現地での実行支援までサポートできます。
そんな体制を築いていくために重視しているのが、人材の成長です。当社の基盤である事業再生コンサルティングの現場では、入社1年程度の若手でも、経験豊富な経営者に信頼されることも珍しくありません。言い換えれば、ここにはそれだけ成長できる機会があるということ。ただし、それは与えられるものではありません。
YCGでは、お客さまの経営課題解決につながるものなら、どんなテーマにも自由に取り組むことができます。海外駐在も志願制ですし、学校や農業のコンサルティングを立ち上げたメンバーもいます。
事業の幅が広がっているこのタイミングにおいて、意欲的に挑戦し続ける方にとっては、無限の可能性を秘めていると言えるでしょう。



[Company info]

中堅・中小企業を中心に経営コンサルティング事業、不動産コンサルティング事業、教育研修関連事業、事業承継ファンドの設立・運営および投資・ファンド事業を展開。企業のあらゆる経営課題の解決、改善に取り組む

企業情報

山田コンサルティンググループの企業情報

合わせて読みたいこの企業の記事