入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。
『ユニクロ』など世界中で愛されるブランドを展開するグローバル企業。企画・生産・物流・販売までの一貫したプロセスにより、高品質な商品を展開
若手にも大きな裁量を与えるカルチャーがある当社では、インターン生にも机上の空論ではないリアルなアウトプットを期待しています。インターン生のアイデアでいいものがあれば、実際のビジネスに取り入れます。GBIに参加した学生で、上海の倉庫における在庫量のアルゴリズムを自分で組み、最適化したという例もありました。GSPに参加した学生では、イギリスの街中を行き交う人々のファッションを見て、「ウルトラライトダウンのベストを3ピーススーツのように着こなすのはどうだろうか」と提案。ロンドンのマーケティング部門に採用され、SNS上でこのコーディネートが前面に出された例もありました。
当社では、アルバイトから役員まで皆が「経営者」です。本気で参加し、自由で大きなビジョンを手に入れてください。グローバルな経営者として何ができるかを考え、社員と共にビジネスを生み出す。そんな経験をすることで、おのずと自分が成長できるフィールドを見極められるはずです。
まず世界に目を向けてみましょう。国や地域によって、顧客が求めていることは異なります。その本質を考え抜き、アウトプットすることで、自分の考えが世界で通用するかを試すことができます
プログラムは提供されるものではなく、自らも一緒に創るもの。単なる業務体験やセミナー受講ではなく、社員と同様に意見が求められていると自覚することで、入社後の成長イメージが湧くはずです