入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。
世界46カ国で事業を展開するタタコンサルタンシーサービシズと日本を代表する総合商社三菱商事との合弁会社。日本企業のビジネスをITで支援する
日本TCSのインターンシップで最も重要なのが「柔軟性」です。自分の考え方のみならず、ジャパンスタンダードさえも疑い、お客さまの将来的なビジョンや技術革新など、プロジェクトを取り巻く全ての要因を多角的な視点から分析していきます。つまり、それぞれの事象の関連性を理解し、未来に起き得る状態を想像する力が必要なのです。特にハイブリッド・デリバリーでは、そこに国ごとの文化や価値観という要素が入ってきます。「違う価値観に対してどう答えを導くのか」ということこそ、日本TCSのインターンシップにおける大きなテーマの一つです。
この解を得た上で、日本TCSを深く理解するために必要なのは、自分という視点だけでの判断を捨てること。自分は社会の一員であり、日本も世界の一つだと認識することが重要です。スタンダードを疑い、仲間やお客さま、社会の利益について考え続ける。この繰り返しが、柔軟性を備えたグローバル人材への第一歩となるでしょう。
存在している社会の一員として、自分の影響力を知ると共に、社会へその影響を還元していくことで社会貢献に寄与するというのが当社の考え方。マクロな視点とミクロな視点を持つことで視野が広がります
チームの力でワークを進めることにより、個の力だけではなく、チーム全体のスキルのボトムアップにつながります。自分中心の考え方ではなく、全体最適を考える当社ならではの仕事の進め方を体験できます