2022/4/08 更新

三菱総合研究所

1970年に三菱創業100周年記念事業として設立された日本屈指の総合シンクタンク。多彩な分野を横断する高度プロフェッショナル人財と、創業以来のミッションである豊かで持続可能な社会を実現させていく

私の視点が上がった瞬間

長期的な変革を支援するため顧客と伴走して課題を見極めていく

  • 三菱総合研究所
  • インターン
  • キャリア
  • 現場社員
金融DX本部
金融DXコンサルティンググループ
北村宗大

早稲田大学大学院 創造理工学研究科を卒業後、2016年に三菱総合研究所へ入社。金融リスク分野のお客さまを中心に課題の明確化からソリューションの提案・実行まで幅広く支援している

就活をしていた当時、大学院でソフトウエア工学を研究していた私は「システム開発の全体像をつかめるような仕事がしたい」という思いを抱いていました。そんな中、三菱総合研究所(以下、MRI)でアルバイトをする機会があり、そこでMRIでは、システム開発の上流工程から下流工程まで俯瞰して携われることを知りました。また、互いを尊重して建設的に意見を交わしながら、課題解決を目指す先輩たちの姿を見て、「この会社で働きたい」と考えるようになりました。

入社後、主に金融系既存システムの保守・運用や顧客からの照会対応を担当しました。金融工学にまつわる知識が全くなかったため、入社1年目は書籍や社内外の研修などを通じてインプットに励む日々。2年目からは、金融機関のミドルオフィスに関連するシステム開発を統括するポジションで主担当を任されることに。一つのミスが経営全体に大きな影響を与えるミッションクリティカルな領域で、稼働中のシステムを止めることなく改善させることが求められました。開発に関わる人員は、社外のパートナーも含め約120名規模。綿密に設計した計画を基に進捗を管理していくのですが、多くのステークホルダーが参加する大規模なシステム開発ではトラブルをゼロにすることはほぼ不可能です。さまざまな要因で巻き起こるトラブルの原因を特定しては対処するという繰り返しで、経験の浅い当時の私は目の前の業務で精いっぱい。最終的にシステムを完成させ、無事にリリースできましたが、振り返ると至らないところもありました。私が要件定義の段階で顧客が潜在的に持っている非機能要件まで十分に検討できれば、システムパフォーマンスはより一層高くなっていたはずです。顧客視点に立って物事を考えることで、システムの理想像が明確化されることに気付かされました。

積極的に自己開示をすることで
働いている社員の本音を引き出す

このプロジェクトを通じて、顧客が抱える課題解決のための自分の立ち位置がどこであるかをより意識できるようになりました。金融機関を取り巻く環境は、個人のライフスタイルの変化や規制緩和による他業態からの参入などにより、競争が激化・複雑化しています。当然、金融機関に求められる価値も多様化し、いかに高い付加価値を提供できるかが重要になります。金融機関の持続可能性を強化するためには、ブラックボックス化した既存レガシーシステムからの脱却やデータを活用した金融サービスの高度化など、金融DX(デジタル変革)が必要です。金融DXにおいて、MRIに求められるのは、データ解析、システム構築の経験に加え、AI・クラウドなどの最新テクノロジーを理解した専門家たちによる変革の実践。つまり、自分の担当領域とは異なるプロジェクトの情報を逐次共有し、シンクタンク部門の調査・分析で示される社会課題の解決までを見据えた未来像をチームで提示するのです。そして、金融機関の経営高度化には、長期的な変化を見据えたデジタル活用の設計と継続した支援が不可欠。ただデジタル変革のパッケージを導入して終わりという表層的な取り組みではなく、長期的な変革の道筋を示し、伴走型のコンサルティングを提供することが私の使命です。そのため、現場で働く方の本音を引き出し、経営層も把握していない課題を抽出して、より良い変革を推進すべく、さまざまなレイヤーの人と会話することを心がけています。

学生のみなさんも、入社前後で理想と現実のギャップを小さくするために、憧れの企業で働く先輩と話す機会を増やし、本音を引き出すために積極的に自己開示してみてください。自分から動くことで未来は開かれると思います。


合わせて読みたいこの企業の記事