富士フイルムビジネスイノベーション 2021/10/25 更新
オフィスにとらわれない働き方を、商品開発で後押し
よりよい製品を世界のユーザーに届ける
ソリューション開発部
ドキュメントソリューション開発グループ
大学院を卒業後、2013年に富士ゼロックス(現・富士フイルムビジネスイノベーション)に新卒入社。フィールドシステムエンジニアとして、お客さまが抱えるIT課題に対し、システムの設計や開発、時にはサーバ構築まで幅広いソリューションで対応する仕事に従事。16年に異動し、現在は文書管理ソフトウェア『DocuWorks』および関連商品の技術・商品開発を担当している
販売数トップレベルの製品を担当
企画から開発を指揮する毎日
現在は、自社の文書管理ソフトウェア『DocuWorks』の技術・商品開発を手がけています。DocuWorksはこれまで累計700万以上のライセンスを販売し、社内トップレベルの販売数を誇っている代表的な商品の一つです。このソフトを活用するとディスプレイ上で文書を閲覧できたり、文書にマークするなどの編集作業ができたりと、ペーパーレスで多様な作業が完結し、オフィスにとらわれない働き方を支援できます。
このDocuWorksをより快適に使っていただくため、当社では多彩な関連商品を展開しています。中でも私は、当社が提供するクラウドストレージサービス『Working Folder』との連携商品である『DocuWorks連携フォルダforWorking Folder』のソフトウェア開発マネージャーとして、商品企画から開発プロジェクトのマネジメントを担っています。システムトラブルに対応するのも重要な仕事の一つ。商品に不具合があると、多くのユーザーに影響が出るため、作業の正確さや安全性を念頭に業務に臨んでいます。
当社は2021年4月から社名変更し、“常にビジネスに革新をもたらす存在であり続ける”という新たな決意を掲げました。同時に、アジア圏に限らず、よりグローバルに事業展開する方針も打ち出しています。今後の商品開発においては幅広い海外ユーザーの利用を前提に、言語や仕様を対応させていくことが課題です。担当するDocuWorksや複合機を世界に送り出し、新たなビジネス基盤の構築を目指していきます。
「働く理由」はどう変わった?
大学で培った知見を武器に
理想とする環境で働きたい
大学院に進学したのは、学部4年で就職活動を始めた時「せっかく理工学部を卒業するのに、自分の武器だと自信を持って言えるほど理系の専門性が身に付いていないのではないか」と疑問を持ったからです。就活から進学に路線を切り替え、研究に没頭する時間を経たおかげで、大学院卒業後は迷いなく就職の道を選ぶことができました。
私にとって就職はあくまでスタートライン。入社した先でどのように働けるかが重要だと思っていたため、就職活動を進める上では、接する企業の方がどんな雰囲気を持っていて、一緒に働きたいと思えるかという感覚的な部分も大切にしていました。
企業説明会や面接でお会いした当社の先輩社員は、誰もがいきいきと楽しそうに仕事の話をする姿が魅力的だったことを覚えています。また、面接でお会いした役員の方もフレンドリーに温かい言葉を掛けてくださったため、私もここでものづくりの仕事がしたいと強く思いました。
クライアントからの感謝が
仕事のやりがいにつながる
フィールドSEとして働き始めて2年目の頃、大規模なプロジェクトの主担当を任されることになりました。依頼内容は「老朽化したシステム全般を新しいサーバ、アプリケーションにアップデートしたい」という、トータルな提案力・技術力が問われるリクエスト。なおかつ、クライアントがベテランの方ということもあり、当時2年目の私に対してやや風当たりが厳しく、さまざまな面からハードルを感じる案件でした。
そんな状況だからこそ、まずは仕事の質を信頼していただくことが第一と考え、打ち合わせの場では従来よりも各工程を細かく区切り、その度に頻繁かつ丁寧な説明を実施。クライアントとの間に認識の齟齬が生じないよう確実な進行を意識して取り組みました。
このプロジェクトは、約半年をかけて無事完遂。打ち上げの席では、クライアントから「頼んで良かったよ」とうれしい言葉を聞け、仕事にやりがいを感じた瞬間でした。
携わった製品で
国内外のユーザーを笑顔に
入社4年目で念願だったソリューション開発部に移り、DocuWorks関連の技術・商品開発を担当しています。
ユーザーにとって価値ある機能や仕様を考える立場なので、前部署で直接お客さまの声に触れてきた経験が役に立っています。DocuWorksは国内にとどまらず中国をはじめとするアジア圏でも利用されているソフトです。毎日、多くのユーザーに使用されているので責任は大きいですが、担当商品が世界で使われていることは良い刺激となっています。
今後当社は、欧米を含む海外マーケットに販売領域を拡大していく段階に進みます。私自身、入社前から海外業務に興味があり、自ら社内公募制度を活用し、担当製品の海外拡販を任されることになりました。
日々役員と相談しながら海外向けにインフラ整備を進めていますが、既に世界で信頼を得ている富士フイルムブランドと当社の高品質な製品を武器に海外シェアを広げていく毎日は忙しくも充実した日々です。
革新的なビジネスソリューションの提供で業務プロセスを最適化し、ビジネスに貢献する
時代とともに多様化、グローバル化するビジネスにおいてより効率的なビジネスソリューションを提供し、お客さまに貢献することを目指しています。2021年の社名変更を転機に新たな経営体制の下、活動の舞台をアジア・パシフィックからさらにワールドワイドに広げ、革新的なサービスをより多くの方にお届けしていきます。