2023/5/10 更新

人事・採用担当が教える

「自分らしく働く」を見つけるための
インターンシップ徹底活用術

インターンシップを「これからのキャリア」や「自分らしい働き方」を考える良い機会にするための方法とは? 業界・企業・仕事・自己理解を深めるためにインターンシップを徹底活用する術を人事・採用担当が解説する。

みずほリサーチ&テクノロジーズ
みずほフィナンシャルグループにおいて「リサーチ」「コンサルティング」「IT」の分野を担う。各専門領域で、みずほグループに蓄積されたナレッジや顧客基盤を活用しながら、金融だけではない側面から社会全体にも影響を与え得るソリューションを提供し続けている
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実務同然のプログラムに
学生意識を捨てて臨む

人事部
採用・教育研修室
北原 崚太郎
  • 妥協せずやり抜く
    主体的な姿勢が必須

    目指してほしいのは「実際にお客さまに提出するとしたら」というレベルの成果物です。本当に社員になったつもりで取り組む姿勢が自身の成長にもつながるでしょう

  • 積極性を大切に
    チームで動く経験を

    受け身でなく、前のめりに行動しましょう。「自らリーダーに」というほどの積極性を持つと、チームでの仕事の面白さや難しさを知ることができるはずです

  • 優先すべきは
    時間管理の徹底

    時間厳守の意識は、仕事を問わず身に付けるべき能力の一つ。優先順位の付け方やタスク管理など仕事で重要なスキルを体感し、働く自分の姿を思い描いてください

毎年8月~2月にインターンシップを実施。近年はオンラインにて開催

みずほリサーチ&テクノロジーズ(以下、MHRT)のインターンシップは、システムエンジニア(SE)コースとコンサルタントコースがあり、業務領域別に数種類のプログラムを用意しています。プログラムの流れは、オリエンテーション、グループワーク、発表、座談会が基本です。グループワークでは、学生の皆さんがリアルな実務を体感できるよう、実践的な課題を展開しています。例えばコンサルタントコースでは、「某商業施設が5年後までに売り上げを増加させるためのリニューアル施策の立案」という、実務とほぼ同じテーマを設けた年も。実際のプロジェクトと同様にチーム内で役割分担をして取り組みます。コンサルタントであれば顧客折衝やデータ分析、効果予測を行い、SEは課題抽出からシステムの仕様決定、画面遷移図やUIデザインの作成を手掛け、最終的に提案書にまとめていくのです。実現性や採算性を踏まえた提案に向け試行錯誤しなければならないため、仕事の完遂までのリアルな過程も知ることができるでしょう。提案内容に高いクオリティーを求める点も実務同様です。「お客さまにより価値ある提案を」という考えは、MHRTの全社員が共通して持つ価値観であり、インターンシップでも変わりません。そのため、学生の皆さんがクオリティーを追求できるよう、現役のSEやコンサルタントがサポートします。学生扱いではなく、共に働く先輩の立場でフィードバックするため、MHRTの考え方やプロジェクトの進め方を肌で感じられるでしょう。

妥協をしないグループワークで
仕事と自身のマッチ度を見極める

自分らしく働ける会社を選ぶ上で最も大切なのは、仕事の面白さと厳しさの両側面を知ることです。ネットに書いてある「面白さ・厳しさ」は全員に当てはまらないことが多いため、経験せずして判断できません。だからこそインターンシップでは「お試し」気分ではなく、社員になったつもりで取り組む姿勢が大切です。また、グループワークの成功を通じて、仕事で得られる達成感を味わうことができます。成功を目指す中では、一人一人が自分の意見を持って積極的に発言し、役割を果たそうという姿勢を忘れないでください。そして最も意識すべきは、タイムマネジメントです。どの仕事でも時間が大切なのは間違いありません。 MHRTのグループワークは5~6時間。時間が迫っても妥協できないプレッシャーを感じながら、タイムマネジメントを徹底しましょう。

自身のキャリアの指標にもなるインターンシップで、面白さも厳しさも難しさも進んで経験し、企業とのマッチ度を判断してください。


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