日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ
2021/10/27 更新グローバルとは何かを体感し
日本企業を世界につなぐ
橋渡し役になれる
九州大学大学院で人工知能を研究し、修了後、日本アイ・ビー・エムに入社。2010年アイ・ティ・フロンティア入社。13年取締役副社長に就任するとともに、CTOとしてデリバリー組織を統括。14年7月の日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ発足以降も、副社長 サービスデリバリー担当として、21年3月までデリバリー組織を統括。21年4月より現職
躍動する多国籍チーム
グローバルリーダーの育成に向け
多様なトレーニングを実施
インドをはじめとした世界中のTCSと日本TCSが連携し、お客さまに世界と日本の知見を融合した最適なソリューションを提供する「ハイブリッド・デリバリー」がわれわれの強みです。14年発足以降の新規契約のうち約9割がハイブリッド・デリバリーに該当し、新入社員の6割(5人中3人)が海外にいるTCS社員と共に仕事をしています。
そうした環境で働く社員の成長を支援し、将来より大きなステージで活躍できるグローバルリーダーを育成するため、あらゆる取り組みを行っています。
例えば、今年4月に開始した階層別トレーニング『Elevate(エレベート)』は、次世代のリーダーを育成するための新たなプログラムです。お客さまの変革を支えるため、次世代に求められる知識やスキルを体系化し、新入社員、中堅社員、ベテラン社員それぞれの階層でスキルアップ可能なトレーニングを提供しています。TCSと共通のカリキュラムなので教材は全て英語。日本の社員にもグローバル・スタンダードで学ぶことを求めています。
他には『Global Deployment Program』という海外派遣プログラムもあります。アメリカ、イギリス、インドなどの海外プロジェクトに若手・中堅社員を派遣し、TCSが世界の顧客からどう見られ、どのようにプロジェクトを進めているかを1~2年かけて直接経験し、日本と海外の違いを体得してもらいます。ここ数年はパンデミックを背景にプログラムを一時中断していますが、安全が確保できる状況になり次第再開する予定です。一方で、この世界情勢は、物理的な境界に縛られず世界各地に在籍するTCS社員やお客さま、パートナーと、バーチャルでも対面と同等にコラボレーションできることを私たちに気付かせてくれました。日本のオフィスや自宅にいながら、多様なメンバーを巻き込んで価値を生み出していく。そんなエキサイティングな経験を日本TCSの社員にはたくさん味わってもらいたいと思っています。
こうした多様なトレーニング環境を通して、グローバルに活躍できる人材育成を加速させ、いずれは全社員が「ハイブリッド・デリバリー」を担えるようになることが、私たちのダイバーシティ経営の目標です。
グローバル人材を育成するために、さまざまなスキルトレーニング、キャリア開発を行っています
ダイバーシティ経営が
キャリアに与える効果
実務レベルの英語力が鍛えられる
日本TCSで働くインド人社員は約800名。JDCには約4000名のインド人が在籍。その社員たちとは常に英語で仕事を進めるため、実務レベルの英語力が鍛えることができる
国内外の最新事例に触れられる
TCSおよび日本TCSは、世界の各産業でトップクラスの顧客とプロジェクトを進めている。そのため、国内外の幅広い業界知見、そして最先端のテクノロジーに触れることができる
グローバルで通用するマインドセットが身に付く
海外と日本では仕事の進め方が異なる。お互いに違いを理解しながら、仕事の進め方を最適化する経験を積むことで、加速するグローバル環境に必要なマインドセットを養える