日鉄ソリューションズ(NSSOL)
ITトータルソリューションを幅広い業界に対して提供するシステムインテグレーター。データサイエンスやデジタル技術を駆使し、顧客企業のビジネス変革や経営課題を解決するファーストDXパートナーを目指す
お客さまのビジネスの先にある
社会的価値まで意識できるように
エキスパート
システム情報学研究科修了。新卒で日鉄ソリューションズに入社し、携帯キャリア企業向けのシステム提案・構築を担うテレコムソリューション事業部に配属。2019年にDX&イノベーションセンターへ異動
私の仕事観が大きく変化したのは入社4年目。新卒から所属していた、携帯キャリア向けにITシステムを提供する部署で、システムが正しく機能しているかどうかを確認する「監視システム」の導入プロジェクトに関わった時のことです。監視対象となるシステムは、社会的に大きな影響力を持っており、システムが大規模であるが故にお客さま自身もシステムの全容を把握するのが難しい、という課題がありました。そこで私は、普段関わっていたお客さまのほか、関係各所へヒアリングを行い、システムに関する情報を収集し、導入に向けてシステムの仮説・検証をすることに。目の前のお客さまに加えて、エンドユーザーも見据え、情報収集と検証を重ねました。結果、お客さまでも把握していなかった特性を発見。それを踏まえて監視システムの設計を行ったところ、潜在する不具合を事前に検知でき、大きなトラブルを未然に回避できたのです。
この経験から、自分の仕事は目の前のお客さまのためだけのものではなく、その先にいる人や社会にまで影響を及ぼすことを実感しました。結果として、以前よりも視座が上がり、お客さまと目線を合わせてプロジェクトを進めることができ、真のパートナーとしての関係性を構築できるようになったと感じます。これ以降、よりスキルを高めながら、お客さまの要望以上に価値を発揮したいと強く感じるようになりました。そこで、さらに上流の企画構想から携わることができる環境を求めて、顧客企業のDX推進組織であるDX&イノベーションセンターという部署への異動を希望したのです。
企業の社会的価値を見極めることが
マッチ度を高めるポイント
異動後は、ITシステムの企画・構想やアジャイル開発組織の立ち上げ支援を担当。仕事内容は変わりましたが、以前学んだ「お客さまが提供するビジネスの先にある社会的価値・責任までを意識すること」の大切さは今の仕事にも共通しています。そしてこの価値観は、現在当社が中長期的なビジョンとして掲げている「ファーストDXパートナー」にも通じています。当社が考えるパートナーという言葉は、同じゴールに向かい、同等のリスクを負いながら本質的な課題を共に解決していくという意味です。これまでの仕事を発注する側と任される側の関係性を越え、共同責任者という立ち位置でお客さまと共にゴールを目指せることは当社ならでは。会社全体にこうした価値観があるからこそ、お客さまと自社の先にある社会まで意識できるのです。
入社から6年を経て、入社時に感じた社員一人一人の「圧倒的な当事者意識の高さ」は活躍する人の共通点であり、日々やりがいを持って仕事に取り組める理由だと思います。だからこそ、今から就職活動を行う皆さんも、企業が社会にどのような価値を提供しようとしているかに注目してみて下さい。さらに、インターンシップやOB訪問などで実際に働く社員の方々と話し、そこで働く人の価値観と企業ビジョンにブレがないか確かめると、よりマッチ度の高い会社に出会えるでしょう。
※NSSOLは、日鉄ソリューションズ株式会社の登録商標です。