2019/10/25 更新 日本IBM

独自の最先端技術と人の力でお客さまのビジネス課題を解決

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コンサルタントの仕事と成長は各社でどう違う?
プロジェクト事例で知るコンサル業界
コンサルティングファーム各社の違いを、プロジェクト事例を基に紐解き、紹介していく本企画。20代の若手コンサルタントが挑戦できる仕事とは? そこで得られる成長とは──? 自分にぴったりの企業を探してみよう。

グローバル・ビジネス・サービス事業本部 サプライチェーン・トランスフォーメーション マネージング・コンサルタント
田町 絵理奈氏

たまち・えりな/慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、2008年にIBM Business Consulting Services(10年、IBMに統合)に新卒で入社。業務改革コンサルタントとして、クライアントの業種や課題内容を問わず、国境を越えて多種多彩なコンサルティング支援を実施。16年に出産・育児休業を経て現場へ復帰。17年以降は主に調達領域を対象に、マネージング・コンサルタントとして構想策定から新業務の設計、実行支援に至るまでの一連の改革プロセスをリードしている

代表的なプロジェクト

Watsonの活用による
購買部門のコスト削減

人が通常集められる以上の膨大な情報を集め、人の意思決定を支援するWatsonをクライアントの購買部門に導入。最新のサプライヤー情報を瞬時に入手することを可能にした結果、取引先のアセス メント時間を70%短縮し、データ収集ルーティンを93%削減するなど大きなコスト削減を実現した

メガバンクのアジア拠点
標準化プロジェクト

業務プロセスをグローバルに標準化し、効率化を目指した案件。あるべきプロセスと現実とのギャップを埋めるべく、アジアの全拠点を回って各国の関係者とコミュニケーションをとり、課題の見える化と国や地域ごとの多様性を吸い上げ、全員が同じ方向を見てゴールに向かうことができた

独自の最先端技術と人の力でお客さまのビジネス課題を解決

データサイエンスやロボティクスといったデジタルテクノロジーの活用でビジネスを変革していく時代が来ていることは、すでに多くの人が認識していることと思います。私たちIBMのコ ンサルタントも人の意思決定をサポートするIBM Watson(以下、Watson)やアナリティクス、RPAなど、先進性の高いテクノロジーの数々を保有する強みを生かしてコンサルティングを進めることが当たり前になっています。しかし、それは私たちがIBMの人間だから推奨しているわけではなく、お客さま側が先端テクノロジーの活用を求め、その効果に期待をしているからです。
例えばお客さまがいち早くRPAの活用を開始している中で、コンサルタントがそこで生じた課題の解決にあたるケースも珍しくありません。つまり、これからの時代に最適なソリューションを提供するためには、コンサルタン トは先端技術をお客さま以上に理解している必要があります。そしてIBMのコンサルタントのアドバンテージは、最先端テクノロジーを自分たちの仕事にも取り入れ、その可能性を貪欲に追求できる環境があるということです。
例えばIBMでは、社員のスキル評価にWatsonを導入。マーケットニーズやスキルレベルを学習したAIが、各社員の能力を算定し、「給与を●%上げ るべき」という目安をマネージャーに提案する仕組みが機能しています。私自身はサプライチェーン領域のコンサルタントとしてWatsonを活用した プロジェクトに携わっています。製造業のお客さまにとって、優れたサプ ライヤーを見つけ出すことが不可欠で、これまでは商社から情報を取り寄せたり、インターネットを駆使したりしていましたが、情報収集や判断に膨大な時間がかかっていました。しかし Watsonを活用すれば候補サプライヤーを短時間で提示してくれます。時間と手間が劇的に軽減され、今では絞り込まれた選択肢を吟味でき、より高度な 判断ができるようになりました。
コンサルティングファームでありながら、事業会社としても独自のテクノロジーを持つIBMであれば、コンサルタントとしてこれまで解決できなかった課題を解決し、お客さまの変革を支援することができるでしょう。

充実した教育環境と社員の主体性を後押しする風土



一方でIBMは、技術がハイスピードで進化するため陳腐化も早く、新しいものへと移っていくことを熟知してい ます。現代ではあらゆる技術が約2.5年で陳腐化すると言われており、コンサルタントは次々に学び、「さらにその先」へと目線を向ける必要がありま す。そのため、学びの機会を設け、教育へ投資する動きをさらに加速させており、教育カリキュラムの数も増えています。技術進化と陳腐化のスピードを超える成長スピードを獲得するため、クラウド・ネイティブなアプリ開発スキルやデータサイエンスのスキルを社員が学んだり、専門技術者や営業担当だけが受けていた先進カリキュラムをコンサルタントも受講したり、人材育成面での強化が進んでいます。
ただし、テクノロジーがどんなに進化しようとも、経営の改善や変革を決定づけるのは人。私はむしろIBM最大 の強みは人にあると確信しています。 その理由は、多様な経験とバックグラウンドを持つ人材がそろい、互いのチャレンジを後押しする風土があるからです。
育休明けに自ら担当を志願し たあるプロジェクトを例にご紹介します。それはお客さま内で日の目を浴びていなかった間接材購買領域のポテンシャルを分析し、改革の必要性の有無を見極めるプロジェクトでした。何十 万件ものデータを解析した結果、戦略から組織、人材育成、ITと全ての領域で、当該の間接材の価値を見出すことができ、予算や人員の急拡大を実現。 子育てとの両立で時間の制約がありながらも、上司や国内外のあらゆる分野に存在するIBMの有識者を巻き込みながら、最良のアウトプットを追求することができました。
IBM内の人のリソースの豊富さ、そして「手を挙げた者勝ち」の社風の裏に「手を挙げた者を勝たせる」つながりがあることも改 めて実感しました。成長を主体的に目指す人に、こうした環境があることを知ってもらえたら嬉しいですね。



Interview Report

テクノロジー・ドリブンの時代、理想的な環境がそろう IBMだからこそ、「人」の力が最大の強みとなる

先端技術を自らリードしているIBMにいることで、デジタルトランスフォーメーションの時代にクライアントが求める最高水準 のテクノロジーを提案できる。これが同社の強みなのは誰もが想定するところだが、 田町氏が最も強調したのは「人の力がIBMの強み」という部分。技術的な優位性も、さらに充実度を上げた教育環境もすべては人の主体性あってこそ。そして、自らやりたいことに手を挙げるメンバーを当たり前のようにサポートする社風。それこそが同 社で働く醍醐味なのだ

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