入社後に「成長できる環境」をどう見極める?
企画者が教えるインターン活用ポイント
不安定な時代だからこそ、「個の力」の重要性を感じている人は多いはず。これからの就職活動で見つけたいのは、自分の力を最大限に伸ばせる会社、ビジネスパーソンとして存分に成長できる会社だ。では、そんな就職先を見つけるために、インターンシップ参加はどう役立つの……?国内のリーディングカンパニーでインターンシッププログラムの企画を担当している大人たちに、入社後に成長できる会社を見極めるためのインターン活用ポイントを聞いてみた。
携帯電話などの通信事業の他、動画配信などのスマートライフ事業、テクノロジーを利用した地方創生ビジネスなどあらゆるサービスを展開している
過去に学生が出した企画では、高速かつ大容量のデータが送れる5Gの特性を生かした遠隔医療の仕組みや、ARやVRを利用し、上京した子どもと地方に住む両親をつなぐコミュニケーションツールなど、多くのアイデアが生まれました。ただしドコモが重視するのは内容の善しあしだけではありません。社員が繰り返し口にするのは「今、ドコモで本当にやる意味はある?」という言葉。仮に先行する競合他社がある場合、顧客目線に立つと必ずしもドコモのサービスである必要性はないかもしれません。ドコモならではの独創性のあるサービスを生み出すためにも、インターンシップでは仲間と本気で議論してください。自身のアイデアだけではなく、チームメンバーや社員などの意見を取り入れながら、発言・行動することをお勧めします。そして新たな価値観や発想が生まれたのであれば、入社後も同様に視野が広がる環境と言えるはず。ビジネスの本質とも言える「顧客目線」を本気で考えられる当社のインターンシップで、ぜひ多くの学びを得てください。
アイデアは突然ひらめくのではなく、持っている情報から着想を得るもの。1人で考え込んでいても良いヒントは出てきません。社員に積極的に質問をして引き出しを増やし、良質なアウトプットにつなげましょう
インターンシップでは自分を良く見せようと、スマートな答えを出そうとする方も多いはず。しかし、小手先ではなく熱意を持って発信することで社員も本気で向き合い、プロの視点も密に感じられるでしょう