三井住友カード 2021/9/17 更新

自分が見つけた技術やビジネスの種が
会社、ひいては業界の新境地開拓を後押しする

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先輩社員22人、入社前後の仕事観の変化をたどる
私たちが働く理由

自分の志向にマッチした企業へ入社すると、仕事のパフォーマンスも上がりやすいもの。しかし自分が成し遂げたいこと、かなえたいことが一体何なのか、言語化しきれなかったり、入社してみないと分からないよ……と悩んだりする学生も多いだろう。そこで各企業の先輩たち22人に、「学生時代」「入社数年経ってから」「コロナ禍を経験した今」、それぞれの時期の「自分が働く理由」を聞いてみた。
自分自身の働く理由を考えると同時に、「仕事選び」の視点を養っていこう。

戦略事業開発部 兼 アクワイアリング統括部
松岡咲季

学生時代は情報理工学科でAIを専攻し、プログラミングを学ぶ。2016年、三井住友カードに新卒入社。営業部、システム開発部を経て、19年にトレーニー制度を利用しシリコンバレー に駐在。市場調査や協業パートナーの発掘に携わる。現在は、アメリカ駐在で培った調査能力を活かし、戦略事業開発部にて新技術・市場トレンド調査や新規事業開発、提携戦略策定などに尽力している

「システムによって成り立っているキャッシュレスの分野なら、理系の素養を活かせるのではないか」情報理工学科出身だった私は、そんな理由から三井住友カードに入社しました。

入社後は営業部で約2年間、新規加盟店の開拓から既存加盟店のフォローを担い、その後システム開発部へ異動。ここでは、社内の情報系システムの開発と運用に携わり、蓄積されたデータを活用した新サービスのシステム構築などを担いました。その後、戦略事業開発部の欧米市場室に異動し、アメリカのシリコンバレーに約1年半駐在。現在はアメリカでの経験をベースに国内外の新技術・市場トレンドの調査や、新規事業開発、提携戦略策定などに携わっています。

現在のポジションを一言で表現するなら、「何でも屋さん」。「イノベーションを起こせれば、どんなチャレンジをしてもいい」というとても自由度の高い環境が特徴です。トレンドの技術を見つけては、「カード会社がこの技術を使ったら何ができるだろうか」と可能性を探ったり、海外事業者のソリューションを利用した新しい試みを企画したり、海外事例と照らし合わせて事業戦略を策定したり……。あらゆる方面にアンテナを張り、多角的なアプローチから分析し、検証を行っています。

「調査能力×情報発信」で
会社・業界の可能性を広げたい

三井住友カードは、キャッシュレスのリーディングカンパニーとして、「お客様起点」を大切にしながら、常に業界に先駆けて新境地を開拓してきました。日本で初めて「VISA」を発行したのも当社ですし、最近でもSquare株式会社との資本業務提携を通じて新サービスを生み出したり、2021年2月にはカード券面に情報の記載が一切ないナンバーレスカードをリリース。さらには、ビッグデータを利用したBtoBのサービスにも着手しています。

私が現在在籍している「戦略事業開発部」は、会社の中枢を担う部署ではありませんが、こういった「業界に先駆けて新しい可能性を開拓していく」という当社の姿勢をかたちにしていく上で大きな可能性を秘めています。仕事を通して、会社のミッションを体現していけるのは、大きなやりがいです。

現在のチームは私を含めて4人。イノベーションを起こすために、おのおのが仕事を生み出し、さまざまなことを並行して進めています。私が現在進めているプロジェクトの一つが、社内のDX推進。アメリカ駐在時に直接CEOと接触した企業があり、その企業のソリューションを使った取り組みを行っている真っ最中です。かたちになりつつあるので実現するのが楽しみですね。

現在、メンバー層でシリコンバレーでの駐在経験を持つのは私を含めて社内に2名しかいません。情報発信ができる立場と、駐在時に身に付けた海外事例の調査能力を掛け合わせ、会社、さらにはカード業界全体を変革させていくための一翼を担えたら本望です。

「働く理由」はどう変わった?

入社

理系の素養を活かしながら
広い世界を見る

学生時代は情報理工学科で、AIを専攻。周りの学生たちはエンジニアの道へ進むのが既定路線でしたが、私は、“システムだけ”の世界に身を投じる気持ちになれませんでした。いつかはシステム関連の仕事をしたいとは思っていましたが、ファーストキャリアの職種に特に希望はなく、「何らかのかたちでITの知識を活かしたい」くらいの漠然としたイメージでの就活でした。

当社を選んだ理由は、IT以外の世界も見ながら、システムの知識も活かせるという点でベストだったから。キャッシュレス社会とITは切っても切り離せない一方で、IT企業ではないので、システム以外のビジネスも見られます。中でも当社に引かれたのは、先進的な取り組みを行っていたことと、お会いした社員の方々が会社に自信を持っているのが伝わってきたからです。ここなら、仕事に誇りを持ち、楽しみながら新しいことに取り組めそうだと、ワクワクしたのをよく覚えています。

2年

「自分のために」から
「お客様のために」へ

最初に配属されたのはクレジットカードの加盟店を開拓しフォローする営業職。2年目の時、とある加盟店から当時まだ実験段階だった「顔認証決済」や「指紋認証決済」に取り組めないかとご相談を受けました。

まずは社内の各部署をめぐり情報収集からスタート。その後、パートナーになり得るさまざまな企業を加盟店に紹介し、プレゼンテーションを行いながら実現に向けて奔走しました。この時の原動力となったのは、「松岡さんが担当でよかった」とお客様に喜んでいただきたいという思いに尽きます。これまで、「自分が何をしたいか」を起点に仕事を考えていた私にとって、お客様のビジネスに貢献し、喜んでいただくことがモチベーションになることを知った一件でした。結果的には道半ばで異動となってしまいましたが、異動のあいさつ時に、「本当にお世話になりました。ありがとう」という言葉と共に頂いたプレゼントのぬいぐるみは、今でも私の宝物です。

現在

自己成長を促し
自分の価値を高めていく

2019年、トレーニー制度を利用し、戦略事業開発部へ異動。シリコンバレーに1年半駐在しました。

託されたミッションは、アメリカ市場の金融サービスや技術のトレンド調査と、協業パートナーとなり得るスタートアップ企業を開拓し、新事業やビジネス拡大につなげること。当社はすでにアメリカのSquare(スクエア)やStripe(ストライプ)と資本業務提携を行っていますが、同様に海外の魅力的な企業との協業の可能性を常に探っています。シリコンバレーには多彩なスタートアップ、ベンチャーキャピタル、アクセラレーターが集結しているため、何度もピッチイベントに足を運びました。

刺激を受けたのは、著名な起業家の方々のチャレンジ精神や成長意欲。失敗を恐れずに何にでもチャレンジしますし、中には「コロナ禍で時間があるから」とMBAに行く方も。皆、自己成長にどん欲で、仕事を通して自分の価値を高めることの大切さを肌で感じた、貴重な経験でした。

会社のミッション

キャッシュレスのリーディングカンパニーとして
「お客様起点」で新境地を開拓していく

日本で初めて「VISA」を発行して以来、当社は今も業界の常識を覆す先進的なサービスや商品を生み出し続けています。キーメッセージは「Have a good Cashless.」。時代と共に変化していくキャッシュレス社会のニーズに応えるべく「お客様起点」で消費者と事業者それぞれにとっての付加価値を提供し、キャッシュレスの課題を解決し続けていきます。

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