知的好奇心を持って楽しむ姿勢が重要
駆動力を武器に社会課題に切り込む
デジタル・イノベーション
コンサルティング事業部長
東京大学を卒業後、都市銀行へ入行。その後外資系コンサルティングファームを経て、2006年に日立コンサルティングへ入社。自動車、鉄道、建設、ヘルスケアなどさまざまなインダストリーで実績を積み、18年に取締役へ就任。現在はデジタル・イノベーションコンサルティング事業部長を兼任し、DX領域のキーパーソンとして活躍する
ビジネスの最前線で
社会を一歩進める原動力へ
かつてコンサルタントは特定技術を修めた「専門家」でした。しかし今や、求められる成果はより細分化・複雑化し、複数の特定領域のスキルが不可欠。つまり、コンサルタント一人では手に負えないわけです。したがって、多様な価値観を受け入れ問題の本質に気付けるかどうかが肝になるのです。
そのキーワードとなるのは「駆動力」。社会課題に向き合ってプロジェクトを前に進めていく上で重要なスキルです。その要素としては、周囲を巻き込む推進力、課題を掘り下げていく思考力・感性、チャレンジを下支えする知的好奇心の三つが挙げられます。
当社について、いわゆる日本企業的なカルチャーをイメージされる方が多いのですが、実は若手も意見を出していく非常にフラットな環境です。特に私の管轄においては、若いメンバーが中心になって仕事を進めていきます。顧客の悩みを自分ごとと捉えて前のめりに取り組める方なら、入社してすぐに「下積みなし」でチームのフロントを任せても面白いと思います。
もちろん、こうした人材を育てる仕組みも充実しています。新人研修に加えて、各産業やテクノロジーに合わせた教育プログラムを用意していますし、大学などの外部専門教育機関とも連携しています。ぜひ強調したいのは、各メンバーに合わせたオーダーメードのものであることです。語学のできる若手に、外資系ファームへ出向するスキームを即席でつくり、手配したこともありました。これは当社が400人というサイズだからこそできる取り組みだと自負しています。
当社の歴史を振り返ると、社会インフラの改善など、重厚長大でどこか個人の興味や視点とは縁遠いプロジェクトが多かったようにも思います。しかしDXが急速に進む中で、「社会を変える」は個のコンサルタントが扱える身近なテーマに様変わりしたといえるでしょう。ここからが、われわれの出番であり、面白いところだと思っています。ぜひ皆さんと、自分の仕事を通じて社会を良くしていく、それを一緒に楽しんでいきたいですね。
“採用したい人材”3つのキーワード
推進力
入社してすぐに重要プロジェクトに中核メンバーの一員として参画するケースも。プロジェクトをグランドデザインし、周囲を巻き込みながらゴールに向かって進むことが不可欠です。強い意志で踏み出すアグレッシブさが課題解決につながります
思考力・感性
物事の仕組みを明らかにし、深く掘り下げられるかどうか。ただ考えるだけではなく、さまざまな人の価値観を理解し、気付く力がなければ、仕事はただの資料づくりで終わってしまう。人の心に「火をつけられる」感性が求められます
知的好奇心
ミッションだと思ってやるのではなく、楽しいから、ワクワクしたいからやる。自分ごととして解釈し、顧客の成果や成長を心から喜べる。解決を楽しめる。そういう方であればスピーディーに成長し、プロフェッショナルに近づけるでしょう