マネジメントソリューションズ(MSOL) 2021/9/17 更新

抽象的なイメージをいかに具現化するか
経営者と現場をつなぐ“翻訳者”であれ

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パートナーが明かす「採用したい人材」三つのキーワード
伸びるコンサルタント2.0

近年、コンサルティング需要が高騰。複雑化する経営課題に取り組むプロが求められている。それを受けてコンサルティングファーム各社は、多様な経験・能力を持った人材の採用を加速。新卒採用においても、「伸びるポテンシャル」を持った人材の獲得にしのぎを削っている。では、企業は「伸びる人」をどう見極めているのか。採用で重視する三つのキーワードと、新時代のコンサルタント像について、各社のパートナーに聞いた。

取締役 兼 執行役員
後藤年成

大学卒業後、ニッセイ情報テクノロジーに入社。プロジェクトで、ある外資系企業のすご腕のPMに出会ったことをきっかけにマネジメントの追求に精魂を傾ける。野村総合研究所を経て、2007年マネジメントソリューションズに参画。15年に台湾の子会社MSOL-TWのCEOに就任。18年1月、同社取締役に就任、現在に至る

日本企業でも、DX推進がコロナによりようやく加速し、大手ファームも多くのプロジェクトを動かしています。しかし、日本社会の縮図とも言うべき、組織構造的な問題が足かせになりプロジェクト全体の成功率は低く、3割程と言われています。解決すべきビジネス課題が大規模化、複雑化し、各ステークホルダー同士がスムーズかつタイムリーに意思決定ができない結果、総論では合っているのに各論に入ると全く違うことをやっているという不一致が生じてしまうのです。組織が大きいほど業務の細分化や、テクノロジーの進化への対応に腰が重く、「ヒト・モノ・カネ」の全体最適を目指すべきだと企業自身も気が付いていますが、意思決定の妥当性を内省し、自己変革するまでには至っていません。経営者の抽象的なビジョンを成果として具現化するために何が欠けているのか。この答えが「マネジメント」なのです。

DXにしても、Tech系の人材がマネジメントの役割を担う場面が増えていますが、テクノロジーの専門知識しかない人材だけでは残念ながら成果を最大化させることはできません。優秀な技術者を束ねどう成果を出すのか、経営層に先進技術の有用性をどう理解させるのかという、マネジメントの観点を欠いたプロジェクトは失敗します。

マネジメントソリューションズ(以下、MSOL)は、プロジェクトを円滑に推進させるために培ったノウハウを提供し、マネジメントにおける社会のプラットフォームとして顧客の課題解決に深く入り込み、企業全体のマインドチェンジをも引き受けます。いわば、経営層と現場をつなぐ、翻訳者です。もちろん、顧客に迎合するのではなく、時には断固として「やるべきではない」という真摯な姿勢で批判を恐れず実行にコミットする。それは、戦略コンサルが口にしがちな「実行支援」とは似て非なる徹底した伴走型の支援です。

プロジェクトを通して泣き、
心が満たされる経験が胆力となる

グローバル規模の大規模プロジェクトであれ、ボトルネックになるのも、それを解決するのも、結局は人です。上から目線の戦略の押し付けでは成果を最大化できません。コンサルタントはドライなイメージがあるかもしれませんが、われわれはかなりウェットです。頭はロジカルに、しかし心はエモーショナルに働かせるのがMSOLのコンサルタントの強みです。

当然、顧客と真摯に向き合うには、胆力が要ります。心に寄り添い、苦境を一緒に乗り越えた仲であろうと、必要とあらば苦言も呈する。共に汗をかき、成功を分かち合える。何百ページも資料を書いて、それで終わりだなんて、味気ないじゃないですか。

そうは言っても、まだ日本においてマネジメントのプロフェッショナルの絶対数は少ない。ですから、MSOLはマネジメントプラットフォームの新サービス『Management Canvas』(2021年4月リリース)を展開し、企業や個人を問わず、多様な人材に向けてマネジメント教育を提供しています。

当社は、これまで専門特化してきたPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の領域をより拡大させると共に、目下の日本の課題であるDXをリーディングできる集団として、デジタルとマネジメントを融合させたDMO(デジタルマネジメントオフィス)を立ち上げ、テクノロジーを利用してお客さまの変革を実現できる、新たなマネジメント人材の育成にも注力しています。

私は、社員に「うちの会社を使い倒して皆さんの夢を実現してください」と伝えています。個人のキャリアゴールの実現を軸にした自律性に基づくサポートを旨としており、希少性の高いマネジメント能力を備えたコンサルタントたちと共に、進化を続けていきます。

“採用したい人材”3つのキーワード

1.

究極の黒子

組織を束ねて成果を出すことがMSOLの源泉なので、自分の目的達成よりも他人の成功に喜びを感じる方が向いています。独善的な自己犠牲に酔うのではなく、媒介することで人の役に立つということに楽しさを感じる方が活躍できると思います

2.

翻訳者

経営陣と現場、双方の言い分を解釈し、かみ砕いて伝えるだけでなく、具体と抽象をつなぎ、テクノロジーのビジネス活用を経営層に理解させられる人材は希少です。多様なことに興味を持ち、情報収集の感度が高いということが強みになります

3.

Integrity

かのマネジメントの父であるドラッカーも、マネジメントで一番大事なのは真摯さだと言っています。目の前の人だけでなく、自分自身に対しても真摯に向き合うことが大切です。合理性と高い感受性を活かす土台には誠実さが不可欠です