2025/5/02 更新

ビジネスプロフェッショナルが解説

「真の企業力」を見抜く方法

会社の良しあしは「知名度」だけでは測れない。これから先も長く発展し続ける会社、急成長を遂げる可能性を秘めた伸びしろのある会社は、どうすれば見極められるのだろうか。企業経営、組織開発・採用のプロフェッショナルたちが、各社の事例を用いて「真の企業力」を見抜く方法を解説。インターンシップで確認すべきポイントも紹介する。

シグマクシス
2008年の事業開始以来、企業の課題を解決し新たな価値を創出するコンサルティング・サービスを提供。グループ企業である投資会社・シグマクシス・インベストメントと連携し、企業間の連携による価値共創の推進にも取り組む
代表取締役社長
太田 寛

「シェルパ」として企業の「三つの変革」を支援し
企業間をつないで産業や社会の未来共創を推進

  • シグマクシス
  • インターン
  • キャリア
  • 経営層

コンサルティング企業に求められることは、社会の現状を的確に見極めた上で未来を構想し、その実現に向けて新たな価値を創出することです。しかし、未来の産業や社会を、一企業でつくることは難しいでしょう。シグマクシスは、複数企業のコラボレーションによる未来共創を推進したいと考えています。そのためには、まず各企業が時代の変化への柔軟な適応力を備えることが重要です。私たちは、未来を共創するパートナーとして、企業の変革を力強く支援しています。

日本社会では、バブル経済後の成長停滞期を「失われた30年」と表現しますが、それは決して過去の話ではありません。デジタルを活用した企業・産業の変革への乗り遅れはいまだに続いており、パラダイムシフト対応は急務です。こうした状況に対してシグマクシスは、デジタル経済下で企業が取り組むべき「三つの変革」を提唱しています。それが、既存事業の生産性を爆発的に高めるデジタル・トランスフォーメーション(DX)、自社の強みを活かした新サービスを生み出すサービス・トランスフォーメーション(SX)、新たな経営環境を創るマネジメント・トランスフォーメーション(MX)です。三つの変革によって、企業は自らの経営課題を整理しながら企業同士が連携する価値共創を実現し、新たな産業や社会づくりへとつなげていけると考えています。

難度の高い変革に取り組む際、企業はパートナーを必要とします。多様なコンサルティング企業がそれぞれの強みを活かして支援する中、当社が大事にするのは「シェルパ」としての姿勢です。登山家に寄り添い、登頂から下山まで支えるシェルパのように、企業の変革に最後まで伴走する姿勢は、当社の強いコミットメントの証しです。そのため当社には、同一企業内で多岐にわたるテーマのプロジェクト支援が多くあります。自社の経営理念や価値観、組織文化を理解するパートナーを選び、高い生産性を求めるのは当然でしょう。こうした積み重ねの結果、お客さま企業と共に未来を描く活動も増え、2025年1月には小売業のお客さまと共同で、10年後の小売業の未来を予測した「関西の未来と小売りの向き合い方」というホワイトペーパーの制作を行いました。

さらに当社は、多様な専門性を持つ社外の企業・組織・人材と恒常的に連携し、どんなプロジェクトでも機動性・品質ともに高く推進する「アグリゲーション」というアプローチを強みとしています。求められる能力が常に変化する時代に、全てを自前で解決しようとするこだわりは無用です。社外とつながり、お互いの強みを活かして能力を高め合えば、できることは各段に増えるはず。そして、こうした柔軟な動き方が得意なのはきっと、20~30代の若い世代でしょう。だからこそ当社では、若手を含めて社員全員が社外とつながり、新たな視点やアイデアを生み出す活動を推奨しています。

トライアンドエラーからも学び柔軟な発想を生み出そう
社員の成長に投資を惜しまない姿勢が企業を成長させる

持続的に成長する企業の共通点は、既存の枠にとらわれない柔軟な発想を歓迎する姿勢を持っていることです。価値創造において、必ずしも成功だけが重要とは限りません。数多くのトライアンドエラーからも学びを深め、最終的に成功へとつなげる企業こそが、真に成長すると考えます。

学生の皆さんがインターンシップなどを通じて企業を見極める際は、先輩社員が積極的に新たな挑戦をしているかどうかに、注目してみてください。また、明確な中長期的経営ビジョンが社員に浸透しているか、その実現に向けた社員への期待が具体的に言語化されているかも重視してほしいポイントの一つです。共感できるビジョンの下で、社員の成長に投資している企業であるかは、企業の持続的な成長に加え、皆さん自身の成長にも欠かせない要素です。時代の変化に柔軟に対応しながら、社員の声に耳を傾け、能力開発の仕組みを整えるなど、積極的に環境を整備している企業であれば、どの世代からも求められる存在へと進化していくでしょう。もちろん、当社もそうした企業であり続けます。

制作担当/佐藤諒

「企業力」を見抜くには・・・

挑戦から学び柔軟な発想を歓迎できるか
社員の成長に投資する姿勢を注視しよう

合わせて読みたいこの企業の記事

\type就活限定イベント多数掲載/
新規会員登録はこちら!