2017/9/12 更新 「自分らしく働く」ということ

【プロレド・パートナーズ】現場目線で踏み込むからこそ、顧客が望む結果につながる

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「自分らしく働く」ということ
エクセレントカンパニーで活躍する、20代・30代のビジネス・プロフェッショナルたちの就活エピソードと入社後のキャリアをインタビュー。就職活動時、何を目指し、就職先となる1社を選択したのか? また、実際に入社後どんな仕事に携わって成長を遂げてきたのか? そして彼らが見いだした「自分らしく働く」ことの本当の意味に迫る。

株式会社プロレド・パートナーズ
コンサルティング 第三部 コンサルタント
孔 蓮花さん

「成果報酬型コンサルティング」という、競合他社と一線を画すビジネスモデルで、上場企業を中心に数多くのコンサルティングを手掛けるプロレド・パートナーズ。同社でコンサルタントとして活躍する孔蓮花さんは、大学3年次から外資系コンサルティングファームのインターンシップに参加した。

「都会で働くビジネスパーソンへの憧れ、そして携わった仕事で自身の介在価値を感じたい、という2つの軸で、コンサル業界に足を踏み入れました」

 携わったのは、主に消費材や飲料メーカーの戦略コンサルティング。ブランディングや新規市場開拓など、多くを学んだ孔さんだったが、1年が経過した頃、ふと疑問を感じた。某飲料メーカーが開発したサプリメントの新規市場参入における戦略立案に関わったのだが、いつまで経ってもその商品が市場に現れなかったのだ。

「私たちが行ったのは経営陣の意向をくんで戦略を提案するまで。現場での実行フェーズにまで踏み込んでいませんでした。プロセスが見えないまま結果にもつながらない。企業の役に立てている実感も持てず、コンサルタントへの熱意は薄れていきました」

 大学卒業後、孔さんは日本市場に興味を持ち、京都大学大学院へ。就職活動時は幅広く業界を見ていたが、偶然参加した合同企業説明会でプロレド・パートナーズと出会い、衝撃を受けた。

「『成果報酬型』という当社のビジネスモデルは、結果にコミットメントするため、コンサルタント自ら現場に入り、実行まで関わっていく。インターンシップ時に感じていたコンサルタントの仕事に対する葛藤を払拭する内容に魅力を感じ、入社を決意しました」

現場重視の風土を実感。新たな視点を見いだす

 入社後、孔さんは企業の収益改善領域においてコスト削減や企業再生などのコンサルティングを任された。
 同社では新入社員でも成長が早い場合、メインで顧客を担当し、上司がサポート役となるケースがある。自ら考え行動しなければ、成果に結び付かない。責任の重さを感じながら、孔さんは業務に励んだ。積極的に顧客の経営陣に向けて、綿密に考え抜いた戦略を提案。順調に思える仕事ぶりだったが、考えが一変する出来事が起こる。

 全国展開する某大手外食チェーンでの黒字化プロジェクトに参加した時のことだ。現状の店舗のサプライヤーを精査し、集約させることでコストダウンを狙ったプランを経営陣に提案しようとした孔さんに、当時の上司は「それだけでは現場の社員は動かない」と厳しい一言を告げた。

「『どんなトラブルが想定されるのか、それを回避する方法は何か。現場を徹底的に納得させられる方法を考えたのか』と問われ、いずれの質問にも答えることができませんでした。そこで自分の考えの甘さに気付いたのです」

 現場を知ることがまだまだ足りていないと痛感した孔さんは、各店舗の担当者が抱く疑問を把握した上で、新たに資料を作成。サプライヤーや取引先にも直接足を運び、何度も打ち合わせをしながら収益改善に向けて実行していった。結果、実に20年ぶりに当該部門の黒字化を達成させたのだ。

「成果を出すためには、幅広い立場の視点を持つこと。契約をするのは経営者ですが、施策は現場と共に動く。本当の意味でのコミットメントを知りました」

 最近では、ゲーム業界最大手の企業のプロジェクトマネジャーを任され、着実な成長を遂げている孔さん。今後の抱負をこう語る。

「3年後には役員に、10年以内には起業したいと思っています。社長との距離も近いので、そばで多くを学び、夢を実現させたいです」

PROFILE
こう・はすか/復旦大学(中国)経済学部在学中、外資系コンサルティングファーム2社のインターンシップに参画。ブランディングや販売戦略業務に携わった後、来日し、京都大学経営管理大学院に進学。卒業後、2016年にプロレド・パートナーズ入社。英語、中国語、韓国語、日本語の4カ国語を操る国際派コンサルタントとして活躍

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