2017/11/1 更新 「自分らしく働く」ということ

【ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント】思考を止めず進み続けること。その姿勢が顧客満足につながる

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「自分らしく働く」ということ
エクセレントカンパニーで活躍する、20代・30代のビジネス・プロフェッショナルたちの就活エピソードと入社後のキャリアをインタビュー。就職活動時、何を目指し、就職先となる1社を選択したのか? また、実際に入社後どんな仕事に携わって成長を遂げてきたのか? そして彼らが見いだした「自分らしく働く」ことの本当の意味に迫る。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社
法人営業部 ヴァイス・プレジデント
伊勢 比都美さん

「お客さまのために綿密に調査し最適な商品を提案する。この仕事ならではの面白さです」

 目を輝かせながらそう語るのは、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(以下、GSAM)に中途採用で入社した法人営業部の伊勢比都美さんだ。彼女のミッションは、国内年金基金を中心に金融機関や事業会社などに幅広くサービスを提供することだ。

「就職活動の当初から、専門性を持つスペシャリストを目指し、外資系金融を志望していました」

 物事を深く考えることが好きだった伊勢さん。キャリアのスタート地点を、成長業界と言われている大手資産運用会社に決めた。

「1社目、そして2社目を経験し、周囲と協力しながら、適切な状況判断をし案件を進めていくことが、案件の成功とお客さまの満足度を決めると学びました」

 そしてGSAMで、伊勢さんはこの仕事の真の魅力に気付く。GSAMの商品は株式・債券・不動産・オルタナティブと多岐にわたり、制限がなかったのだ。

「第一線でお客さまと接する営業は、ニーズを誰よりも理解する必要があります。先輩社員が、プロジェクトリーダーとして社内外の関係者と協力しながらお客さまと長期にわたる信頼関係を構築し、お客さまのニーズに対して最適解を提供しようと努力する真摯な姿勢に心引かれました」

 顧客の投資運用を成功に導くまで決して妥協しない。そこに目指すプロフェッショナルの姿を感じ、伊勢さんは入社を決めた。

顧客に真摯に向き合うこと、それがプロフェッショナル

 伊勢さんはチームや会社への貢献と顧客の利益貢献に注力した。

「新規顧客層開拓のために、当時チームとしてカバーしきれていなかった全国の60校以上の学校法人に自らのアイデアでコールドコールをかけたり、お客さまからの強いニーズを背景に、GSAMに実績のない商品を手掛けたいと社長に直談判したこともありました」

 中でも印象深いのは、とあるクロスボーダーの不動産ローンでの資産運用案件だという。

「投資部隊が開拓した400億円規模のプロジェクト。素晴らしい案件だと確信はありましたが業界的にも前例がなく、かつ3カ月以内に資金を集めなければいけないという制約に頭を悩ませました」

 しかしある企業年金がアンカー投資家として名乗りを上げた。その企業は伊勢さんの既存顧客。ニーズをつかめたのは日々のコミュ二ケーションのたまものだ。だが新たな問題が生じた。

「お客さまの求める内容から、投資スキームを大きく変更することを余儀なくされたのです」

 窮地の中でも伊勢さんは諦めない。GSAMの経営理念「クライアントファースト」は、伊勢さんにしっかり受け継がれていたのだ。

「取引停止、最悪のケースとして案件の不成立にもなりかねない事態でしたが、我々を信頼して資金を預けてくださったお客さまのために、この案件を絶対に成功させるという覚悟で臨みました」

 同僚や上長、社長を巻き込み連日ディスカッションを行った。社内だけでなく顧客からも多大なサポートを得て、チーム全員で解決に向け奔走した結果、案件は無事にスタートすることができた。

「お客さまからのサポートなしには成り立たない案件でしたが、『いつも真摯に考えてくれる伊勢さんだから、信頼して、絶対にこの案件をやりたいと思った』と担当役員の方に仰っていただきました」

 決して妥協しない。そこで得た確固たる信頼が成功を呼んだのだ。

「これからもお客さまのために働くことで会社に貢献し、後輩たちの良きロールモデルになりたいと思っています」

PROFILE
いせ・ひとみ/2009年、慶應義塾大学法学部を卒業。外資系運用会社と外資系証券会社を経験し、顧客に対して真摯に取り組む先輩社員に感銘を受けGSAMへ入社。入社以来一貫して法人営業に取り組み、主に国内年金基金を対象とした自社運用ファンドの営業に関わる。取扱戦略は株式・債券・不動産・オルタナティブと多岐にわたる

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