税務コンサルタントと聞くと、どのような仕事か想像付かない方も多いかもしれません。KPMG税理士法人には、多数の税務専門家が在籍しています。税務コストは企業活動の中で人件費や賃借料に並ぶ大きな費用です。
私たちの使命は、企業の税務戦略のパートナーとして、コンプライアンスを重視しながら税務コストの適正化を図ること、そして納税者(企業)を代理人として支えることです。私たちの仕事の特徴は、自らが企業側に立ち、当事者意識を持ってクライアントの税務戦略を支え、共に成長していく点にあります。
インターンシップを通して、税務コンサルタントの仕事のやりがい、達成感を感じながら、企業経営に関する新たな視点を獲得していただきたいと思います。
2日間のグループワークを通じて、ビジネスにおけるタックスプランニングおよび税務リスク管理の重要性と税務コンサルタントの仕事の醍醐味を学んでいただきます。
グループワークでは、例えば、多国籍企業ではどの機能をどの国に置くか、生産フロー・販売フローをどう組み立てるのかなど、サプライチェーンの観点も踏まえて、チームで議論していただくとともに、先輩社員のアドバイスを受けながらクライアント(企業)にとって最適なタックスプランニングを構想していただきます。
プログラム1日目は、まずタックスプランニングと税務リスク管理とは何かを知るべく、皆さんに多国籍企業の税務部門の責任者という立場から、そして2日目は、私たち税務コンサルタントの立場から税務に関するさまざまな企業課題解決に挑戦していただきます。
このインターンシップでのグループワークを通じて、企業経営における税務戦略の重要性について理解し、私たちの仕事をリアルに体感してください。そして、税務コンサルタントとしての達成感を共有しましょう。
期待できる一番大きな変化は、表面的な情報のみに惑わされず、そこで出てきた数字や事象に対し、「なぜこうなったのか」と考える力を身に付けられることです。
例えば新聞をご覧になってください。報道には、必ず記事には書かれていない経緯や舞台裏の仕組みがあります。税の世界をひとたびのぞけば、きっとこれからの新聞の読み方も一変することでしょう。そんな新鮮な体験を皆さんにお届けしたいと思っています。
また、グループワークにおいては、シニア(現場責任者)クラスの先輩社員も参加し、皆さんの出したアイデアに対して、実務家の観点からさまざまな指摘をします。
例えば、あまりにも行き過ぎた税務戦略は、消費者の反発を招き、企業の評価を損なう恐れも。先輩社員たちはそうした角度から皆さんのプランの実効性を検証し、改善のアドバイスを送ります。
現場の実務家ならではの”生きた”知見は、新聞や本を読んでいるだけでは絶対に得られない一聴の価値あるものばかりです。この業界を目指すかどうかにかかわらず、きっとあなたの知的好奇心を刺激する時間になると思います。