2023/5/31 更新 業界・企業研究

企業を選ぶ軸は「定量情報」と「定性情報」の2つの視点で整理!

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就職活動における企業選びの軸は、個人の価値観によっても異なりますし、様々な視点があります。ただ、この軸を整理することで、入社後に後悔しない企業選択に繋がりますので、必ず早い時点で整理していきましょう。

着目するポイントは、「定量情報」「定性情報」の2つの視点です。
「定量情報」とは、客観的に数値化が可能な情報になります。例えば、給与や休日数などがこれに該当します。
「定性情報」は、「定量情報」のように数値化できないイメージやメッセージ、言葉などの情報になります。例えば、企業の成長性や経営方針、職務内容の情報などがこれに該当します。この2つの視点から企業選びの軸を整理することで、数値化による比較や企業イメージによる比較が確認しやすくなるでしょう。

以下の内容は企業選びの軸を採用ホームページや説明会から取得しやすい情報を「定量情報」と「定性情報」に分けたものになりますので、参考にしてください。

企業選びの軸になる「定量情報」と「定性情報」の例

■企業選びの軸の情報例

(1)定量情報の代表例(給与や休日数など客観的な情報で説明できるもの)
・企業規模 (従業員数、資本金、売上など)
・地理的条件 (自宅からの距離、転勤有無(回数)など)
・勤務形態 (勤務時間、週休制など)
・経済的条件 (賃金、昇給など)
 
(2)定性情報の代表例(社風などの言葉で説明できないもの)
・業種 (製造、商社、金融、サービスなど)
・職務内容 
・職業自体の専門性
・業界内での評価、評判
・経営方針
・企業の将来性、成長性など
・社風
・福利厚生(保険、住宅手当、保養施設など)


企業選びの軸を整理することで、重要な2つの視点の比較がとても簡単になります。

1つ目の視点は、あなたの中での優先順位比較です。上記のような項目の中で、あなたにとって優先度が高い軸とそれ以外の軸を簡単に比較することができるようになります。

2つ目の視点は、選考中に2社以上の企業で迷った際にも、上記項目で企業情報を対比することができることです。自分にとって優先度の高い企業を選ぶことができるようになるでしょう。

このような企業選びの軸から自分と向き合って、優先順位を整理することがタイセツです。優先順位を付けることで、不安な気持ちも整理され、次に向かう気力も湧き出ることでしょう。もちろん、全ての軸で納得のいく企業を見つることは困難です。自分の中で、妥協できることや妥協できないことを整理することや、自分の新しい考え方を見つけることも必要となってきます。


まとめ
・企業選びの軸を整理することで自分の中の優先順位が明確になる!
・すべての軸で納得いく企業を見つけるのは難しい、新しい考え方も見つけていこう!


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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム