やりたいことをやっている大人。好きな仕事をしている大人。実は彼らが一番辛いのです。何故なら、現実と向き合わなければならないからです。つまり、自分に嘘がつけないのです。好きではない仕事につけば、いくらでも、自分に言い訳ができるでしょう。「なんで、こんな仕事をしているのだろう。」「本当は、こんなはずじゃなかったのに。」「いいや、そのうち、転職しよう。」「自分のやりたい仕事じゃないけど、早く帰れるから、いいや。」「仕事がうまくいかないな。でも、本当にやりたい仕事じゃないから、仕方ないな。」等々。いくらでも、自分の逃げ道を作ることができるのです。
しかし、好きな仕事であれば、言い訳はできません。それは自分が選んだ道だからです。辛いことがあっても、乗り越えなければならないのです。給料が低かろうが、残業が多かろうが、仕方ありません。何故なら、あなたが、その仕事を欲しているからなのです。その気持ちには、嘘をつけないでしょう。もちろん、価値観は様々なので、何が良いかは、自分が決めることです。しかし、好きな仕事のほうが、成長できることは、事実です。主体的に、仕事に向き合える分だけ、吸収力も大きくなります。
さて、今現在、やりたい仕事が明確な人は、どれだけいるでしょうか?もちろん、働いたこともないのに、分かるはずもないかもしれません。結論は、一つ。それは、何事であっても、好きになる能力があるかです。どれだけ、良い部分を見つけられるかなのです。すぐに嫌いと決めつけないで、じっくり判断することが大事なのです。その中で必ず、一つは好きというものがあるはずです。直感で決めるのではなく、好きな仕事というのは、考え方次第で、いくらでも作ることができるのです。
しかし、根拠なく、好きになりすぎるのも、注意が必要です。恋は盲目と言いますが、好きなところしか、見えなくなる状態もあるのです。冷めやすい人は、ネガティブな面に目を向けてなかっただけなのです。つまり、気付くのが遅いだけ。何故なら、全体が見えていないからなのです。
就職活動では是非、いろいろな企業と人に会って、興味を持ってください。そこで、良いところ、悪いところを、冷静に分析してください。そこで、好き嫌いの天秤が、好きに傾くならば、それはあなたにあった仕事、または職場なのです。就職活動では、やりたい仕事がないと言い訳せず、逃げずに、必死に好きな仕事を探す時間にしてください。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム