2021/12/8 更新 自己分析

面接は「想い」だけじゃ足りない。行動事実とセットでアピールしよう!

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面接で気を付けることは薄っぺらい言葉のオンパレードにならないように注意することです。聞こえは良いけど中身がない。そんな面接回答をすると、面接官からキツイ質問が飛んでくるでしょう。もっと最悪なことは、面接官が聞くことも諦めて、言葉ではすごいねと言って、平気で不合格となることです。就活生自身も手応えがあったのに、なぜ落ちたのかわからなくなり、同じ回答を他の面接でも続けてしまうのです。

例えば、面接でよく使う便利な言い回しには以下のようなものがあります。
1.いつも成長できるよう心がけてきました。
2.サークル活動で優勝しました。御社でも活躍できると思います。
3.人のためになることを考えて行動しています。
4.自分の強みを活かせる御社で働きたいです。
5.御社でこのようなものにチャレンジしてみたいです。

これらの言葉はとても聞こえは良いです。あなたも似たような言葉を一度くらいは使ったことがあるのではないでしょうか。「就活生30万人以上が毎年一度は使う言葉」と言っても言い過ぎにはならないでしょう。そして言い切ったと「どや顔」になりがちです。しかし、面接官にとっては、また他の学生と同じセリフかと思うのです。何故なら聞き飽きているからです。「あなたの想い」は分かったと。

そして面接官は以下のように追加質問するのです。
1.あなたが成長するために最も効果的だった行動を具体的に教えてください。
2.優勝するためにあなたが行った一番工夫したことを具体的に教えてください。
3.人のためになった行動を人物説明しながら具体的に教えてください。
4.あなたの強みを使ってやり遂げたことを、具体的に教えてください。
5.当社でチャレンジするために活かせるあなたの経験を具体的に教えてください。

面接官はこのように具体的な「あなたの行動事実」を確認するのです。「想い」は、もっともらしく誰にでも言えるからです。だから、「想い」だけでは面接評価の差はつきません。「想い」の評価基準を作るのは難しいのです。そこで、あなたが学生時代におこなった行動事実を面接官は確認して面接評価するのです。面接では「想い」ばかり口走って空回りしないことが肝心です。「想い」を話すなら、その「想い」につながるあなたの過去の行動事実も用意しておきましょう。行動事実を具体的に話すことであなたの「想い」も信じてもらえます。そこで初めて面接官はあなたの面接評価ができるようになるのです。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム