2021/11/12 更新 自己分析

就職活動で「企業を選ぶ軸を持つこと」が早期退職を防ぐ!

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あなたは就職活動において、入社する企業を選ぶための軸をもっていますか。企業を選ぶ軸を持っていなければ、入社後、すぐに退職してしまう可能性が高まります。企業を選ぶ軸は人により異なりますが、例えば、「自分のやりたいこと」や「業界」、「職種」など、自分にとって大事な軸を複数持つことがタイセツです。就職活動を続ける中で、様々な企業に出会うことになります。説明会に行っただけの企業もあるでしょうし、選考途中で不合格になる企業もあるでしょう。そんな中、内定を獲得し、入社する企業は1社になります。果たして、その企業はあなたにとって相応しい企業にする自信はあるでしょうか。内定を獲得したとしても、まだ、入社するか否かを決める権利はあなたにあります。入社後に後悔することがないよう、今から企業を選ぶ軸を持ちながら、就職活動を進めることが重要です。

厚労省の調査によると新卒で入社した企業を3年も経たずに3割以上が退職してしまうという結果があります。仮に同期が5人いるとしたら、1人か2人は辞めているという計算になります。もちろん、あなたに相応しい企業ではなければ、入社後に辞めることも必要だと思います。ただし、入社前から相応しい企業か否かをしっかりと判断できていれば、早期退職も避けられたかもしれません。また、1社目で転職時にアピールできる仕事の成果を出せていなければ、良い企業に転職できる可能性も低くなるでしょう。

ある調査によると、新卒で入社した企業について、その企業を選択したことを後悔していると回答した人が40%以上もいました。その後悔している理由として、「自分のやりたいことが明確に定まらないまま入社してしまった」や「業界や企業研究が十分でなく、入社後にギャップがあった」と答えた人が半数以上もいるという結果になりました。この結果からもわかるように、「自分のやりたいこと」や「業界」、「企業研究」などといった企業選びの軸が不明確のままだと、あなたも入社後に同じように後悔してしまうかもしれません。
就職活動を進める中では、企業選びの軸を明確化することが極めてタイセツになります。コロナ禍で企業も内定数を減らすこともあるでしょう。だからといって、内定した企業になんとなく入社することは、決してあなたのためにはなりません。内定獲得後は、より冷静に客観的に企業を選ぶ軸を持って、入社するか否かを判断しましょう。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム