面接が始まり、面接官の表情が気になってしまう人も多いのではないでしょうか。「嫌な顔しているな。なんか変なことを言ってしまったかな?」「笑顔だから合格したかも?」など、面接官の表情によって一喜一憂して、その場の面接のモチベーションも上がったり、下がったりと・・・。今回は、面接官の表情の受け取り方を説明します。
面接官は少なからずあなたと出会って数分で、あなたに第一印象を抱きます。あなたも見ず知らずの人と会った時に、この人は「良い人かな?悪い人かな?自分に合うかな?」など、無意識的に感じていると思います。もちろん、顕著に感じることもあるでしょう。同じように面接官もあなたに第一印象を抱きます。そのため、面接官の表情からあなたの第一印象を読み取り、対策を立てながら面接を進めることが重要です。
面接官の表情は大きく3パターンに分かれます。一つ目は「明らかに好印象」。二つ目は、「明らかに印象が悪そう」。三つ目は「表情が読めない」になります。それらの表情のパターンと面接対策を一つずつ説明しましょう。まず、「明らかに好印象」のケースは、面接官もにこやかな笑顔で会話も弾みます。ですが、あなたは、短時間で面接官と仲良くなれたと錯覚し、ついつい正直に答えすぎてしまうかもしれません。面接の場は、あなたを合格させるかどうかを評価するところです。油断して余計なことを話したことから、一気に評価が崩れるということも多々ありますので注意しましょう。
次に「明らかに印象が悪そう」になります。このケースは、面接官にやる気が感じられない表情です。もしかしたら、あなたの最初の対応が悪かった可能性が高いです。入室方法から最初の挨拶や自己紹介にかけて、面接官のマイナスポイントを踏んでしまっているかもしれません。例えば、入室してすぐに椅子に座ってしまったり、挨拶がなかったり、声が小さいような礼儀やマナーが悪いという可能性があります。その際は、「姿勢を正す」「元気に笑顔を作る」「はっきり話す」の3点を心掛けて、印象を挽回していきましょう。もちろん、次の面接では入室から自己紹介までの第一印象を良くするように、礼儀やマナーを改善してください。
最後は「表情が読み取れない」というケースになります。あまり面接官の表情に変化がないため印象は掴めませんが、会話はスムーズ。実は、ほとんどの面接官の表情はこの表情に該当します。面接官やその企業にとって就活生は将来のお客様になる可能性もあります。そのため、当たり障りがない表情をするので、表情が読み取りにくいのです。だから、面接官が無表情だからといって、全く心配することはありません。そういうものだと受け入れたほうが心も楽になると思います。面接時間は自分をアピールすることに集中しましょう。
このように面接官の表情によって対策を取ることができます。何よりパターンを把握していれば、あなたも一喜一憂する必要はなくなります。ただし、面接官の表情が途中で変わることもあるので、その際は、面接の中で軌道修正していきましょう。面接官の表情を読み取るのも、会社で求められるコミュニケーションスキルですよ。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー9万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム