2018/5/31 更新 面接対策

面接で手応えを感じない。自分の自慢話ばかりで失敗してませんか?

  • コラム
  • 就職活動
  • 面接

あなたは就活の面接で、何をアピールしたら良いか、
不安に思うことはないでしょうか?
面接で自分なりに評価されるストーリーを作って話しても、
全く手応えが感じられないということはないでしょうか?

就活生が面接で失敗してしまうアピール内容として多いのは、
自分が達成した成果の大きさを必要以上に自慢してしまうことです。
面接官は、自慢話に付き合っているように感じてしまい、
さらに「本当かな?」と疑われてしまうのです。

例えば、
①部活の部長として、全国大会の優勝に導いた。
②バイトではあるが、昨年より売り上げをあげることに貢献した。
③ボランティアに参加して、多くの人を助けた。

こういった内容自体は、とても良いアピールネタになると思います。
ただし、重要なポイントは、成果の大きさを自慢するのではなく、
入社後も成果を再現できる行動をしたかどうかになります。
何故なら、面接官はその成果をまぐれじゃないかと疑うからです。

例えば、
①副部長が良い人材だっただけで、肩書き部長だったのでは?
②売り上げをあげたのは社員であって、バイトとして手伝っただけなのでは?
③ボランティアに参加したけど、言われたことをやっただけなのでは?

このように、面接官は成果の大きさだけを聞かされても、
入社後に活躍できる人材かどうかは判断できず、かえって
「本当かな?」と疑われてしまいます。
疑われないためには、自分が達成した成果を入社後も再現できるような
過去の行動事例を伝えることが重要です。
部活の優勝を例にすると以下のような行動事例を面接で伝えると良いでしょう。

例えば、
・部活で優勝に導くために、課題と感じたこと。
・その課題を解決するために、あなた自身が実際に行動したこと。
・行動した中で、一番効果的だった取り組み事例。
・効果的な取り組みについて、自ら考えて工夫したこと。
 などなど。

部活で優勝する確率をあげるためには、メンバーのスキルUPやメンバーの
モチベーションをあげることも課題かもしれません。
あなたは課題を見つける中で、解決策や実現可能性を考えたことはないでしょうか。
そこで、どのような根拠で、どのような工夫をして、どのように行動に移して、
その結果がどうなったのかをエピソードによって伝えることをおススメします。

面接官は、あなたの上記のようなアピール内容によって、
「この学生は物事に受け身ではなく、自分で考えて判断し、行動しているな!」
「この学生が入社したら、学生時代の良い行動を繰り返して、働けそうだ!}
とイメージしやすくなることでしょう。

面接では、成果の大きさ自慢をするのではなく、面接官にあなたが入社後も
しっかり働けそうだと判断させることがコツです。そのために、あなたが
課題を解決するために行った行動事例とその行動根拠を伝えましょう。

是非、上記を参考にして、面接で話す内容を振り返ってみてください。

(文:丸山 智士 著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム)