就活の面接では、「最後に、何か一言あるか?」と質問されることがあります。この質問は、「最後までアピールすること」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。
■最後に、何か一言ありますか?(通常例)
いえ、今までの選考の中で、自分のことを目一杯お話しすることができたので大丈夫です。是非、よろしくお願いいたします。
いかがでしょうか。この質問は、最後に面接官が与えてくれているアピールチャンスだと思ってください。それにも関わらず、「大丈夫です!たくさん話ができて満足しています!」などと答えてしまっては、勿体ないどころか逆に面接官に対して失礼でしょう。面接が終わるまでは、自分をアピールする姿勢を持ち続けることが大事なのです。その姿勢が面接官に伝わって初めて、良い面接評価に繋がります。例えば、最後に自分のやる気を伝えた上で、逆にこちらからも質問し、更に積極的な姿勢もアピールすると良いでしょう。
■最後に、何か一言ありますか?(改善例)
はい、それでは最後に一言だけ。私は、御社に入社してトップ営業マンを目指したいと思っております。そして、そのための努力は惜しまないつもりです。そこで、一つだけ質問させてください。御社が、営業マンにとって最も大切だと思われる資質は、どういったものでしょうか?もし、現在の私にその資質が不足しているのであれば、これから社会人になるまでの一年弱、その資質を身につけるべく精一杯の努力を続けたいと思います。
このように、トップ営業マンを目指すなどの目標を伝えると意気込みがわかりやすいです。また、そのために営業マンの資質を聞き、入社までに努力するというアピールにもつなげています。最後の一言は、出し惜しみせず、しっかりとアピールして締めくくりましょう。
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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム