2021/9/15 更新 面接対策

面接の質問と回答例「職種の志望理由は?」

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就活の面接では、「職種を志望する理由」についても質問されます。この質問は、「志望先の職種を理解して理由を伝えられるか」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。

■この職種を志望する理由を教えてください (通常例)
私が営業職を志望するのは、人前で話すことが好きだからです。大人数の前で話すことにも慣れておりますし、何よりも知識欲が強いので、常に話すネタを豊富に蓄えております。この性格を一番に発揮できる職種は、営業職しか考えられません。

いかがでしょうか。確かに営業職を志望する理由は伝えています。ただし、志望先の職種を理解してアピールはできていません。面接官が聞きたいのは、「Aという職種への志望理由」ではなく「当社のAという職種への志望理由」です。そのため、上記のようなどの企業にも通用するような一般的な職種イメージからの回答では意味がありません。実施は同じ職種であっても、企業によって求められる仕事内容は異なることをわすれてはいけません。

■この職種を志望する理由を教えてください (改善例)
私が御社の営業職を志望するのは、目上の方への対応が得意だからです。御社はBtoCの企業になりますが、お客様は富裕層の方がメインターゲットだと聞いております。また、お客様とただ話すだけでは相手にされず、礼儀作法や提案力も大切という難しい職種だと理解しています。私はずっと、ホテルで接客のアルバイトをしてきたのですが、そこで普段から富裕層の方への接客やサービスの提案を行っています。この経験は、御社の営業でも活かせるものだと確信しています。

このようにあなたが職種を志望する理由を質問された際は、志望先の職種を理解してアピールすることが肝心です。上記では、志望先の営業職が「富裕層メイン」だということをしっかりと把握した上で答えています。これならば、「当社のAという職種への志望理由」として聞いてもらえることでしょう。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム