2021/10/2 更新 面接対策

面接の質問と回答例「合わない人とはどのように付き合いますか?」

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就活の面接では、「合わない人との付き合い方」についても質問されます。この質問は、「あなたの人間関係力をアピールできるか」がポイントとなります。例えば、以下のように答えたとしたら面接官はどのように感じるでしょうか。

■合わない人とはどのように付き合いますか?(通常例)
性格が合わない人とは、一定の距離を保って付き合います。私の性格が相手と合わないと感じたら、相手もそう感じていると思いますので、無理して付き合おうとは思いません。

いかがでしょうか。確かにこの質問に対して、自分自身の合わない人との付き合い方を正直に答えています。ただし、このような付き合い方は社会では通用しません。会社に入ると、様々な人間関係が生まれます。そして、どんなに性格が合わなくても一緒に仕事をする必要が出てきます。つまり、「相手と一定の距離を調整すること自体が難しい関係」になるのです。そのため、この質問には「相手との関係性を少しでも良好にするための姿勢」を面接官に伝えなければなりません。自分が相手にできることを探し出し、誰かと良好な関係性を築けたエピソードをアピールできれば、良い評価に繋がるでしょう。

■合わない人とはどのように付き合いますか?(改善例)
性格が合わない人がいた場合でも、必ず自分と合う一面があると思っているので、その部分を見つけるように会話を大事にしています。共通点が見つかれば、親しくなれるチャンスはいくらでもあるからです。また、相手が「今やりたいこと」を聞くようにしています。そのために私ができることがあるかもしれませんし、悩みがあれば聞くこともできます。例えば、バイト先に嫌味な先輩がいたのですが、私は料理が得意だったので、その人にアドバイスをすることができました。年も離れているのですが、今ではプライベートで一緒に料理も作っております。

このような人間関係につながる質問に回答する際は、学生時代の友達付き合いをイメージして答えてはいけません。社会ではあなたにとってどんなに苦手な人であっても、仕事でコミュニケーションを取り続けなくてはならないことが多々あるからです。距離を取る付き合い方ではなく、合わない人であっても自分なりに工夫しながら、人間関係を良好にできることを面接官にイメージさせることが重要です。

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文:丸山 智士(就活系Twitter:就活生に知られたくないっ!※フォロワー8万以上)
著書:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた/秀和システム