2024/11/21 更新 グループディスカッション対策

インターン生がGD(グループディスカッション)やってみた!~某損保編・その3~

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世の中にたくさんあるGD(グループディスカッション)活用法。でも選考の場でどう活用すればいいの?インターン生が実際にGDを行い、その経過を記事にしました。

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 前回のおさらい
 前回はアイデア出し~アイデアの評定までを行いました。

 ● アイデア出しは否定しあわずどんどん出す!
 ● 評価軸をきちんと決めてアイデアをしぼろう!
 ● アウトプットのイメージを持とう!

≫≫≫「その2」はこちら



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GDの設定

参加者:22卒S、22卒Y、23卒N
時間:30分
お題:企業に求められるものは何か?
  (20卒 某損保 インターンシップ選考)

※今回はオンラインではなく、リアルでGDを実施しました!



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7. 結論

一番大切なことは【アウトプットに対して全員で共通理解する】こと。

議論を収束させよう!

これまでの議論をまとめましょう。

結論を出すフェーズでは、時間内にアウトプットを出さなければならないということを特に考えておかなければなりません。
このフェーズで、別のアイデアを出したり、ここまでの議論を根本から否定したりといった、
議論を”発散”させる発言はマイナス評価になる可能性が高いです。

最も重要なことは最終アウトプットに対して全員が共通認識を持つということです。

・誰が発表しても良い
・選考官の質問に対して、誰であっても回答できる

という状態になってなければいけません。
議論をまとめる際に、ロジックの構築の仕方に違和感があったり、発表すべき内容に抜け漏れがあったりすれば、必ず意見を出して自分の中で自信をもって発表できるレベルまで理解度を上げていきましょう!

typeインターン生では実際に、以下のように結論をまとめました。

結論づけ

S「そしたら、残り7分くらいあるので、ここから結論を2つ発表するということでまとめていきますか。」
N「はい!」
M「一応、答えはこの2つですか?」

(以下、前回までの議論で出たアイディア)

S「はい、なので、最初にまとめるとしたら、従業員から見て企業に求められるものは、1. 企業でしか得られないデータの蓄積を扱えることと、2. 企業に入ることでしか得られない大きな経験ができるということ、になりますね。」
S「発表の骨組みはこんな感じでいいと思うんですけども、ん~なんか、反例を出して説明する、どうやって説明していきますか?」
M「さっき、Sさんが言ったロジックをもう一回言ってもらっていいですか?」
S「あーっとそのー、今までの選定基準っていうのが、企業に求められることだったので、企業でしか出来ないこと、企業にしか提供できないものみたいなところを重要視して考えてきたのかなぁと、私たちは...。」
N「はい、そうですね。」
M「企業にしか、出来ない、観点。」
S「ここ、まぁ主軸において。なので、発表一言目に、それをいって、私たちは軸として、『企業にしか出来ない』という観点を重視して考えました。って感じでいきましょうか。」
N「はい!」
S「そしたら、発表するとしたら、その結論の①②の補足をするか、①②以外の反例を挙げるか、みたいなところ、具体的に言うと、①②について詳しく説明していくか、または、①②以外のことではダメってことを説明するか、の二つの流れだと思うんですけれども...。」
M「うん、そうですね、後者のほうがいいと思いますね。」
N「そうですね、反例挙げるほうが説得感がありますね。」
S「そしたらその中から、具体例を挙げて、例えば、給与であれば個人でも達成できますと、やりがいも難しいことではありますが、個人で達成できます。最初に挙げた2つこそが、企業にしか得られないということで、私たちは企業に求められるものとして~みたいな感じの発表で大丈夫そうですか?」
N「はい いいと思います!」
M「そうですね!」

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8. 発表練習

発表で一番大切なことは【時間内に、要点を伝える】こと。

選考官に伝わる発表を!


さあ、GDの最後に発表準備をしましょう。
発表の大原則を2点お伝えします。

 1. 時間内に発表を終える
 2. 結論ファースト


(1)時間内に発表を終える

これ、意外と多くの就活生ができないです!
私たちtype就活インターン生が主催するGD練習会でも8割以上の方が発表時間を超過してしまいます。
≫≫≫「GD練習会」はこちら

入社後の営業プレゼンやコンペ形式でのプレゼンを想定してみましょう。
時間を超過するというだけでマイナス評価ですよね。指定された時間内に伝えるべきことを伝えられない会社・人なんだなと捉えられてしまうでしょう。

GDでも同様です。時間内に発表できないという時点で、発表者はマイナス評価です。
そうならないためにも、議論中に発表練習の時間を取るとよいでしょう。
他のメンバーが1分測って、時間を超過していたら「もっと短くしましょう」と修正することが適切です。

(2)結論ファースト

就活で最もよくいわれるテクニック「結論ファースト」。
ESや面接対策の時によく言われるワードですが、GDの発表でも同様です。

結論ファーストで話す理由は、選考官に"伝わる"ようにするためです。

先にNG例を挙げましょう。それは、時系列に話すことです。
例えば、「私たちはお題である企業に求められるものは何かというお題にこたえるために、まず企業の定義とどの視点で考えるかを定義しました。それは、、、」という発表をしてしまったら、選考官の方は「結局何が言いたいんだ?」となるわけです。
また、最後に「~~~。こういった観点から、企業に求められるものは○○です。」と結論を伝えたところで、最初に話していた前提や比較評価の項目などの議論内容を選考官の方は忘れてしまっています。

上記の流れでの発表は自分よがりの"伝える"発表です。”伝わる”発表ができるように努力しましょう!

そのため、結論ファーストで
「私たちの班は、企業に求められるものは○○だと結論付けました。その結論に至った背景として、~~~」という発表をしましょう。

GDあるあるですが、選考官の方が1グループ1人で選考をしていることは基本的にないです。1人の方が複数グループのGDを見て、個々人の合否を決めています。
よって、議論の内容を選考官が最初から最後まで聞いていません。
結論ファーストで、"伝わる"発表をしなければ、選考官の方は皆さんが何を言っているかさっぱりわからないという状況に陥ってしまいます。
改めて、発表の際は結論ファーストを意識してみてくださいね!

それではtypeインターン生の実際の議論に戻りましょう。

M「そしたら、あと3分くらい残ったんですけど...。」
S「そしたら、発表者決めて、一回通しでやってみますか、時間余ったので。」
M「そうですね!」
S「そしたら、発表したい方いらっしゃいますか?」
M「まぁ個人的には一番まとまってそうなSさんが発表するのがいいと思います。」
S「そしたら、僕が発表させていただきます。アウトプット1分なので、一回自分の中で喋るので、聞いていただけたらと思います。」
M・N「はい!」
S「企業に求められるものは何か、答えといたしまして、私たちは従業員目線で、企業でしかえられないことを大きく2つ、1つ目がデータの蓄積を扱えること、2つ目は、大きな経験ができるということ、この2つが企業に求められると考えました。
私たちが考える中で、企業にしか出来ないという観点を重視して考えていきました。
例えば、そういう観点で見ると、具体的に給料であったり、やりがいであったりというものは、企業に、企業でなくとも、得られることが出来るのではないか、と考えまして、結論として、企業でしかえることが出来ない、2点、1点目がデータの蓄積を扱える、2点目が大きな経験が出来るということが企業に求められるものであると考えました。」
M「1分以内でちゃんと話せてます!」
S「内容少し、薄いような気もしますけどね、まぁでも結構、皆さんの協力で素晴らしいものができたと思います!」
S・M・N「ありがとうございました!!」

以下で、その1~その3をまとめて、議論内容をスライド化してみました!

これにて「『お題:企業に求められるものは何か』インターン生がGDやってみた」は終了です!
好評につき、「25卒インターン生がGDやってみた」の記事を執筆しております!ぜひご覧ください!

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