2024/10/31 更新 ES対策

【26卒・27卒向け】エントリーシート(ES)の書き方は、これで完璧!

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こんにちは!type就活です。
就活で選考を受けるにあたり、避けて通れないのがエントリーシートES
だからこそどのように書いたら良いか悩んだり、文章に不安を持つ就活生の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ESを書く際のポイントを紹介します。
これからESを初めて書くという方や、通過する自信のあるESを作るコツを知りたい方はぜひ参考にしてみてください。


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ES(エントリーシート)とは? 


エントリーシート=ESは学生が企業に提出する応募書類で、就活の最初のステップです。
この中で、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)自己PR志望動機の3大テーマが問われるケースが多いです。

エントリーシート(ES)で企業が見ているポイント

企業はESにおいて、どのようなポイントを見ているのでしょうか?
就職白書2024によると、人事が就活で重視しているポイントは以下の3点で、嚙み砕くとそれぞれ以下のようになります。

①人柄
→「性格」「考え方」「選択の理由」「判断基準」
②入社熱意
→「志望理由」「競合他社との比較」「行動量」「業務理解度」
③今後の可能性
→「活躍できる根拠」「強み」「過去の経験」
(参考:就職白書2024)

「残した""成績・結果""がない」と不安な方もいると思いますが、上記が伝えられるエピソードであれば良い、
つまり、エピソードの大小はあまり関係ありません!
自分がどのような特性・性格なのかを確実に伝えることが最も重要です。

エントリーシート(ES)の作成の前に

   

ESでよく聞かれるテーマのガクチカ・自己PR・志望動機
これらを書く前に準備として自己分析業界研究企業研究です。
それぞれについては別の記事で詳しく解説していますので、以下のリンクから読んでください!

自己分析についてはこちら!
自己分析によって、特に、ガクチカや自己PRにおいて自分の強みや特性をES上で具体的に説明できるようになります。
以下で詳しく説明しますが、ES全体を通して自分の人柄を表すのに必要不可欠な準備です。

業界研究についてはこちら!
業界研究で業界の特性やトレンド、志望企業の立ち位置を理解でき、
志望動機が問われた際に業界を選んだ理由を具体的に書くことができます。

企業研究についてはこちら!
企業研究で企業理念や文化・業績などを把握し企業への理解を示すことで、志望動機での熱意が伝わりやすくなります。
また、競合他社との比較もすることで、志望企業でないといけない理由も書きやすくなります。

・ エントリ―シート(ES)の書き方を徹底解説!
 ~3大テーマ(ガクチカ、自己PR、志望動機)別~

「企業が見ているポイント」「事前準備」をお伝えしましたので、よく質問されるガクチカ、自己PR、志望動機の書き方についてお伝えします!

前提として、すべての質問に対して
①結論
②結論に至った理由・根拠
③理由を裏付ける具体例
④まとめ・結論の再確認

上記の構成になることを意識しましょう。

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)

最初にガクチカの目的は、アピールしたい強み・人柄の根拠を企業・人事に示すことです。
学生時代に力を入れて頑張ったことの概要を人事に把握してもらうことではありません。
皆さんの強み・人柄が特に表れる、学生時代に力を入れて頑張ったエピソードを以下の構成で書きましょう!

1. 行動に至る考え方
2. 過程での心がけ/こだわり
3. 取組前後での変化量を踏まえた結果


1. 行動に至る考え方 で書くべきこと
■現状と目標
その時どのような状態で、理想の状態はどんな状態なのか伝えましょう。
その目標を設定した理由、定量的な根拠・思い、過去の経験などを書きましょう。
■課題
目標を目指す上で足りないこと=課題を書きましょう。
なぜそれを最も解決すべき課題と捉えたのか、一次情報(ヒアリング・アンケート結果)や周囲の状況 などを含めて説明しましょう。
■原因
その課題が生まれた理由となぜそれを原因と考えたのか、一次情報(ヒアリング・アンケート結果)や周囲の状況 などを含めて説明しましょう。

2. 過程での心がけ/こだわり で書くべきこと
「何をした」より「どのようにした」というHOWの部分を明確に書くことを意識しましょう。
■強みの具体化
どのような強みを生かして、どのように「行動」したのか
【例:巻き込み力】粘り強く周囲に訴え続け、共感を得て人々を巻き込んだ。
■価値観を示す
目標設定・施策でこだわったポイント・工夫点を示しましょう。
【内容例】なぜその点にこだわりたいと思ったのか、どのような工夫をしたのか

3. 取組前後での変化量を踏まえた結果 で書くべきこと
与えた影響であるBefore ⇔Afterを定量的(客観的)に示します。 
「存在していた課題」が、どう変化したのかを書いてください。

【もったいない例】部員と信頼関係を築けました。
【良い例】7割の部員が継続的に活動することを目標に行動しました。
幽霊部員が多く、3割程度の部員しか活動していませんでした。
施策を実施した結果、8割の方が継続的に部活動に参加するようになって目標を達成しました。

もったいない例では、どの場面で「信頼関係を築けた」と判断したか、ゴールは信頼関係の構築なのか、
と疑問が残り、皆さまの取組のすばらしさが伝わりません。なので前後の比較をしてください。
このような変化の書き方は、次の章で詳しくご紹介します!

自己PR

自己PRの目的は、「私はこのような強みを持っているので貴社の仕事のこの場面で活躍できます!」と伝えることです。
ガクチカも似てますが、自己PRはより直接的にアピールできるチャンスです!

自己PRは以下の構成で明確に書きましょう。
1. 結論
2. 強みの根拠
3. 応募企業での再現性


1. 結論
まず、単語にこだわりすぎないようにしましょう。
「課題解決力」「リーダーシップ」など簡単で見た目の良い言葉を使いがちです。
一方で人事目線では、課題解決力とは何を指すの?リーダーシップってなに?と疑問を持ちます。
なので、自分なりの強みを明確にしておくことが必要です。
例えば、リーダーシップを「周囲の意見を理解し、調整することで周囲をリードすることができる」と具体化すれば、どのような能力か理解しやすいです。
また、志望業界・志望業種で活躍する際に必要な能力を定義して、「自分はその能力があって将来活躍できます!」ということと、応募企業の業務に対する理解があるということをアピールすると良いでしょう。

2. 強みの根拠
エピソードをすべて説明する必要はないです。
特に強みが現れたシーンについてのみ記載するようにしましょう。

3. 応募企業での再現性
ここが最も重要です。
なぜなら自己PRの目的は、「この会社で活躍できます!」とアピールすることにあるからです。
ここでのポイントは、より詳細に応募企業の特定の場面で活躍できると伝えることです。
業務で起こる具体的なシーンまで踏み込んで記述することで、自分の強みの活かし方を伝えましょう!

志望動機

志望動機では、応募企業への熱意と「活躍できる理由」を明記しましょう。

以下の構成が伝わりやすいです。
1. 結論
 入社したい理由
2. 応募企業でなければならない理由の具体化
 応募企業に魅力を感じた点(事業の特徴、インターンなどで感じた社風など)や
 活躍できる理由(自身の強みが活きたエピソード)を書きましょう。
3. まとめ
 企業研究・他社比較を通して見つかったその企業の特徴と、自身の強みを示して企業で活躍できる理由

以上は本選考のESでの書くポイントです。

インターンのESは結論が少し異なります。
インターンのESでは、結論に「インターンに参加したい理由」「インターンに対する熱意・モチベーション」を記載しましょう。

伝わりやすいエントリーシート(ES)とは?書き方のコツ3選

ここからはエントリーシート(ES)を「分かりやすく伝える」ための書き方のポイントをお伝えします。

「伝わりやすいエントリ―シート(ES)」にする理由

ESがあなたの第一印象になるからです。
実際に多くの選考プロセスで、ESは面接・GDより前のフローに位置づけられています。

ここでもし、「伝わりやすい文章」をかけていなかった場合、
面接で十分に話せない人、つまり入社後に顧客や上司に説明ができない人と見なされます。

なので、伝わりやすい文章を書くことは受かるESをを書くためのファーストステップです。
これから紹介するポイントを踏まえて、丁寧に書きましょう。

ESを「伝わりやすく」書くためには、まず文章の外見を整える必要があります。伝わりやすくするためのポイントは以下の4つです。

1. 文章を構造化する  ⇒文章の長さ、接続詞、記号
2. 避けるべき表現  ⇒誇張表現、抽象的な言葉、指示語
3. 言い換えをして端的に  ⇒ムダに長くなっていないか?
4. 数値化  ⇒定量的に表現することで、読み手に客観的判断を促そう


それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

1. 文章を構造化する

企業や人事の方は多くのESを読むので、一度読んでどれぐらい理解してもらえるのかがESでは重要となります。

■1 sentence, 1 meaning
重要な情報を分かりやすくするために、一つの文章は一つの意味だけにしましょう。
【もったいない例】「Aが原因だと思ったのでXとYをしたことによりZという結果なった。」
【読みやすい例】「Aが原因だと思った。なのでXとYを実行した。これによりZという結果になった。」

■ナンバリングする
複数項目を記述するときは、数字を使いましょう。
【例】「2点の施策をしました。1点目は~。2点目は~。」
※「まず、…。次に、…。」といった表現はあまり使わないほうが読みやすいです。

■接続詞、助詞を多用しない
「~により」「また」「次に」「結果」「の」「が」…の多用に注意しましょう。
接続詞は1種類1つまでにとどめることを意識してみてください。
助詞は一文2つまでにとどめると、稚拙な文章ではなくなります。 
【もったいない例】「塾生の入学試験のスケジュールの管理」
【読みやすい例】「塾生の入学試験のスケジュール管理」

2. 避けるべき表現

避けた方が良い表現をいくつかご紹介します。

■誇張表現 【例】「すごく」「とても」などの副詞
「すごく頑張った」と書かれても、他人にはその「すごく」がどれぐらいか想像することができません。
なので、こういった表現は避けましょう。
後ほど記載しますが、こういった誇張表現の代わりに定量的に、数字を使って示すと相手に正確に伝わります。

■抽象的な表現 【例】「信頼(関係)」「笑顔」「満足」
これは読み手によって定義が変わる表現のことです。
エピソードの成果として「お客様を笑顔にできた」「信頼関係を築くことができた」などと書く方が多いです。
ですがここだけを読んでみると、「信頼関係を築くことが出来た」というのは結局どのような成果なのか明確には分からないですよね。
正確に皆さんの成果を伝えるのには、この抽象的な表現は適さないのです。

■専門的な用語
特に理系、研究されている方は要注意です。
普段の生活では通じるあまり、そのまま文章に使ってしまうことが多々あります。
第三者に一度わかるかどうか確認してみることで、何が専門的な用語かわかります。
このような用語は、理解してもらうために言葉を嚙み砕くことで対応しましょう。

■話し言葉 【例】「だから」「だけど」「本当に」
基本中の基本ですが、書き言葉に統一しましょう。

■形式名詞 【例】「こと」「もの」
多用すると稚拙な文章に見えてしまいます。
「こと」や「もの」の代わりに「経験」「資料」「施策」「取り組み」など他の熟語に置き換えられる場合も多いので、使っている場合は書き換えましょう。

■省略語 【例】部活、入試、朝練、プレゼン
実は省略語だったという場合もあるので、気になった単語は調べてみましょう。

3. 言い換えをして端的に

伝えたい部分を限られた文字数で最大限に伝えるために、削られる部分は削りましょう。

■質問事項を繰り返さない
【例】私が学生時代に頑張ったことは~です。
   ⇒~に注力しました。(17→8字)

■言い換え表現を探す
【例】意識に差が生まれてしまったことにより~
   ⇒意識の齟齬により~(18→8字)

4. 数値化

2. で書いた内容に重複しますが、自分の行動と成果、性格を正しく伝えるためには、定量的に伝える必要があります。
曖昧な表現は読み手によって解釈が異なってしまうので、それを数値化することで解決します。

■絶対的な数字を使う
 【例】県大会1位(優勝)、集客200人

■相対的な数字を使う
 【例】2部から1部に昇格、売り上げが昨対比110%

■Before→Afterで比較
 ⇒皆さまの取り組みによる状況の変化をイメージできるように数字を使って表現しましょう。
【例】部員数が2.5倍に増えた、イベント満足度が7割から9割に変化した

数値化出来ない場合もこのBefore→Afterで表現できます。  
  【もったいない例】「モチベーションを上げました」※成果は数値化は出来ていない 
  【伝わりやすい例】〇人の部員のモチベーションを上げて、持続的な活動を実現しました」←状態の変化を伝えることが出来ます!

エントリーシート(ES)に関するQ&A

こんな時はどうする?というよくある疑問にお答えします。


自己PRとガクチカのエピソードが一緒でも良いのでしょうか?
分量はどれくらいあったら良いですか?

 ガクチカと自己PRのエピソードは一緒で良いですし、分量は、全体の半分ぐらいで良いです



ESは何から書き始めればいいですか?
どこから手を付けたら良いかわかりません…

 まずは自己分析をして、自分の強みや価値観、経験を洗い出しましょう。
具体的には、「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」「自分の長所・短所」「将来のビジョン」などを書き出します。
その後、企業研究などを通して志望動機など他の項目を書くのをおすすめします。
項目ごとに「結論→理由・根拠→具体例→まとめ」の流れで書くと、構成が整いやすいです。



他の就活生と内容がかぶってしまう…
ESで差別化するにはどうすればいいですか?

 差別化するためには「自分だけの経験や視点」を強調することが大切です。
独自のエピソードで他人にはない自分だけの体験や背景を伝えたり、
数字や事実を交えて 具体的に経験や成果を示したり
エピソードで示した強みをどう企業に活かせるかを書いたりして強調しましょう。



ESの締切に追われてしまいます。
どうやって対策したら良いでしょうか?

テンプレート化:基本的な自己PRやガクチカの内容は一度完成させ、企業ごとに微調整する形で対応しましょう。
スケジュール管理:企業ごとの締切をリスト化して管理してみましょう。


エントリーシート(ES)の書き方 まとめ

最後にこの記事で紹介した書き方のポイントについてまとめます。

まとめ

■ESの目的
具体的に行動特性・性格を伝えて、入社後の利益向上に貢献するポテンシャルがあることを企業に伝えること
■企業が見ているポイント
①人柄 ②入社熱意 ③今後の可能性
■伝わりやすい文章の4つのコツ
①文章を構造化する ②避けるべき表現 ③言い換えをして端的に ④数値化 
■伝わりやすい文章の4つのコツ
①ガクチカ:アピールしたい強み・人柄の根拠を企業・人事に示す
②自己PR:持っている強みを仕事のこの場面で活かせると、より直接的にアピール
②志望動機:応募企業への熱意と活躍できる理由

この記事が、みなさんの強みや思いが伝わるESを書くお役に立てれば幸いです!

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