2025/3/25 更新 就活初心者向け

ITエンジニア就活、いつから始める?スケジュールと準備内容を完全解説!

皆さんこんにちは、type就活です!
今回は「ITエンジニア就活のスケジュールと進め方」をテーマに記事をお届けします。
理系の方でも文系の方でもITエンジニア就活の全体像がつかめるような記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

はじめに

ITエンジニア就活のトレンド

ITエンジニアの就活は、一般的な就活と異なる点がいくつかあります。

近年見られるトレンドとして、
・早期選考の実施:
優秀な人材を確保するため、大学3年生の夏頃から選考を開始する企業が増加傾向にあります。
特に外資系IT企業や人気のあるベンチャー企業では、早期からの選考が一般的です。
・インターンシップの重要性向上:
実務経験や企業文化への理解を深める機会として、インターンシップが重視されています。
インターンシップ参加者は、ほとんどの場合選考で優遇されます。
・通年採用の増加:
新卒一括採用だけでなく、通年で採用活動を行う企業も増えています。

また、特にコーディングが重視される職種においては
・ポートフォリオによる採用:
プログラミングスキルや開発経験を示すポートフォリオによって採用を行う企業が増えています。
GitHubなどで自身の開発実績を公開しておくことで自分のポートフォリオを用意することができます。
・技術力重視の選考:
面接だけでなく、プログラミングテストやハッカソンなど、技術力を測る選考方法が用いられることもあります。

これらのトレンドを踏まえると、早めの準備と対策がますます重要になっていると言えます。

ITエンジニア就活のタイムライン

おおまかな全体スケジュール

ITエンジニア就活のスケジュールは一般職のものと大きく異なることはありません。
しかし、昨今の就活早期化の影響を他職種同様に受けているため、早めの情報収集と準備は重要です。
大まかな流れとしては、


大学3年生(修士1年生)の夏〜秋:
 サマーインターンシップ・オータムインターンシップ参加
 業界・企業研究開始

大学3年生(修士1年生)の冬〜大学4年生(修士2年生)の春:
 ウィンターインターンシップ参加、早期選考開始

大学4年生(修士2年生)の春〜夏:
 本選考開始、内定獲得

大学4年生(修士2年生)の秋〜卒業:
 内定者研修、卒業


となります。
ここからは、スケジュールについてより詳しく見ていきます。

経団連が定める就活スケジュールとの違い

政府広報や経団連などにより定められている就活スケジュールは、
広報解禁が大学3年生の3月、選考解禁が大学4年生の6月となっています。
しかし、実際の就職活動ではインターンシップや早期選考が盛んに行われるため、これらの時期よりも早く活動を開始する必要があります。

就活スケジュールの本音と建前

この表上側の「経団連が定める就活スケジュール」はあくまで経団連が企業に推奨するスケジュールです。

実際の就活においては、表下側の「ITエンジニア就活の実態」に近い形で選考が進んでいることが多いということを頭に入れておきましょう。
特に、場合によっては準備事項が多くなるITエンジニアの就活では早めの準備が大切になります。

フェーズごとのスケジュールとポイント

■インターンシップの時期

就活においてインターンシップは非常に重要です。
企業の雰囲気や働きかたへのイメージを深めるというだけでなく、早期選考への参加権を得られる数少ない場であるからです。
早期選考に参加することができれば、早ければ9月頃、遅くとも本選考前に内定を得るチャンスがあります。
インターンシップは、主に以下の時期に開催されます。

・夏インターンシップ: 7月〜9月頃
・秋冬インターンシップ: 10月〜2月頃

・春インターンシップ:4~6月頃(一部外資系企業、ベンチャー企業等で実施)
・通年インターンシップ: (企業によっては年間を通して実施)

開催されるのがこの時期ということは、募集はさらに早くスタートするということです。
就活早期化のあおりを受け、早めからの対策がより重要になっているということを頭においておきましょう。

■選考開始時期
ITエンジニアの選考開始時期は、企業によって異なりますが、大きく分けて以下のパターンがあります。

早期選考:大学3年生の夏〜秋、または冬頃から開始

本選考:大学4年生の春頃に開始


早期選考は、優秀な人材を早期に確保するために行われることが多く、
外資系IT企業やベンチャー企業でよく見られます。
早期選考で欲しい人材に多数内定を出した場合、本選考での採用枠が狭まる可能性があります。
自分の準備が十分できているならば、できるだけ早い選考時期に応募するのがおすすめです。

■内定時期の目安
ITエンジニアの内定時期も、選考開始時期と同様に企業によって異なりますが、大体の目安として
早期選考で内定を得る場合は、大学3年生の冬〜大学4年生の春頃
本選考で内定を得る場合は、大学4年生の春〜初夏の頃

になることが多いでしょう。

最近では就活早期化がかなり進み、大学生の約40%が大学3年生の3月までに内定を獲得しているというデータもあります。
しかし、いつ獲得した内定も同じ1つの内定です。
焦りすぎることなく、自分の志望する企業をじっくりと見極めながら就活を進めることをお勧めします。

準備段階で押さえるべきポイント

自己分析、企業研究、技術的な準備を平行して進めることが重要です。サマーインターンへの参加を見据え、大学3年生(修士1年生)の4,5月ごろから対策を始めると十分な時間を確保できるでしょう。

自己分析のポイント

就職活動において、自己分析は羅針盤のような役割を果たします。
自分自身を深く理解することで、どのような企業や職種が自分に合っているのか、企業に対してどのような強みをアピールできるのかが明確になります。
まず以下のようなポイントに沿って自己分析を行い、自分自身をより言語化できる状態にしましょう。

自己分析の進め方のポイントは以下の通りです。

・過去の経験を書き起こす:
これまでの経験(学業、アルバイト、部活動、ボランティア活動など)を振り返り、どのような時にやりがいを感じたか、どのような状況で力を発揮できたかを分析します。
成功体験だけでなく、失敗体験から得られた教訓も重要です。

・強みと弱みを明確にする:
過去を振り返って見えてきた自分の得意なこと、苦手なことを客観的に分析します。
ハードスキルだけでなく、コミュニケーション能力、問題解決能力、リーダーシップなど、ソフトスキルの面も意識しましょう。
周囲の人に自分の長所や短所を聞いてみるのも有効です。

・価値観を明確にする:
仕事を通して何を成し遂げたいのか、どのような環境で働きたいのかなど、自分の価値観を明確にします。
ワークライフバランス、成長機会、社会貢献性など、何を重視するかを考えることで、企業選びの軸が定まります。

・キャリアプランを考える:
短期的な目標だけでなく、長期的なキャリアプランを描くことで、どのような経験を積むべきか、どのようなスキルを習得すべきかが明確になります。
具体的な職種やポジションがわからなくても、将来どのようなエンジニアになりたいのか、どのような分野で活躍したいのかを具体的にイメージしましょう。

・ツールを活用する:
自己分析ツールやフレームワーク(例:自分史、モチベーショングラフ、Will-Can-Mustなど)を活用することで、効率的に自己分析を進めることができます。
自己分析を通して、自分はどのようなエンジニアを目指し、どのような企業で貢献したいのかという明確なビジョンを持つことが大切です。
このビジョンは、その後の業界研究や企業研究、ポートフォリオ作成、面接対策など、就職活動のあらゆる段階で重要な指針となります。

関連記事:【27卒向け】ガクチカ?就活の軸?就活って何から始めたらいいの?まずは「自己分析」をして納得内定を掴み取ろう!

業界研究・企業研究のポイント

エンジニアの活躍の場は多岐に渡ります。
まずは、どのような業界で、どのような企業がエンジニアを求めているのかを把握することから始めましょう。

・業界研究:
IT業界は目まぐるしく業態、職種、求められる人材が変化しています
まずはIT業界全体を俯瞰し、どのような分野(Web、AI、組み込み、インフラなど)に興味があるのかを知り、将来どのような分野で活躍したいのかを考えます。
業界の動向や将来性、各分野の技術トレンドなどを調査することも重要です。
情報収集には、業界専門のニュースサイトや書籍、業界研究セミナーなどが役立ちます。

関連記事:【27卒】IT業界研究を徹底解説!IT業界の仕組み・分類について

・企業研究:
興味のある業界が決まったら、具体的な企業について調べます。
企業の事業内容、技術力、企業文化、待遇などを比較検討し、自分に合った企業を見つけましょう。
企業のWebサイトやIR情報、社員のインタビュー記事などが参考になります。
また、インターンシップに参加することで、企業の雰囲気を肌で感じることもできます

関連記事:【27卒向け】企業研究とは?企業研究のやり方(目的からタイミング、ポイント)を徹底解説!

業界研究・企業研究を進める上でのポイントは、

・自分の興味や強みを明確にする:
どのような分野に興味があり、どのような技術を活かしたいのかを明確にすることで、企業選びの軸が定まります。
・情報収集を積極的に行う:
Webサイトだけでなく、OB・OG訪問や企業説明会などを活用し、多角的に情報を集めることが大切です。
・将来のキャリアプランを考えながら行う:
短期的な視点だけでなく、長期的なキャリアプランを考慮し、どのような企業で経験を積むことが自分の成長につながるのかを考えましょう。

自分のスキルの強化

就活に向けて、自身のスキルを強化することも重要な準備の一つです。

・プログラミングスキルの向上:
志望する職種で求められるプログラミング言語や技術を重点的に学習します。
オンライン学習サービスや書籍、プログラミングスクールなどを活用すると効果的です。
個人のコーディングスキルだけでなく、実際の開発に参加し、チームでの開発手法を学ぶことも重要です。

・最新技術のキャッチアップ:
AI、IoT、クラウドコンピューティングなど、最新の技術トレンドを常にキャッチアップしましょう。
これは入社までに求められる条件ではありませんが、自分の興味を広げる起点になり、面接対策にもなります

・資格取得:
資格は必須ではありませんが、特定の分野の知識やスキル、また興味や成長意欲を証明する手段となります。
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、ベンダー資格などが挙げられます。

おまけ:ポートフォリオの準備

すでに開発に関してなんらかの実績がある方は、ポートフォリオを準備してみましょう。
ポートフォリオとは、自身が過去に作成したプログラムやWebサイト、アプリなどの成果物をまとめたものです。
ITエンジニア就活において、ポートフォリオは技術力をアピールするための重要な武器となります。
ポートフォリオを作成する際のポイントは、

・自分のスキルを明確に示す:
どのような技術を使って、どのようなものを作成したのかを具体的に記述します。
・コードを公開する:
GitHubなどのバージョン管理システムを利用し、コードを公開することで、技術力を客観的に示すことができます。
・オリジナルの作品を作る:
既存のチュートリアルをなぞっただけの作品ではなく、自分なりのアイデアや工夫を加えたオリジナルの作品を作成することで、創造性や問題解決能力を示すことができます。
・見やすく整理する:
採用担当者が見やすいように、ポートフォリオを整理し、分かりやすく説明できるように心がけましょう。

ITエンジニアを目指すならこれは知っておこう!

ITエンジニアとは?

改めてになりますが、この記事を読んでいただいている皆様は、「ITエンジニア」とは何か一言で伝えられますか?

ITエンジニアとは、スマートフォンアプリ、Webサービス、企業の基幹システムなど、私たちの生活やビジネスを支えるあらゆる情報システムを開発・運用する仕事のことです。

一口にITエンジニアと言っても、その職種は多岐に渡ります。代表的なものとしては、

・システムエンジニア(SE):
 システム開発の要件定義や設計、プロジェクトマネジメントなどを担当

・プログラマー:
 設計に基づいてプログラミングを行い、システムを構築

・インフラエンジニア:
  サーバーやネットワークなど、システムが稼働するための基盤を構築・運用

・Webエンジニア:
WebサイトやWebアプリケーションの開発・運用を担当

・データサイエンティスト:
 データを分析し、ビジネス課題の解決や新しい価値の創造に貢献

・セキュリティエンジニア:
情報システムのセキュリティ対策を担当



などが挙げられます。これらの職種は、それぞれ専門的な知識やスキルが求められます。

一方で、文系出身で活躍されている方も大勢いらっしゃいます
特に近年の開発においては顧客が求める機能が複雑化していること、また技術の発展によって自力でコードを書く必要性が薄れたことにより、単純な知識よりも論理的思考力やコミュニケーション力が評価されやすい傾向にあります。

ITエンジニアを採用する企業・業種とは?

ITエンジニアの活躍の場は、IT企業だけにとどまりません。
現代では、あらゆる企業がIT技術を活用しており、多くの企業でITエンジニアが求められています。

・IT企業:
 ソフトウェア開発、Webサービス、情報処理サービスなどを提供する企業

・インターネット・Webサービス企業:
 ECサイト、SNS、動画配信サービスなどを提供する企業

・メーカー:
 製品開発、生産管理、サプライチェーン管理などにIT技術を活用する企業

・金融機関:
 オンラインバンキング、証券取引システムなど、金融システムの開発・運用を行う企業

・官公庁・自治体:
 行政サービスのオンライン化、情報システムの構築・運用を行う機関


近年では、従来の業種に加えて、AI、IoT、ビッグデータなどの先端技術を活用したい一般企業でもITエンジニアの需要が高まっています。

選考対策で意識すべきこと

選考対策では、準備段階で培った知識や考え方をいかにうまくアピールするかが重要になります。
以下、選考対策で特に意識すべきことをフェーズごとに解説します。

ES(エントリーシート)対策

ESは、企業が応募者の基本的な情報や志望動機、自己PR、ガクチカなどを把握するための最初のステップです。
300~600字程度で、決められたテーマに沿って文章を作成します。

ESを書く際のポイントは、

・論理の飛躍がないか確かめる:
ESには面接やwebテストといった企業にとって負担となるフェーズに通過させる学生を選ぶ足きりとしての役割があります。
いくら熱意がこもっていたとしても、違和感のある文章を最後まで読んでいただけるとは限りません。
・技術的な内容を分かりやすく記述する:
必ずしも自分の専門領域を知っている方に読んでいただけるとは限りません。
特に>技術的な内容について書く場合、専門用語は控えめにし、非エンジニアでも理解できるように分かりやすく記述することを心がけましょう。
・自分以外に見てもらう:
たいていの場合、自分が何度も見返したESでも、初見の他人から見ると理解が難しい点があるものです。
これは少ない字数制限で文章を書く中でしょうがないことですので、ぜひ他人に見てもらい、伝わりにくい点を指摘してもらいましょう。

関連記事:【27卒向け】エントリーシート(ES)の書き方は、これで完璧!

Webテスト対策

多くの企業で、選考の初期段階でWebテストが実施されます。
これは、応募者の基礎能力や適性を効率的に評価するためのもので、足切りのように使われるイメージです。

ITエンジニア職におけるwebテストは一般職向けとは異なる、CABATPPといったテストが出題されることがあります。
webテストは選考全体における重要度は低めですが、内定までに間違いなく突破しなければいけない壁です。
早めから対策を行い、確実に突破しましょう。

どのテストも基本的には以下の2種類のテストで構成されています。

能力テスト: 言語能力、非言語能力(数的処理、論理的思考など)、英語力などを測るテスト
性格診断テスト: 個人の性格や仕事への適性を測るためのテスト

Webテスト対策としては、

・各テストの特徴を理解する: 各テストの出題傾向や時間配分を把握し、対策を行いましょう。
・時間配分を意識する: 多くのテストでは問題の難易度よりも時間制限が厳しいため、時間配分を意識した練習が必要です。
・参考書やアプリを活用する: 過去問が配布されていないwebテストでは対策方法が限られます。
参考書やアプリを活用して形式や出題傾向を把握しておきましょう。

Webテストはあくまで基礎能力を確認するテストであり、エンジニアとしての専門性を測るものではありません。
そのためWebテストは合格点を取ることを1つのゴールとし、それ以上に後述する面接、あるいは技術面接やコーディングテストに注力することが重要です。

関連記事:【27卒向け】WEBテスト完全攻略|WEBテストの基本や特徴、おすすめ対策方法を紹介!

面接対策

面接はそれ以外の職種と同様に行われます。
ITエンジニア就活の面接では自己PRや志望動機、ガクチカに加え、技術的な質問などが問われます。

面接対策としては、
・自己分析を徹底的に行う:
自分の強みや弱み、経験、価値観などを明確にすることで、自己PRや志望動機を効果的に伝えることができます。
・志望動機を明確にする:
なぜその企業を志望するのか、その企業でどのようなことをしたいのかを明確にすることで、熱意を伝えることができます。
関連記事:【27卒】ライバルに差をつける!志望動機作成の極意
・想定される質問への回答を準備する:
よく聞かれる質問(自己PR、志望動機、学生時代に力を入れたこと、技術的な質問など)への回答を事前に準備しておきましょう。
・模擬面接を行う:
友人やキャリアセンターなどで模擬面接を行うことで、本番の面接に慣れることができます。

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面接対策0418

・逆質問を準備する:
面接の最後に、面接官に質問する機会が与えられます。企業や仕事内容、技術に関する質問をすることで、企業への関心や学習意欲を示すことができます。

ITエンジニアとして何か作成した経験がある場合、以下の項目も準備しましょう。

・技術的な質問への回答を準備する:
過去のプロジェクト経験や使用した技術について、深く掘り下げた質問がされる可能性があります。具体的な内容を説明できるように準備しておきましょう。
ポートフォリオの内容について質問されることも多いため、ポートフォリオの内容をしっかりと理解しておくことが重要です。

おまけ:コーディングテスト・技術面接

人気の高いWeb系企業では、プログラミングスキルを直接評価するコーディングテストと技術面接が課される場合があります。
あまり多くの企業で課されているものではないので、事前にその企業の選考形式をリサーチしておきましょう。

■コーディングテスト
コーディングテストは、与えられた課題に対してプログラミングで解決策を実装する試験です。
単なる知識だけでなく、応用力、問題解決能力、実装力が問われる実践的なテストです。
オンラインで実施されることが多く、制限時間内に問題を解く形式が一般的です。
使用できるプログラミング言語は企業によって異なり、事前に指定されることが多いです。

■技術面接
技術面接は、面接官と対面(オンラインの場合も含む)で行われる技術に関する質疑応答です。
コーディングテストで評価しきれない、より深い技術力や思考力、コミュニケーション能力などを評価する場です。
自分が選考を受ける企業の試験方式をしっかりと確認し、適切な対策を行いましょう。

よくある不安と解消法

そもそも就職活動は、将来を左右する大きなイベントであり、多くの不安を抱えるのは当然のことです。
特に変化の激しいIT業界では、技術トレンドや求められるスキルも日々変化しており、就活の変化も早い業界であると言えます。
ここでは、ITエンジニア就活でよくある不安とその解消法について解説します。

スキル不足への不安

「自分のスキルで本当にエンジニアとしてやっていけるのだろうか?」という不安は、多くのエンジニア志望の就活生が抱える共通の悩みです。
特に学校の課題でギリギリだった...という方やプロのエンジニアが活躍している姿を見たことがある人は自信を持てないことが多いでしょう。

しかし、日本のITエンジニア職において、初めから完璧なスキルを持って入社する人は稀です。
ITエンジニアにはコーディング以外にも組織のマネジメントや要件定義、運用/保守等、テストの多様な仕事があります。
どんなエンジニアも未経験から徐々に成長してこれらのスキルや専門性を高めています。
今スキルがないことは全く問題なく、その成長意欲こそ企業が欲する力であることを意識して次の行動に繋げましょう!

■解消のヒント
・入社したい企業の人に聞く:
入社時点でどのくらいのスキルが求められるのか、また入社後にどのようにスキルを成長させていけるのかについてまずは聞いてみましょう。
あなたが感じているよりも学生に求められるハードスキルは小さかったりします。

・客観的な自己分析:
自分のスキルレベルやその他の性格、能力を客観的に分析し、強みと弱みを明確にしましょう。
具体的に言語化し、客観的な自己評価することで、落ち着いて現状を把握できます。

・目標設定と学習:
そもそものスキル向上に取り組むのもよいでしょう。
その場合は現状のスキルレベルと、就職したい企業・職種で求められるスキルとのギャップを認識し、具体的な目標を設定しましょう。
目標達成のための学習計画を立て、着実にスキルアップを図ることが大切です。
オンライン学習プラットフォーム(Progate、Udemy、Courseraなど)、書籍、勉強会などを活用し、体系的に学習を進めましょう。
重要なのは、現状のスキル不足を悲観するのではなく、目標を設定し、計画的に努力することで着実にスキルアップするということです。

文系出身でも大丈夫?

「文系出身だとITエンジニアになれないのではないか?」「入社後活躍できるのか?」という不安を持つ方もいるかもしれません。
確かに、情報系の学科出身者の方が有利な面もありますが、文系出身で未経験でもITエンジニアとして活躍している人はたくさんいらっしゃいます
昨今のITエンジニアは、業務の多様化により、コーディング能力よりも学習意欲、論理的思考力、マネジメント能力、コミュニケーション力等が問われる場合が多くあります。
「文系だから...」と遠慮したり諦めたりする必要はなく、むしろその興味を積極的にアピールすることで重宝されるでしょう。

■解消のヒント
・論理的思考力のアピール:
近年のITエンジニア業界においては、サービスラインや顧客の求めるものの多様化によりプログラミングなどのハードスキルだけでなく論理的思考力やコミュニケーション能力を重視する傾向にあります。
面接などで、これらの強みを積極的にアピールしましょう。

・未経験者歓迎/ポテンシャル採用の企業を探す:
最近は、未経験者歓迎のIT企業も増えています。
これらの企業では、研修制度が充実していることが多く、未経験からでも着実にスキルアップしていくことができます。
スキルだけでなく、学習意欲やポテンシャルを重視する企業もあります。
面接では、IT業界への熱意や学習意欲をしっかりと伝えましょう。

・プログラミング学習への積極的な取り組み:
コーディング能力のスキルアップに取り組むのもよいでしょう。
オンライン学習プラットフォームやプログラミングスクールなどを活用し、自分の目指す仕事に必要なスキルから学習しましょう。

インターンには参加したほうがいいの?

「参加するかしないか」で迷われている方がいるのならば、間違いなく参加することをおすすめします
インターンシップからは選考優遇ルートが用意されていることが多く、
いわゆるインターン経由選考や早期選考に参加して、早く内定を獲得できる可能性が高まります。
一方で、インターンシップに参加できなかったからと言ってその企業に就職できなくなるといったことはかなり稀です。
本選考は一般的にインターンシップより選考難易度が大きく低くなります。
インターンシップ選考に挑戦したことなども交えながら意欲と能力を示すことで、採用される可能性が十分にあることは覚えておいてください。

■解消のヒント
・インターンに参加していない学生も意外といると考える:
インターネット上だけ見ているとインターンに多数参加している学生がほとんどなのではないかと錯覚してしまいますが、意外とインターンに参加していない学生は多いです。
・いつ内定を貰っても一緒ととらえる:
結局夏インターンシップから早期に内定をもらおうが、本選考で5月に内定をもらおうが、社会人になってしまえば同じ内定です。
興味のある企業であるならば諦めずに、そのあとの選考機会に向けて選考対策やスキルアップ等の準備に努めましょう。

まとめ

押さえるべきポイントの復習

この記事では、ITエンジニア就活をいつから始めるべきか、どのような準備が必要なのかについて、タイムライン、準備フェーズ、具体的なアクション、よくある不安とその解消法を解説してきました。
ここで、重要なポイントを改めて振り返り、今後のアクションプランにつなげましょう。

・早くから準備を始めること:
ITエンジニア就活は早期選考が多いため、大学3年生の夏頃から準備を始めるのが理想です。
遅くとも年明けからは本格的に就活を始めましょう。

・綿密な情報収集:
業界・企業研究、選考情報、技術トレンドなど、常に最新の情報を収集し、変化に対応できるようにしましょう。

・選考対策の徹底:
選考にはESから面接まで様々なフローがあり、企業ごとに課される選考課題も異なります。
基本的な対策を早めから行い、加えて企業ごとの対策を行っていきましょう。

・継続的なスキルアップ:
技術は常に進化しています。就活後も継続的に学習し、スキルアップを図り続けることが大切です。

・不安への適切な対処:
就活中に不安を感じるのは自然なことです。
この記事で紹介した解消法を参考に、不安と向き合い、前向きに就活を進めましょう。

これからのアクションプラン

ここから先は、実際に行動に移していく段階です!
以下のアクションプランを参考に、就活の全体像を立ててみましょう。

・自己分析: 自分のスキル、興味、キャリアプランを明確にする。
・情報収集: 志望企業・業界の情報を収集し、選考スケジュールや求められるスキルを把握する。
・スキルアップ: 不足しているスキルを補強するための学習計画を立て、実行する。
・選考対策: ES作成、Webテスト対策、面接対策など、各選考段階に応じた対策を行う。
・情報共有/相談: 就活仲間やキャリアセンター、メンターなどと話し、情報共有やアドバイスを受ける。

皆様の就職活動の成功を心より応援しております!

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