2025/8/21 更新 選考対策

【完全攻略】個人面接って何聞かれるの?|概要、頻出質問と企業の意図、マナーを徹底解説!【27卒、28卒】

  • 27卒
  • 28卒
  • 29卒
  • 個人面接
  • 就活
  • 面接対策

皆さんこんにちは、type就活です!

就職活動の選考プロセスにおいて、個人面接は避けては通れない最も重要な関門の一つです。
多くの学生が「うまく話せるだろうか」「何を聞かれるんだろう」と不安に感じているのではないでしょうか。

しかし、安心してください。面接官はあなたの完璧なプレゼンテーションを聞きたいわけではありません。
あなたの「人柄」や「考え方」を知り、自社でいきいきと活躍してくれる未来を想像したいのです!

この記事では、面接官の視点を踏まえ、よく聞かれる質問の意図から、対面・Webでのマナー、さらには面接後の対応まで、個人面接を突破するための全てを網羅的に解説します。

準備を万全にして、自信を持って本番に臨みましょう!

個人面接とは?基本の流れと種類

個人面接とは、応募者1人に対して、1人または複数の面接官が対話形式で選考を行う、最も一般的な面接形式です。
集団面接とは異なり、一人ひとりの学生に対して深く質問が投げかけられるため、あなた自身の個性や考えをじっくりと伝える時間となります。

個人面接の基本的な流れ

一般的な個人面接は、以下の流れで進みます。
全体の流れを把握しておくだけでも、当日の安心感に繋がります。

1. 入室・挨拶
2. 自己紹介・アイスブレイク
3. 面接官からの質問
4. 学生からの逆質問
5. 退室

選考段階による面接の違い

個人面接は、選考の段階によって面接官の役職や見られるポイントが変化します。

一次面接:
若手の人事担当者や現場社員が担当することが多いです。
主に、基本的なコミュニケーション能力や人柄、社会人としてのポテンシャルを見ています。

二次面接:
課長や部長など、現場の管理職が面接官となるケースが増えます。
自社で働く姿を具体的にイメージできるか、専門性やスキルが業務内容とマッチするかといった、より実践的な視点で評価されます。

最終面接:
役員や社長が面接官を務めます。
ここでは、企業理念への共感度入社意欲の最終確認、そして長期的に会社に貢献してくれるかという経営的な視点で最終判断がなされます。

そもそも、面接官は個人面接で何を知りたいのか?

面接官が知りたいのは「あなたが自社で活躍し、長く働き続けてくれる人材か」という一点に尽きます。

企業は多くの時間とコストをかけて採用活動を行っています。
そのため、「すぐに辞めてしまう」「社風に合わない」といったミスマッチは絶対に避けたいと考えています。
その見極めのために、面接官は以下の4つのポイントに注目しています。

1. 人柄・価値観:あなたがどんな人間で、何を大切にしているのか。
2. 自社との相性(カルチャーフィット):企業の文化や価値観に共感し、馴染めるか。
3. 入社意欲の高さ:数ある企業の中で、なぜ「この会社」で働きたいのか。
4. 将来性・ポテンシャル:現時点でのスキルだけでなく、入社後に成長し貢献してくれるか。

エントリーシートや筆記試験だけでは分からない、あなたの「生身の姿」を知るために個人面接があるのです。

【意図がわかれば怖くない】個人面接でよく聞かれる質問集

面接で聞かれる定番の質問には、すべてあなたの個性やポテンシャルを測るための「意図」が隠されています。
ここでは回答例ではなく、質問の意図を解説します。
単なる一問一答対策にならないよう、意図を理解し、あなた自身の言葉で回答しましょう!

自己紹介・ガクチカ・自己PRに関する質問

あなたの基本的な人柄や能力を知るための質問です。

質問例 面接官の意図
「自己紹介を1分でお願いします」 要点をまとめて簡潔に話す能力(要約力)と、あなたの人柄の第一印象を知りたい。
「自己PRを1分程度で教えてください」
「あなたの長所と短所を教えてください」
自分を客観的に分析できているか(自己分析力)。
どんなシーンでどんな強みを発揮できるのか(能力・強み)。
「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?(ガクチカ)」 目標に対してどう考え、行動したか(主体性・プロセス)。
その経験から何を学んだか(学び・再現性)。

▼コラム①:短所の「言い換え」って何?(クリックして展開)

短所について語るうえで非常に大事なのが「言い換え」を駆使することです。

面接官は、単にあなたの弱点を知りたいわけではありません。
むしろ、以下の3つの能力を見極めようとしています。

自己客観視能力:自分のことを客観的に分析し、理解できているか。
問題解決能力:自分の弱点から目をそらさず、改善しようと努力できるか。
誠実さとコミュニケーション能力:正直に自分を語り、相手に伝えようとできるか。
回答を構成する3つのステップ
短所を答える際は、単に弱点を述べるだけでなく、前向きな姿勢を見せることが重要です。
以下の3つのステップで構成すると良いでしょう。

短所を明確に述べる
まずは、あなたの短所が何かをはっきりと伝えます。

具体例と改善努力
その短所がどのような状況で現れるのか、具体的なエピソードを交えて説明します。
そして、その短所を克服するために、あなたがどのような努力をしているのかを具体的に述べます。

入社後への貢献
改善の努力を通じて得た学びや経験を、入社後にどのように活かせるかをアピールします。

短所を長所に言い換える具体例
短所を伝える際は、それをポジティブな表現に言い換えることで、より良い印象を与えられます。以下に例をいくつか挙げます。
優柔不断 → 慎重に物事を判断できる
心配性 → リスクを回避するために準備を怠らない
飽きっぽい → 好奇心が旺盛で様々なことに挑戦できる
頑固 → 自分の意見をしっかり持っている
負けず嫌い → 目標達成のために努力できる
人見知り → 相手の話をじっくり聞くことができる
神経質 → 細部まで気を配れる
ただし、仕事に直接関係ない短所(例:「背が低い」)や、社会人としてマイナスと判断される短所(例:「朝が弱い」)は避けるようにしましょう。


▼コラム②:ガクチカの深堀質問ってどんなことが聞かれるの?(クリックして展開)

代表的なガクチカの深堀質問一覧:

1. 背景・動機を問う質問
・なぜその活動に取り組もうと思ったのですか?
・その活動を始めたきっかけは何でしたか?
・活動を始める前と後で、あなたの考え方にどのような変化がありましたか?
2. 目標・課題設定を問う質問
・その活動において、どのような目標を立てましたか?
・目標を立てる上で最も重要視していたことは何ですか?
・活動中に直面した最大の困難や課題は何でしたか?
3. 行動・プロセスを問う質問
・その困難や課題を、どのように乗り越えましたか?具体的な行動を教えてください。
・なぜそのように行動したのですか?他の選択肢は考えませんでしたか?
・周りの人をどのように巻き込みましたか?または、周囲とどのように協力しましたか?
4. 成果・学びを問う質問
・その活動を通じて、どのような成果を得ましたか?成果が数値で表せる場合は具体的に教えてください。
・もし失敗した経験があれば、その失敗から何を学びましたか?
・その経験から得た学びやスキルは、今後どのように活かせると思いますか?
5. 価値観・自己分析を問う質問
・その活動の中で、あなたが最もやりがいを感じた瞬間はどんな時でしたか?
・活動を続けるモチベーションは何でしたか?
・あなたの強みや弱みが、その活動にどう影響したと思いますか?

➡自己分析のやり方はこちら
➡「就活の軸」を決める自己分析シートプレゼントはこちら
➡「自己紹介で何を話せばいい?」面接官の印象に残る構成&ポイント解説はこちら

志望動機に関する質問

企業への理解度入社意欲の「本気度」を測るための質問です。

質問例 面接官の意図
「なぜこの業界を志望するのですか?」 業界についてどれだけ理解しているか。あなたのキャリア観と業界の将来性が一致しているかを知りたい。
「なぜ同業他社ではなく、当社なのですか?」 最重要質問の一つ。企業研究の深さと、その企業でなければならない理由(志望度の高さ)を確かめたい。
「入社後、どのような仕事をしてみたいですか?」 入社後の働く姿を具体的にイメージできているか。企業の事業内容への理解度と入社意欲を測りたい。
「「5年後、10年後のキャリアプランを教えてください」 あなたの成長意欲と長期的な視点。自社で長く働き続けてくれる人材かを見極めたい。

「何か質問はありますか?」逆質問の攻略法

逆質問はあなたをアピールする絶好のチャンスです。
「特にありません」と答えるのは、入社意欲がないと見なされかねないため絶対に避けましょう。

なぜ逆質問が重要なのか?

・入社意欲の高さを示せる
・企業研究の深さをアピールできる
・働く上での疑問を解消し、入社後のミスマッチを防げる

もちろん本来の意味での「逆質問」も大切ですが、やはり面接では入社意欲を示すことをメインの目的に置くべきでしょう。

おすすめの逆質問の切り口

1. 仕事内容やキャリアに関する質問
◦「貴社で活躍されている若手社員の方に共通するスキルや姿勢はありますか?」
◦「入社までに特に勉強しておくべきことがあれば教えていただけますか?」

2. 企業の文化や働き方に関する質問
◦「社員の方々が感じる、貴社ならではの文化や風土についてお伺いしたいです。」
◦「〇〇という理念を浸透させるために、具体的に取り組んでいることはありますか?」

3. 企業の今後の事業展開に関する質問
◦「中期経営計画に〇〇とありますが、その達成に向けて若手はどのような役割を期待されますか?」

注意!NGな逆質問

・調べればわかる質問:給与や福利厚生、休日など、企業の採用サイトに明記されている内容を聞くのはNGです。
・「はい/いいえ」で終わる質問:会話が広がらず、意欲が伝わりにくくなります。
・ネガティブな印象を与える質問:「残業は多いですか?」など、待遇面ばかりを気にしていると思われる質問は避けましょう。

【対面・Web共通】知らないと損する面接マナーの基本

マナーは、あなたの人柄を判断する上での土台となります。
完璧である必要はありませんが、社会人としての基本を押さえておくことで、安心して面接に集中できます。

面接前の準備
項目 ポイント
持ち物 □ 受付表(QRコード等)のコピー
□ 筆記用具、スケジュール帳
□ A4サイズの書類が入るカバン
□ スマートフォン、モバイルバッテリー
服装 指定がないor「服装自由」はリクルートスーツが無難。
「私服でお越しください」の場合は、ビジネスカジュアルを意識しましょう。清潔感とTPOが重要。
・男性:ジャケット+襟付きシャツ
・女性:ジャケット+ブラウスなど
受付時間 5〜10分前に到着するのがベスト。早すぎても遅すぎても、企業の迷惑になる可能性があります。

当日の流れ(対面面接)

1. 受付:
事前に告知された受付場所に向かう。
受付の方に大学名と氏名を伝え、「〇時からの面接に参りました」と用件を伝える。
(場合によっては待機場所を案内される。)

2. 入室:
ドアを3回ノック。
「どうぞ」と言われたら「失礼します」と言って入室。
面接官の方を向き、「〇〇大学の〇〇です。本日はよろしくお願いいたします」と言って一礼。

3. 着席:
椅子の横に立ち、面接官から「お座りください」と勧められてから「失礼します」と言って着席する。

4. 面接中:
背筋を伸ばし、良い姿勢を保つ。手は膝の上に置く。話すときは、面接官の目を見て話す。

5. 退室:
「本日はありがとうございました」と座ったまま一礼。
立ち上がって椅子の横で再度「失礼します」と一礼。
ドアの前まで進み、面接官の方を向いて最後にもう一度「失礼します」と一礼してから退室する。

Web(オンライン)面接で特に注意すべき点
項目 ポイント
環境 静かで、背景に余計なものが映り込まない場所を選ぶ。バーチャル背景を使う場合は激しいものは避け、白などにするのが無難。
機材 事前にPC、カメラ、マイクの動作確認を必ず行う。顔が明るく見えるかどうかは要チェック。必要な場合は光源を足そう。有線のイヤホンマイクを使うと音声が安定しやすい。
目線 画面上の相手を見ても問題ないが、PCのカメラを見て話せると◎。相手からは、目を見て話しているように見えます。
リアクション 対面よりも反応が伝わりにくいため、相づちや頷きを少し大きめにすると、熱心に聞いている印象を与えられます。

オンライン面接には特有の注意点がいくつかありますね。
対面と同じくらい準備をしていきましょう。

お礼メールは必要?

面接のお礼メールは基本的には不要です。

OBOG訪問やメンタリング等、選考フローとは別に個別に対応いただいた場合はお礼メールを必ず行いましょう

実際に内定を勝ち取った先輩の体験談

【大手コンサル内定・Tさんの体験談】

私は面接が得意だと思い込んでいましたが、実際に面接を受けてみると、予想できない質問と緊張で全く思うように受け答えできませんでした

難儀なことに、志望度が高い会社ほど、緊張して実力を発揮することは難しくなります。

私もそのことでかなり萎んでいましたが、模擬面接を繰り返し行うことで上達することができました。
面接に自信のある方もそうでない方も、焦らず繰り返し練習することで、よりよい受け答えを目指して練習してみてください。

【大手メーカー内定・Yさんの体験談】

就職活動を始めた当初は、面接で完璧な回答をすることばかりに意識が向いていました。
しかし、面接は正解のあるテストではなく、自分という人間を企業に知ってもらうアピールの場です。
多少言葉に詰まったり、思うように表現できなかったりしても、自分らしさや仕事への想いが相手に届けば、それで十分なのかもしれません。

この考え方に変わってから、面接の結果も明らかに良くなりました。
もし面接がうまくいかずに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、完璧を求めすぎず、ありのままの自分を伝えることを大切にしてみてください。

➡先輩の就活体験談はこちら

面接の不安を解消するQ&A

Q. 面接で緊張してうまく話せません。どうすればいいですか?

A. 結論として、完璧を求めず、十分な準備と練習を重ねることが一番の対策です。

緊張するのは当たり前です。
「うまく話す」ことよりも「一生懸命伝えようとする姿勢」の方が大切です。
事前に声に出して話す練習をしたり、模擬面接を経験したりすることで自信がつきます。
本番では深呼吸をして、「面接官は敵ではなく、自分のことを知ろうとしてくれている味方だ」と思うようにしましょう。

Q. 話している途中で頭が真っ白になったり、沈黙してしまったら?

A. 正直に「申し訳ありません、少し考えるお時間をいただけますでしょうか」と断りを入れましょう。

焦ってしどろもどろになるより、誠実な対応が好印象です。
面接官もあなたが緊張していることは理解しています。
沈黙を恐れず、落ち着いて考えを整理する時間をもらいましょう。

Q. 「最後に一言ありますか?」と聞かれたら、何を言えばいいですか?

A. 結論として、最後の熱意を伝える貴重なチャンスだと捉えましょう。

面接で伝えきれなかった自分の強みや、その企業でなければならない理由を改めて簡潔に伝えるのが効果的です。
「本日の面接を通して、〇〇という点に強く共感し、ますます貴社で働きたいという気持ちが強くなりました。
本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」のように、感謝の言葉と熱意で締めくくりましょう。

まとめ:個人面接を受ける前に

個人面接は、あなたという素晴らしい人材を企業にアピールする機会です。
大切なのは、「用意した答えを流暢に話すこと」「完璧さをアピールすること」ではありません。
あなた自身の言葉で、正直に、そして熱意を持って対話することです。

面接官は、あなたの「未来の可能性」を見ています。
この記事で紹介したポイントを参考にしっかりと準備を行い、自信を持ってあなたらしさを伝えてきてください。

面接と就職活動の成功を心から応援しています!

執筆者

執筆:S.I.(東北大学4年 / type就活インターン)
大学3年次よりtype就活インターンに従事。現在はゼミでの卒論執筆に苦戦中。自身の就職活動で感じたリアルな悩みや役に立つ豆知識をtype就活のコンテンツを通して皆さんにお届けします

監修:type就活編集部 前原可奈
株式会社キャリアデザインセンター入社後、年間20件以上のイベント企画や就活記事執筆など、type就活のサービス運営を担当。
これまでに、累計5万PVを超える記事を執筆し、就活生向けの情報発信を行う。
公式X:https://x.com/typeshukatsu
公式Instagram:https://www.instagram.com/typeshukatsu/

就活を有利に、余裕を持って進めたい方へ!

■イベント・合説の情報はこちら

イベント一覧はこちら


■インターン・本選考の情報はこちら
イベント・セミナーのエントリーはこちら


就活はやることが多く、情報も溢れているので、その中から本当に自分に必要な情報だけを取捨選択していくことは、非常に大変だと思います。
そのため、「就活生のスケジュールに合わせたイベント情報・気になる企業からのスカウト、インターン情報や選考情報」を効率よく手に入れられる、というのが理想的ではないでしょうか?

type就活では、そんな忙しい就活生のために、必要な情報を皆様にまとめてお届けしています。

就活生の皆様は、type就活に登録をするだけ!
興味のあるイベントやインターンシップ、選考情報があれば、ぜひエントリーください!就活生のスケジュールに合わせて情報を発信していますので、「もっと早く動けばよかった…」ということがなくなるでしょう。就活を少しでも有利に、余裕を持って進めたい方は、ぜひtype就活にご登録ください!


>>>新規会員登録・イベントエントリーはこちら

2026卒向けイベント・説明会一覧 | type就活

\type就活限定イベント多数掲載/
新規会員登録はこちら!